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妻に、「まちがいさがし」をやらされる

始終そして終始イライラ&カリカリしている、うちの妻でありますが、最近は荒ぶった気炎というよりも、最高温度に安定した青い炎状態になっており、私はそれを密かに、
「鬼火」
と呼んでいる。

鬼火モード、決して周囲に邪気を、いたずらにふりまくものではない。
むしろ、一見すると、にこやかですらある。
ただし、実際のところ、触れれば火傷どころか炭化しそうな高温なのである。

なぜ妻が鬼火モードなのかというと、コロナの影響が大半を占めている。
うちの妻は、相当にコロナを恐れており、その姿勢は、分科会の尾身会長が知れば、表彰するほどである。
コロナに限らず心配性だが、だいたいは杞憂に終わるか、証明しようもない将来(2060年頃の日本社会とか)の話なので、どうなるわけでもないのだが・・・

ここにきて、コロナさん大爆発。

今が第二波なのか三波なのかもうよくわからんが、さざなみ程度だった頃から、警戒にあたっていた妻としては、わが意を得たり。予言的中な気分。

さらには、、、
4月から育休も明け、仕事復帰が目前。同時に娘を病院へ定期健診に連れてったり、娘の保育園手続きをやったり、もう鬼気迫るテンションなのであります。
もちろん、私が担っている領域もあり、負担を折半しないといけないのですが、心配性+せっかちの合併のため、結局妻がやっていることが多い。
ここは真摯に、反省しなければなりません。

そんな妻から、最近は、「まちがいさがし」をさせられます。

不意に、「これ、見て」と書類やニュースを見せられ、「何がおかしい(と「あたし」が思ってる)と思う?」と訊かれるのです。
望む答えを返さなければ、夫・父・人間、いずれの次元でも減点されてしまう、そんなプレッシャーがある。

先日は、保育園からの「おてがみ」でした。

来た!
狼狽える気持ちを押さえて、何とか差し出されたものを見る私。
どっち方面だろうか。
フェミニスト方向か、多様性方向か、はたまたコロナ自粛方向か。

読めば、「来週に控えている鼓笛発表会のお知らせ」で、
・感染対策のためにも人数は親御さんだけで
・把握のためにも、参加氏名を記入の上、担任に提出を
という、一見穏便なものだった。

だが、妻が私に送る視線は、「あたしには不満がある」ことをギラギラと伝えてくる。

「あれか。この、、、親御さんって表現は、決めつけ過ぎるよね。いろんな家庭があるんだから、保護者って書くべきだよね」
「もしくはあれだよね。別に紙ベースでやらなくて、メールとか登録フォームでやればいいのにね」
「いや、男の子と女の子の衣装が違うのは、今の時代にそぐわないよね」

等々答えたが、いずれも「それもそうだけど違う」と首を振った。

妻が求めていた答えは、、、
親御さんの参加は「強制ではなく任意」です という一文、子供の発表会を人質にとっておきながら、「任意」ってのは、責任回避であり、むかつく
というものでした。

難しいね。

ほっておけば良かったんですけど、
「君みたいなひとが、市議会選挙を、謎の政党名で立候補するんだろね」
と私が言ってしまったので、鬼火が加速しました。

以下、鬼火モードを加速させている、最近の出来事羅列。


・区から指定された娘の定期健診の病院のHPをみたら、
「治療ではなく治癒を目指している」
「キラキラした人生をおくるため、ハイヤーセルフと対話しよう」
「だいたいのことは、食材に気を付ければ大丈夫」
など、電波なブログが載っていたことへの愚痴

これは致し方ない。治療をしろ、治療を。


・福岡も緊急事態宣言の対象になることに対して、「やはり年末年始に帰省しなくて良かった」という勝ち誇り

仕方ないことと言えるが、そもそもの誤解として、東京出身のうちの妻は、私の実家周辺を、八つ墓村みたいなクローズドな環境だと思っている。


・「うちの家って、ずーっと洗濯機の騒音が鳴っててうるさいよね。」
と私が失言し、怒られる。

事実だとしても、ずーっと洗濯をしてくれている妻に言うことではなく、私が悪い


というような、緊張感溢れる模様であります。
ていうか、まちがいさがしのまちがいのほうを、私が選びすぎてるだけなんですけど。

早く鬼火モードも解除してほしいです。

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