見出し画像

「ぼくたちは勉強ができない」、最高だぜ!

社会人1年目。
どうにもこうにもミスを繰り返す私に、先輩がこう言った。

「あのさ。こんなもん、大したことないって。俺たちの仕事ってのは、ミスっても誰も死なないのが、良いところなわけ。お前がダムの作業員だったら、今回のミスって、下流全域が押し流されてるくらいのミスなんだけどさ。でも、どう?絶対誰も死なないんだから、全く気にすることないぞ」

ほへぇ〜と思い、癒されたあの思い出。

このコロナ禍、たびたびこの言葉を思い出す。

確かに、その通りでして、私、もしくは私の仕事関係のために、ブルーインパルスが飛行したりなんかしない。

医療従事者の方々には、最大限の感謝を捧げつつ・・・。
そんな甘いもんではないぞとお叱りをいただきつつ・・・。

少しだけ、羨ましく思う私である。

思うに、仕事それぞれ、もしくは人間それぞれ、何らかの「使命」を背負って、人々は生きている。

私の「それ」は何かいまいち不明ではあるが、最近、「週刊少年ジャンプ」の使命は何か、ってことに気付いた。

それは ー 。

少年を、性に目覚めさせることである!

私がジャンプを読み出した頃、「I"s(アイズ)」が掲載されていた。

あの背徳感たるや。

当時私は中学生であったので、「性」の初心者であったのだが、ヘビー級ボクサーのパンチを喰らったような、衝撃に襲われた。

胸だけじゃない!

お尻!そしてそこへの食い込み!てかった唇!それも、「性」なのか・・・!

目覚め、である。

その後、「いちご100%」という漫画が掲載される。これにも参った。女性の美しさってのは、決して一つだけではないことを知った。
奥ゆかしいあの子も、快活なあの子も、積極的なあの子も。
みんな素晴らしい。
私と小鳥と鈴と。小学生の頃、教科書に載っていたあの作品は、間違っていなかった。
みんな違って、みんな良い。
これが、真理である。

さて ー 。

私は今、最高に打ちのめされ、心打たれ、感銘を受けています。

先ほど、「僕たちは勉強はできない」という漫画の、17巻を読了したからです。

画像1

いやぁ・・・。

あらすじは、良い意味で必要なし。

鈍感な主人公が、
・文系が苦手な理系少女
・理系が苦手な文系少女
・勉強が苦手なスポーツ少女
・およびその他女性
にモテまくる、という学園ラブコメです。

こういう、「複数の女性にモテまくる」というハーレム展開においては、結局誰を選ぶの?という点が、論争の的となります。

「いちご100%」という作品が、結局そんなに好きになれないのは、そこが理由である。

だが、この作品。

極力、ネタバレは避けますが、序盤・中盤のハーレム展開を存分に満喫させつつ、最終的な着地、そこへの説得力も見事。
さらに、(私は連載は追っていませんが)「おまけ」まで、今後ついてくるという・・・!

「性の目覚め」という点でも、過剰なお色気描写は避け、それぞれの女子の「萌え」に特化したことが、秀逸。

すげえ。

今、私は32歳の、テレワークにかまけて、太り・無精髭伸びっぱなしのおっさんですが、気分は高校生になっています。

本日、布団に入ったら、もしかしたら高校生にタイムリープしているかもしれない。

そしたら私は、自分の教室を見渡し、隣の教室も、向かいの棟の教室も、すべて見渡し、それぞれの女子をただひたすら眺めるでしょう・・・。

気持ち悪いこと言ってしまいましたが、と同時に、眺めるだけなら、昔の自分と変わんねえな。

ということで、もし胸きゅんしたい方、特に男子、お時間あればどうぞ。

次の単行本の発売が楽しみです。


この記事が参加している募集

コンテンツ会議

自分に何ができるかはわかりません。 しかし!夢への第一歩として、一層精進いたします。 どのような形でも、読者の方々のリアクションは励みになります!