エアリズムマスク発売に見るユニクロのスタンス
こんにちは
先日ユニクロからエアリズムマスクが6/19に発売されることが発表されました。マスクの需要ピークの頃から発売が噂されてましたので、けっこう後発で世に出すようです。
マスクを率先して作る企業
先般、数多くの企業がマスクの製作と発売を発表していました。
増税・暖冬・コロナの三重苦に陥っていたアパレルにとっては数少ない売れる可能性が高い商品でした。また、それ以上に世に対して自らの力を還元したいとの気持ちを抱えてマスクの発売を決めた企業がたくさんありました。
自転車業界でもそういった企業はありました。マスク不足と言われていた時期、バスや電車に変わる移動手段となる自転車を販売する自転車店は店を開き続けていました。当然、マスクが手に入らず不安の中で営業していた店舗スタッフもたくさんいましたが、自転車アパレルメーカーに止まらず布製品を扱うメーカーがマスクを制作し、供給を開始していました。
本業からスイッチしてマスクをつくった企業には未曾有のコロナ禍に対する具体的なアクションをとったことに称賛を送りたい気持ちです。
とうとうマスク発売を迎えるユニクロ
さて、後発ユニクロはマスク不足も概ねおさまってきたこのタイミングで発売となりました。エアリズムマスクは次のような商品らしいです。
・3枚入り990円
・サイズ:S~L
・特許申請中3層構造
ざっくりですが、しっかりと商品化されていることが伺えます。
また、発売を知らせる記事の中では、継続して販売し購入者の声を元に改善を図っていく、ということも語られていました。
ここら辺を見るに、エアリズムマスクはスポット商品というわけではなく、サイズ・価格・機能を調整して他の商品と同じく企画開発の工程をへて、コロナによって創出されたマスク需要をとるための定番商品として開発されているのではないでしょうか。
ユニクロは高品質・低価格・マス向けのアパレルメーカーですから、マスクはまさにうってつけの商材でしょう。1億人が洗えるマスクを数枚所持する、と考えるととてつもない市場が発生してきています。
世の力になりたいといち早くマスクを出した企業に対して、ユニクロは自社の本業や商売のスタンスがブレることなくこの事態に対応したことが伺えます。
ユニクロというかファーストリテイリングが社会貢献に積極的な企業ですから、コロナ禍においても社会に対して自社が何をできるかということを冷静に考えられていたんだと思います。
エアリズムマスクはユニクロの本業と社会貢献がマッチした素敵な商品でしょう。売れると思います。