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サステナブルな新規上場

どうも、Yusugeでございます。

ついに、Allbirdsの株式が公開された。

これまでAllbirdsについて存分に語ってきたが、簡単におさらいをしよう。
Allbirdsは従来の石油由来とは異なり、ウールやユーカリといった天然素材を使用したサステナブルシューズ、およびアパレルを展開しているブランドである。

今回の株式公開の最大の特徴は、SPOのフレームワークを適用している点である。
SPOとは、Sustainability Principles and Objectivesの略であり、直訳すると持続可能な原則と目的である。
正直、あまりピンとこないので、Allbirdsのホームページを見てみよう。

第一線の専門家チームが開発した新しいフレームワークです。社会的意義を果たす社会的企業を評価する、新しいビジネスの枠組みです。
(出典:Allbirds HP)

実際に、AllbirdsはB Copと呼ばれるステークホルダー(従業員、顧客、サプライヤー、コミュニティ 、環境等)に対して社会的責任を果たすことと、経済的成長を両立しているビジネスに与えられる認証をすでに取得している。

そして、今回新たに下記6つのSPOフレームワークを開発した。
個人的に、二番目のPurposeは目的ではなく社会的意義の方が意味合いとして正しい気がしているが、ホームページに準じた。

1. ESG Rating(ESG評価)
2. Mission and Purpose(ミッションと目的)
3. Climate and Environment(気候と環境)
4. Value Chain(バリューチェーン)
5. People(人材)
6. Governance(ガバナンス)

以上より、SPOフレームワークを適用した新規上場とは、ビジネスにおける利益を追求することと同時に、地球環境に責任を果たすことを意味している。
これまでの上場は利益追求のみであり、地球環境に責任を果たしている企業は上場してないケースが多い。
あのパタゴニアでさえ非上場であり、むしろ脱成長企業としてのスタンスをとっている。

今後、第二、第三のAllbirdsが現れることは間違いないだろう。

それでは。

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