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当事者になるまで知らなかった妊婦事情4選

無事に妊娠37週に入りました。
初めての妊娠は、当たり前だけどすべてが初めての出来事の連続。その都度その出来事に向き合ってきた妊娠期間でした。
今日は「妊娠前は知らなかったこと4選」です。

これまで職場や周りの友人の妊娠・出産報告は何度も経験しましたが、具体的な経験として妊婦さんと間近にどっぷりと関わったことがなかった、いや関心が持てていなかったこともあり、自分が妊娠して初めて知るの連続でした。

もう少し知っていたら、身近な人で妊娠報告があった時に優しい対応できてたな~と自戒の念を込めて、そして妊婦事情あまり詳しくないって人のいつかのなにかのお役に立てたらという期待も込めて、noteに書きます。

体重が減る

妊娠するとお腹は徐々に大きくなって体重は増える一方だと思っていました。けど、自分が妊娠してみると悪阻により妊娠初期に体重が5キロ減りました。

(ちなみに、もともと痩せ型の私にとって-5kgというのは、とても大きなことで、自分の高校時代の体重に並ぶことになったわけです)

体重減少の原因となった妊娠悪阻については後日noteにまとめますが、妊娠=普通に体重は増える一方と思っていた私には衝撃的なことでした。

全員が妊娠悪阻になるわけでもなく、全員が体重減るフェーズを経験するわけではないですが、そういうパターンもあるのです。

体調の悪い妊婦は外出しない

そうなのです。そもそも論なんですけど、体調が優れないとか安静を命じられている妊婦は、外出しません。

「産休ぎりぎりまでみんな働いてるよ」「お腹大きくなっても旅行いったりお出かけもたくさんしてるよ」と家族や職場で言われてしまってそうした声に苦しんでいるという話をよく聞きます(うちの夫や職場の話ではないです!)。

もし職場でしょっちゅう遅刻・早退・休みをとる妊婦がいたり、妊婦の友人にお出かけを誘って断られたという経験がある等したりして、上記のようなことを思ったことをある人に対して声を大にして言いたいです。

体調の悪い妊婦は家にいるんでね。あなたが外でみかける妊婦だけが世の中の全妊婦じゃないです。

だから、妊婦に対して「他のみんな」がどうのこうのとか傷つけるだけなので、絶対言っちゃいけない。

妊娠初期・中期・後期、この約10か月間は本当に身体の変化の連続で、それは目に見える変化だけでなくって見えない変化が大半です。

そして日々いろんな体調トラブルが起こり、その差は本当に人それぞれです。

ちなみに私は、妊娠初期は妊娠悪阻により点滴生活(2か月間休職)、妊娠中期は坐骨神経痛によって一時は全く動けない生活、妊娠後期は切迫早産兆候があり張り止め薬を服用しながら安静生活でした。
パートナー同行じゃない外出は私にとっては、不安要素しかなくなるべく避けていました。

初めての妊娠ということで、自分の知っている世の中の(つまり外出している/ばりばり働いている)妊婦さんとどうしても比較してしまい、
「こんなにお腹大きくなっているのに旅行に行ってる!仕事している!みんなどうなってるんだろう~!私全然寝てばっかりなんだけど~」と思っていました。

大きな誤解でしたね。

体調悪い人は、そもそも外出できないんですから!(or入院していますから!)

その人はその人。それが一番大切で忘れてはいけないポイント。

お腹が大きくなる前から、身体はすでにしんどい

妊娠する前は知りませんでした、お腹が目立つほど大きくない段階であっても、目に見えないところで、いわゆるマイナートラブルが頻出するということを。
大変なのはつわりだけではないのです。お腹が大きくなってからだけではないのです。

症状の種類、頻度、大小は様々ですが、ざっくり言うと、とにかく自分の意思に反してしょっちゅうしんどくなるということ。

目に見えない不調だからこそ気づかれにくい。だからこそ「もしかして」の気持ちで他者に優しく接することって大切だな~としみじみです。

もはや妊婦に限った話ではなく、身体・精神・知的障がいのある人をはじめ世の中の人みんなにも言える部分があると思うんです。
見えづらいところで苦しい、しんどい思いをしているけど、なかなかその苦しさに気づいてもらえないわけですね。

だからこその妊婦マークやヘルプマーク。
少なくてもそれらを身に付けている人がいたらしんどそうじゃなくても、どんどん優しい声かけができると社会が少しだけ温かくなるだろうな~と思います。

ちなみに、普段車生活の私が最も助けられたのはスーパーやショッピングモール等の出入口付近にある「優先駐車場」です(今も助けられています)!

車のルームミラーにかけて優先駐車場を利用。
自治体への申請で、駐車許可証を発行してもらえます。

私の居住する地域では、単胎児の場合は妊娠7か月~産後1年までが利用対象。

知人の地域では、母子手帳発行後~産後1年まで利用対象だそうで地域差がある模様。
(母子手帳取得って早ければ、赤ちゃんの心拍が確認できる妊娠6週~10週(妊娠2か月頃)なのでそれこそ、つわりでしんどい時期から優先駐車場利用できるのはめちゃくちゃ助かるやつ・・・)

利用対象者さんであれば、しんどい時にいつでも使えるように申請を全力でおすすめします。

戌の日というイベントの存在

妊娠中に「ジェンダーリビール」「ベビーシャワー」、出生後に「お宮参り」「お食い初め」「ハーフバースデー」などはSNSでよく見かけていたので知っていたのですが、妊娠5か月目というわりと序盤の段階にある「戌の日のお参り」という安産祈願イベントは初耳でしたね。

神社へお参りまではしなくても、「妊娠5か月の最初の戌の日に腹帯を巻く」という習慣がここ日本にはあるそうです。

昔からの風習や習慣を大切にしたい親vs妊娠悪阻から抜け出せていなかった中で、色々調べる余裕もなくそんなイベントの存在は当たり前に知らなかった私でした。

妊娠前から、この戌の日のことを聞いたことでもあればもう少し上手に親対応できたかも、ということで書いておきました!

以上、自分が妊娠してから知った・気づいた・出会ったあれこれ4選でした!

(サムネ📷:もんじゃ屋形船からの眺め、2018年撮影)

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