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【錆びて動かなかっただこころの秒針…⑥】


前回からの続き…。

素敵な女の子のお母さんが
材料を一緒に買いにいく?と
誘ってくれていた事を思い出した。

そして
その日の朝になった。

下の子供を
幼稚園に送り出してからの出発。

相変わらず素敵なお母さんの横顔を見ながら
材料が売っているお店へと車を走らせた。


何処にでもあるような
ショッピングモールの中に
そのお店はあるのだが

ビーズのお店だけは
空気感が少しだけ違っていた。


キラキラと眩しいぐらい輝くビーズたち…
そして、たくさんのパーツたち…


わたしは
夢の国にでも来たかのように心を弾ませた。


その中でパッと目を引いた存在…

これが
わたしとさざれ石との初めての出会いだった。


色々な種類に大きさ…
その姿に思わず心を奪われた。


これで作品を作りたい!

並んでるさざれ石を
端から全て取り
それをカゴの中にいれた。


そして
キラキラと輝くガラスビーズたちも
そのカゴの中にいれてレジへと向かった。


彼女?彼?
なんて呼べばいいか分からないけれど

「はじめまして」
わたしはそう心の中で言った。

そして
「どうぞ宜しくお願いします」


ただの材料じゃないか…

そんな風に思うかもしれない…

だけど
わたしは声をかけたくてしかたがなかった。

さあ
だんだんとワクワクしてきた…。


たくさんのさざれ石を手にして
どういうデザインにしようかな…
ここからは嬉しい悩み事の始まりだ。

どんな姿になりたい?
どんな風に生まれ変わりたい?

色々な事を考えながら
その日は眠りにつくことにした…。


続く…


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Yuzu.yuzu..

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