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本物は伝わる

久々にテレビを観てグッときた。

昨日放送された特番「千鳥の芸人C-1グランプリ」の企画の一つである、元野球部芸人ホームランダービーが予想を反してハートフルな作品であった。
ルールは、20球中何本ホームランを打てるかといういたってシンプルな企画である。なお、プロではないためフェンスは70mに設定されている。

詳細は割愛するが、バラエティとは無縁の野球を愛する芸人達が真剣にホームランを打ちに挑んでいた。正直こんなに打つとは思わなかった。しかも、全員が他の選手を鼓舞しながら、まさにみんなでホームランを目指す姿に思わず笑い感動した。他の企画ががっつりお笑いであったため、よりこの企画が際立っていた。本当はハイライトを言いたくて仕方がないのだが、TVerにその役目を委ねるとする。

テレビは良くも悪くも視聴率至上主義である。大多数のポジティブではなく、少数のネガティブを切り取り、丁寧に誇張し、大多数風の顔をしている。たとえ美味しくなくても美味しいと言わなければならないグルメコメントも見ていて痛々しい。TVCMも同様に胡散臭いプロモーションに辟易している。だから、昨年からテレビとの距離を置き、本物を伝えてるものに絞っている。

視聴者を侮ってはならない。視聴者は本物を見抜くことができる。特に、ミレニアル世代やジェネレーションZのような若い世代は、その傾向が顕著である。それは消費行動にも反映されており、ブランドストーリーに共感し、購入している。それは本物が伝わっているからだ。

野球魂がみぞみぞしてきた。

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