#11 感想「嫌われる勇気」〜あなたの人生は「いま、ここ」で決まる〜

こんにちは。わいざんです。アドラー心理学を説いた「嫌われる勇気」の感想を各項ごとに毎日綴ってます。

本日は人生が「いま、ここ」で決まる話。第一章の最後の項ですね。

ここは非常に重要なテーマが語られているのかな、と。「人は変われる」というのなら、具体的に何をすればいいのだ?という青年に対し、哲人が答えたのは「今のライフスタイルを捨てろ」という話でした。

ここで今のライフスタイルを捨てれないのは変わらない自分への言い訳という言葉が出てきます。

これはグサッと刺さりましたね…

ここでの例え話として、小説家を目指す友人の話が出てきます。その友人は、仕事が忙しくてなかなか小説を書き上げることができない。

時間さえあれば作品を作り、賞に出すことができると言います。

可能性の中に生きてるってことです。もし、賞に出して落選してしまったら、その現実を受け止めなければならない。

その現実を直視するくらいなら…忙しいからできないという言い訳をして、自分を守ってる感じです。

これは本当に刺さる。痛いほどこの気持ちはわかります。

正直にいうと、僕も可能性の中に生きていると思う。それも、自分の得意だと思ってることほど。

最近、やったことないことやできないごとにチャレンジしてるのですが、これに関しては確かに始め時は勇気はいるのですが、そこを乗り越えるのは意外と簡単にいけちゃうんですよね。

そもそもできないことだから、恥をかくというところだけ乗り越えれば、自分が傷つくことはないのです。

まわりに笑われたり、バカにされても「まぁできないことだし、チャレンジしてることがすごい」と思えれば、特に難しくないと思うんですよね。

一方で、得意だと思ってることを世の中に裁かれるのは怖い。

哲人の言うことはもっともです。賞に出して落選して、結果を受け止めて成長する、もしくは向いてないと諦め別の道を探す。

もっともな話なんですが、非常に恐ろしい。自分が否定されてるように感じる。

ただ、目の前の課題から逃げて、やるべきことを先延ばしにしてると人生の大事な時間が流れていくばかり。

ここに書いてある「これまでの人生に何があったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない」というアドラーの言葉。

これは、過去のトラウマもそうですが、僕には今、ここで自分のやるべきことをやって、それで失敗したり足りない現実を突きつけられたとしても、それは未来には関係ない。

そんな風に言ってるように聞こえました。

傷つくのが怖くて、可能性の中に生きて未来を保留する。

そうでなく、結果を出してショックを受けたとしても、それは未来の自分に影響しない。

そう考えると勇気が出る気がしますね。アドラー心理学は勇気の心理学。納得です。


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