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映画「おかえり、ブルゴーニュへ」ワイナリーの子供たちの人生模様

原題 Ce qui nous lie
公開年 2017
製作国 フランス
監督 セドリック・クラピッシュ
キャスト ピオ・マルマイ、アナ・ジラルド、フランソワ・シビル他
評価(10段階): ★★★★☆☆☆☆☆☆

ひたすら美しいブルゴーニュのワイン畑。
それだけで見入ってしまう。

冒頭は印象的な独白から始まる。

子供の頃、毎日窓の外を見て思った 毎朝違うと。
あの頃は-日々変化があると思ってた すべては変わり続けるものだと
でもやがて知った ここでは何も変わらない

父が危篤だという知らせを受けて10年ぶりに故郷に戻ってきた長男のジャン。
故郷ではワイン造りを続ける妹のジュリエットと、養子に入ってワイン造りを学ぶジェレミーが待っていた。

母が死んだ時には連絡も無く葬儀にも来なかったジャンへのわだかまり。
遺された家と畑は3人で共同所有となっていて、3人の同意がなければ何もできない。
色々問題はありながらも、それでもなんだかんだ兄弟仲良しでほっこりした。

オーストリアに彼女と息子がいるジャン。オーストリアでは自身のワイン畑も所有している。
ブルゴーニュに残るのか、オーストリアに帰るのか。どんな決断をするのか最後まで読めない。

1年の滞在で故郷や父親と向き合い、前向きに人生を歩み始めたジャン。
ジュリエットも自分のワインを造る覚悟を決め、ジェレミーは義父に言いたいことを言うことができて自立への第一歩を踏み出す。

ブルゴーニュの雄大なワイン畑が広がる景色を堪能できて、それだけで満足の一本だった。

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