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【進化思考】モノづくりの本質

どうも、Yusugeでございます。

本日は珍しく、ある一冊の本を紹介させていただきたい。
その名は、『進化思考 生き残るコンセプトをつくる「変異と適応」

500ページを超える本であるが、著書のモノづくりへの愛情がたっぷり詰まった時代に左右されない普遍的な本質が記されていた。

すべてを説明するには情報量が多すぎるので、ハイライトを下図に示す。

進化思考

(出典:NOSIGNER)

著者の言葉を借りると、創造とは、バカになるプロセス(変異=HOW)秀才になるプロセス(適応=WHY)の二項対立したプロセスを繰り返しながら生まれるものであり、その進化ループを何度も回すことでコンセプトが自然発生する。
このプロセスに至った前提として、そもそも人よりも自然のほうが創造がうまいという発想が面白い。

私自身、仕事を通して適応、すなわちなぜブランドとしてそれを作るのか、本質的な理由をとことん考えてきた。
特に、進化思考における系統(過去)および予測(未来)は数年前より実践しており、その重要性を身をもって体感している。
一方で、変異、すなわちアイデア出しのところは重要視していなかったと反省した。

しかし、この本を読んで、変異と適応は違う性質のプロセスであり、慣れないうちはこれらのプロセスを完全に切り分けて行き来することを学んだ。
また、コンセプトも同様に変異(先鋭的な手段)と適応(普遍的な願い)の二種類あることは発見であった。
個人的に、NIKEの例が腹落ちした。

コンセプト(変異):Air Max
コンセプト(適応):Just do it.

もしこの記事を読んで少しでも興味を持っていただいたあなたは本を手に取る、もしくはこちらのホームページを見ていただきたい。

それでは。

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