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「みりん」が発酵調味料だったとわ!

さて、今日は「みりん」です。
みりんは調味料と認識があったものの、発酵させて作る調味料ということは、食や料理の知識を学んで初めて知りました。

では、「みりん」はもち米と米麴、焼酎を発酵させて作ります。
甘みとアルコール分が特徴。
歴史を遡ると、江戸時代には甘い酒飲料として親しまれていたり、
戦前までは米同様の高級品として料亭で使われていたそうです。
(本みりんは料理教室で味見をさせられることも多かったです)

みりんの特徴
・麹によって生み出される糖分が奥深い香り。
・旨み豊富
・アルコールが食材の臭みを消す。
・味を染み込みやすい。
・煮崩れを防ぐ
・食材に照りツヤを出してくれる。
7つの役割を果たしてくれるなんて素晴らしい!!

ここから
みりんの種類紹介

本みりん ・・・ 
アルコール分が約14%  

新式製法のみりん 
原材料(もち米、米麹、醸造アルコール、糖類)
作り方(蒸したもち米と米麴にアルコールと水飴、添加物を加えて味を調味する)
40日くらいの短期間でできる


旧式製法(伝統製法)
原材料(蒸したもち米、米麴、本格米焼酎のみ)
作り方(2〜3ヶ月発酵させ、さらに熟成させる。そのあと袋に入れてろ過し、タンクに入れて貯蔵する。)色が濃く、香りとうま味が濃い。

!これからはちょっと番外編!

◉みりん類似調味料 
酒税法の規制を受けず、どこでも安価に買えるよう考え出されたもの。
発酵調味料とみりん風調味料の2つのタイプがある。
   

・みりん風調味料(アルコール1%未満)
発酵させずにデンプン、水飴などの糖類、酸味料などをブレンドしただけのもので、みりんの類似品として成分をみりんに地かずけたもの。
   

・発酵調味料 
アルコール分を含み、みりんと同じような調理効果があるが、糖類、塩などをブレンドして飲めない状態に仕上げたもの。料理酒、料理ワインもこの仲間。
     
※ここでいう発酵調味料とは一般的にいう「原料を発酵させた調味料ではなく、本みりんの条件を満たさない類似調味料を分類するために公正取引員会が定めた名称。 

みりんのプラスワン情報       
健康的な趣旨の料理教室では、お砂糖は使いません。しかし甘味をつけたいそんな時にみりんを使っていました。料理酒も基本使いませんので、アルコール分が含まれたみりんは一石二鳥なんですね!(気になったかたは是非お試しを)

以上。今日はみりんをご紹介しました。
いかがでしょうか?

みりんと一言でいっても、全く違うんですね!
では、また明日〜。
                        


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