新品が売っていないお店
2021年秋冬新作が着々と店頭に並べられようとしている。
ファッション業界において、年2回店頭ラインナップが大きく刷新される。春夏と秋冬である。ファッション感度の高い消費者はこの時期からコートを買うのは決して珍しくない。わたしはすでにとあるお店でストールの受注予約を終えている。
そんな中、パタゴニアがユニークはポップアップストアを渋谷にオープンさせた。コンセプトは “Worn Wear” である。
Worn Wearとは、「着古した衣類」の意味で、同社で2013年より取り組まれている。リペアしながら顧客が所有しているプロダクトを一年でも長く着用してもらうことを目的としている。よって、このポップアップストアでは新品は一つもなく中古品が並べられることになる。
この取り組みは日本人に対してサステナビリティにおけるリテラシーの向上ではないかと、わたしは感じている。大量生産されたプロダクトをセールで購入する消費行動のあり方、最終的に売れ残ったプロダクトが廃棄される社会構造は果たして人々、地球にとってクリーンなものだろうか?
パタゴニアはわたしたちに本当に欲しいもの、必要なものを購入しているのか問いている。
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