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人生の先輩が見せてくれる、なまの生き様の力

人生の先輩のお見舞いに行った。
一生懸命に働いて、地域のためにもたくさん力を尽くして、
90歳近い今でも自分の歯で食事ができるくらい、
ご自身の体もケアしながら、生きてこられた。
立派だなあ、と、つくづく思う。

どんなに輝かしく活躍した時期があっても、
みんな最期は、体の機能が衰えていく。
意気盛んな時期を知っていればいるほど、
傍で見ている者としては、寂しさを覚える。

「まあ、よく頑張ってきたなあ、と思うよ」と、
ご本人の口から出てきた言葉に、私は大きくうなずいた。
ご自身の人生を振り返って、満足そうにされている姿を見て、
素敵だなあ、と思った。

私も、そんなふうに、悔いなく生きたい! と、思い直した。

やってみたいことがあるのに、こわくて、勇気が出なくて、
「え~! 私には無理!」とか、
「他にやらなければいけないことがあるから」とか、
言い訳しながら過ごしているうちに、最期の時が来てしまったら、
その時に後悔しても、手遅れだから、
ものすごく悲しいだろうなあ、
そんなことが、リアルにイメージできた瞬間だった。

人生の先輩は、いつどんな時でも、ご自身の生き様から、
こうして私に示唆を与えてくれる。
ありがたい。

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