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若い頃の海外旅行にはあの時にしか感じられない何かがある

私がもう一度行きたいと思っているのは、西オーストラリアの州都パース。

旅費がないので、派遣の仕事を多く入れすぎてしまい、ぎっくり腰で寝込み、諦めかけた旅。

結局、父に旅費を借りて、行くことになった。

でもあの時、思い切って行ってよかったと思う。経験はお金では買えないと、年齢を重ねた今、ヒシヒシと感じている。

海外旅行は、新婚旅行で行った東オーストラリアが最後になった。

そして、愛犬がいる今はしばらく海外に行くことはないと思うから。


グループ旅はむずかしい


写真ACより「パースの街並み」(当時の写真はデータではないのでイメージ画像です)

その旅は派遣仲間たちと、ワーキングホリデーに行っている仲間に会いに行く旅だった。

四半世紀前の話なので詳しいことは忘れてしまったが、グループのメンバー同士でトラブルがあり、一人が旅に行くのをやめることになる。

私自身、当時は勤労学生だったのでお金もないし、腰痛からの回復も今ひとつでかなり悩んだが、父がお金を貸してくれることになったから行くことにした。

でも、今になると思う。やっぱり行っておいてよかった、と。旅の道中もトラブルがあり、順調な旅ではなかった。

でも、20代で見たあの景色や感動を、今も同じように味わえるとは思えないから、今でも旅に行ったことに対しての後悔はない。

仲間と会ったのは旅が最後?(たぶん)


写真ACより「ピナクルズの夕日」

旅行の後、私自身もトラブル対応の板挟みに疲れていたこともあり、自然消滅的に疎遠になってしまったような記憶がある。

HSP気質を知り、人生経験を積んだ今なら、あの頃の仲間たちとも、うまく付き合えていたかもしれない。

実際、いろいろなところに遊びに行ったり、それまではとっても楽しかったのに・・・・・・。

結婚している人、婚約中の人、独身でも彼氏がいる人、彼氏がいない人など、それぞれの状況に違いがあった。

そうなると、ちょっとしたボタンの掛け違いでトラブルに発展する要素は、元々あったのかもしれない。

あの頃はわからなかったけれど。

結婚か仕事か、心揺れる年代のメンバー達。今になって思うのは、それぞれに複雑な気持ちがあったのかも。

ちょうど人生が分かれていく節目の付き合いだったので、付き合いがなくなる日は遅かれ早かれ、訪れたのかもしれない・・・・・・。

でも、もう一度行きたい


写真ACより「ロットネス島のクォッカ」

世界で最も住みやすい街にもランクインしているパースは、本当に美しい街だった。

派遣仲間の1人がワーキングホリデーで行っているという事情がなければ、恐らく一生行くことはなかったと思う。

ロットネス島でクォッカを見て、かわいいと大好きになったこと。

ウォンバットを抱っこして、ガッチリぶりにびっくりしたこと。

日本とは違う広い大地をドライブして、ワイナリーに行ったこと。

写真かと思うような景色の海でみんなで遊んだこと。

変な形の岩がたくさんあったピナクルズで爆笑したこと。

その辺の公園でバーベキューをして、素敵だなって思ったこと。

公園にはブラックスワンの親子が歩いていて、キュートだったこと。

国が違うと、文化を含めさまざまなことが違った。

写真集を買いたいのに、本屋でやり取りがうまくいかなくて泣いたのも、ある意味、今となってはいい想い出なのかもしれない。

半泣きで現地の本屋さんで買った写真集。古びてます(笑)こちらのみ私の写真


ずっと欲しかったピンクダイヤモンドを買えなかったけど、体験したことはぼんやりと今も残り続けている。

経験するということはプライスレス、お金だけでは買えない価値が、やっぱりある。

海外に行けない今は・・・・・・


写真ACより「ブラックスワンとパース」

愛犬を置いて海外旅行に行くのは私自身ができなさそうなので、海外に行く機会はなかなか来ないと思う。

そもそも、来年から大学生が2人になる我が家は家計的にも厳しい。

最近は国内でも、素敵な場所がたくさんあることを知った。実はドラマや映画のロケ地の聖地ツアーを兼ね、たくさん行ってみたい場所がある。

今の私がチャレンジしたいと思っていることは、愛犬と行ける場所で、ワーケーションも兼ねた旅。

観光を楽しみ、その体験記事を書けるような生活ができたら最高かもと願いつつ、今は日帰りできる範囲のちょこっと旅を時々楽しんでいる。



#忘れられない旅

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