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【多様性の科学】集合知

どうも、Yusugeでございます。

2022年、3冊目の本を読み終えました。
ということで、『多様性の科学』について紹介する。

正直、この本を読んで多様性の見方が広がった。
これまで人口統計学的多様性(性別、人種、年齢、信仰など)の違いについて意識はしていたが、認知的多様性(ものの見方や考え方)についてそれほど意識していないことに気がついた。
そして、この本には認知的多様性について、科学的な観点からいくつか事例が記されている。

例えば、集合知について考えてみよう。
賢者の集団か愚痴の集団かの決め手は、集団一人ひとりの認知的多様性である。
たとえ一人ひとりが知識が豊富であったとしても、お互いに知っていることが似ていると集合知が発揮しづらい環境となる。

一方、一人ひとりが知識が豊富、かつあらゆるバックグラウンドを持った集団である場合、問題空間を幅広くカバーすることができる。
例えば、サッカー英国代表は2016年からサッカー関係者だけでなく、元ラグビー代表ヘッドコーチ、IT起業家、陸軍士官などを加えた。
このような環境を作れない要因として、人間は居心地のいい環境に身を置きたいという習性が働くからである。

他にも、心理的安全性、融合のイノベーション、ネットワーク理論など、どれも示唆に富んだ事実や考察が記されている。
すべて記事に起こしたいが、気が向いたら書いてみようと思う。

それでは。

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