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パリ パンオレザン 時差ボケ

離陸してから約12時間。
やっと…と思いながらも、機窓から地上を見下ろした時に広がる
フランスの広大な農地といかにもヨーロピアンな住宅街はいつ見てもテンションが上がります!

この景色を見ると、パリにきた!と実感が沸き、一瞬で疲れも眠気も吹っ飛びます。
パリには人を魅了する何かがある。不思議なことに、そう思う人は私一人ではないはず...
幾度となくパリに行く機会のある我々CAにとってもパリは今も昔も超人気の路線です。

出国手続きを経て、空港を出ると一緒にフライトしてきたパイロット、CA全員で会社の手配する大型バスに乗車。

ホテルについてからは次の出発便に合わせた集合日時、集合場所(大体宿泊しているホテルのロビーに集合している)を確認してそこから先は三々五々が基本です。

日本時間では何時なのか考えたくない時差でも、せっかくだからと一緒にフライトしたメンバーで近くのビストロで食事をする時もあれば、睡眠を優先する時も。
正直、気分とメンバー次第。笑

今回は食事会は断り、近くのスーパーで
生活に必要な食料品を買いに行き、
そのままベッドイン。

美容命と思われがちなCAの実態はこんな感じです。笑
体力仕事なので。
真夜中に起きて大慌てでメイクだけ落としてまた爆睡。

そんな感じで初日を過ごすと、ヨーロッパでは明け方(ほぼ真夜中の時間)にキリッと目が覚めます。
完全な時差ボケです。明け方にゆっくりお風呂に入り、5時頃ホテルの部屋を出て、
パリのセーヌ川沿いのお散歩をよくします。

長い冬を越えた春のパリは空が高く、
青い空に白い雲が良く映える。
街を歩くだけでパリジェンヌになれたような気持ちになれて、
道行く人もジーンズとTシャツなのにどこか日本と違って洒落て見えるんです。

たまたま通りがかったカフェで朝ごはん。
初めてパリに行った時からパンオレザンが気に入りパリのベーカリーで買うのは決まってこのパンなのです♪

パリの定番のエスプレッソは飲めないので「アンカプチーノ」とそれらしく頼み、
甘いサクサクのパンオレザンを食べる瞬間はまさに至福の時♪

パリの美しい街並みと歴史ある文化は自分がそこに居るだけで幸せ度数がぐっと上がるような気分になりますよね。

幸せなひと時なのだけど。

この空気を一緒に感じたい、
この幸せを感じて欲しいと、
家族や大切な人の顔が浮かぶと少し寂しくもなります。

それもまたノスタルジックでパリらしいのかもしれないですね。
この寂しさがあるから、
日本に帰国した時の喜びたるや。笑

そんな一抹の寂しさも覚えつつ、
目の前の幸せ=パンオレザンを食べながら

さて、今日はどこを散策しようかな。
と考えつつ
ゆっくりと過ごせるこの時間に感謝です。

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