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海外に行けば英語ペラペラになれるの?

海外に行けば英語が話せるようになる!!!
そう信じて海外へ行く人は多いと思います。

極端な例だと、英語を話せるようになりたいから海外に行きたい!なんていう目的と手段が逆転してしまっている人に会ったこともあります。

果たして海外に行くだけで英語は上達するのでしょうか。

ただ海外へ行くだけでは上達しない

結論から言うと、単に海外へ行っただけでは英語は残念ながらそこまで上達しません。

考えてみてください。

ジムに入会すれば自動的に痩せますか?

もちろん、ジムに入会したのおかげで以前よりも運動量は増え、多少は痩せるかもしれません。

しかし、本当に効果を出すためには「入会したから安心!あとは何もしなくても大丈夫!」という考え方をやめ、入会後も努力し続けないとダメです。

同じ時期に同じジムに入ったはずが、人によって効果の程が異なるのは、それぞれの努力の量の差から来ています。

努力は正しく積み重ねさえすれば必ず効果は出ます。
特に語学の勉強においては。

でも英語力0→ペラペラになっている人もいるよ?

英語力0で海外へ行って帰国後にTOEIC900点!というような人たちは、たいていは海外にいる間にかなり勉強しています。

引きこもって勉強しまくった例

私の知り合いの妹が、カナダに一年住んでいました。彼女の日本出国時のTOEICは340点で中学英文法の基礎も出来ていませんでした。カナダへ来てからまともなコミュニケーションがとれず、友人も作れなかったのでひたすら部屋に閉じこもって毎日英語の猛勉強をしていたそうです。帰国後に受けたTOEICの試験では850点を取りました。

英語環境に徹底して身を置き研鑽、伸びた例

別の知人のケースです。彼女は海外の専門学校に通いたかったものの、英語力が足りなと言われていました。彼女はフィリピンに短期留学して英語漬けの日々を送り、TOEICの点数を400点台から700点台までのばしたそうです。フィリピンにいる間は遊ぶ暇もなく、ひたすら英語のことばかりを考えていたそうです。

このように努力すれば当然ながら、目に見える形で英語力はついていきます。

何となく来てダメだった例

逆に英語があまり出来ないまま海外へやってきて、努力せずになんとな~く日々を過ごしていた人たちも大勢知っていますが、大して実力がつかないまま帰国していった例がほとんどです。

こういう人たちは日本語環境に身を置いていたり、同じような英語レベルの人たちとだけずっとやりとりしています。間違った英語を使い続け、自分よりレベルの高い英語に触れる機会がないので伸びません。

基礎がしっかりしている場合

基礎がしっかりついている場合に限っては、英語環境に身を置くことによりリスニング・スピーキングに慣れていくことで、これといって机に向かうような勉強をせずとも英語力がかなり上がったりはします。

海外に来て、机に向かう勉強しないでも伸びるのはリスニングとスピーキングです。リーディングとライティングは意識的にするインプットがないとなかなか伸びません。

「挨拶くらいしかできなかったのに英語力がめっちゃ伸びた!」というような人は英語の音に慣れていなかっただけで、基礎はしっかりしていたというケースが多いです。

海外に行かなくても英語力はつけられる?

ぶっちゃけ、英語力をつけたいだけならば日本でもできます。

先に挙げた成功例の二人なんかは、引きこもって勉強ばっかりするなら海外に行く意味はあるの?と思う人もいるでしょう。

ところで、あなたは英語が好きですか?
「英語を勉強する」ことが好きでしょうか?

好き、というのは誰に何を言われずとも、むしろやるなと言われても勉強しちゃう!やめられない!止まらない!かっぱえびせんみたいな状態です。

安心してください、私自身も別に英語を勉強するのは好きではないです。別に何も間違っていません。

しかし、人間は好きでもないことは、理由がないとなかなかできない面倒くさがりな生き物なのです。

もし、あなたが英語の勉強に対してやる気が起こらないで困っているなら、自分を責めないでください。やる気が出ないのは、あなたにとってやる気を出すのに十分な理由がないからなのです。

どうしたら英語学習を頑張れるのか

頑張るための理由がないから頑張れない?
簡単です、理由を作ればいいのです!

  1. 理由・目的を作る

  2. もしくは、やらないといけないような状況に身を置く

前者のケースでは、例えば「アメリカのこの大学に入りたい!」→「そのためにはTOEICで800点数を取らないといけない」とか「英語を使ったこの仕事がしたい」→「必要な資格を取るために英語試験をパスしないといけない」というように頑張るための目標を設定しましょう。


後者のケースですと「英語を使わないと生きていけないような環境に身を置く」でしょうね。

先に成功例として挙げた二人は、まさにこの方法を取ることで英語をがむしゃらに勉強せざるを得なくなり、実際に行動したのです。

いや、彼女たちは日本でも同じように出来たのでは?と思うかもしれませんが、日本にいた時にはどうしても気持ちの面でそれが出来なかったのです。


英語学習で行き詰ってしまっている人は、自分が何故、そして何のために英語を学ぼうとしているのか。見直してみるといいかもしれません。

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