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2組の夫婦の形をドラマから考察してみた。−性と性−

新ドラマ、「うきわ −友達以上、不倫未満− 」1話を視聴して、とても考察欲が沸いてしまったので、メモします。

(team SixTONESの私、陶芸教室の先生:田中に釣られて視聴開始です。)

※1話の内容について書くわけではありませんが、ネタバレ含む可能性はめちゃくちゃあります。

※2 筆者は1話しか視聴しておらず、原作も未読。また、未婚の立場。


ここに登場するのは2組の夫婦。1組ずつに分けて、「結婚」について未婚の学生が思ったことを綴ります。(役名忘れたので俳優さんの名前拝借します)

A:麦ちゃん、大東さん夫婦

 ... めっちゃリアル。私が何も考えずに結婚したらこうなるだろうなと思う。

B:直太朗さん、西田尚美さん夫婦

 ... 理想。ありきたりな言葉で言えば、悩むのは「贅沢」。但し、理想を保ち続けるのには理由があると思う。


First,   A リアルな2人について

 旦那と、その会社の女(大学時代のサークルの後輩)(以下、後輩)の不倫
⇒ 『哀れだ。。。』と思った。(だけど世間では最も一般的なパターンじゃない?)

 旦那が会社の同僚(その後輩含む)との飲み会で口にしていたとおり、妻はすでに生活の一部である。つまり、刺激や娯楽(=性欲)の対象外。旦那は現在その刺激不足。恐らく、不倫関係を積極的に求めているわけではない(夫婦仲が良さそうなことから)が、一度その刺激に触れてしまえば抗“わ”ないタイプ。

 そしてそんな旦那の前にタイミングよく現れてしまった「外見合格」「既婚事実承知」「昔の知り合い」女(後輩)。
(昔の知り合いとか絶対思ひ出美化されてるやんけ。)

 旦那にとってはちょうど良い火遊び。後先考えず、(十分に考えて「妻にバレるか」「バレないか」)諸々の覚悟もなく。
ま、それが楽しいんだろうけど。

 なんか、、、想像力の欠片もなくて、折角お持ちの重たい脳みそ、使われていなくて可哀想だなと思いました。
(有難いことに人間に備えていただいた「思考力」を司る部分の脳みそ、腐ってらっしゃる??寝てる??)

→こういう男を“許す“のも、離婚して新たに同じような結婚をするのも、旦那と同類の妻であると思ってしまう。(あ、このドラマの展開は知らないです)それって、自己・他者分析も、想像も、解決への試行錯誤も無し。
世のほとんどの夫婦はこうだろうなぁ(という勝手なイメージ)。

 でも、そういう女性達って、「いや、それ以外にやることめっちゃあんねん!!!」って人多いですよね。仕事に子育てに家族との時間に趣味や自分の美容。←これってすごく素敵ですよね。かっこいい。

 だから、理由も考えも無しに、流されるままの妻には共感できないだろうなと思いました。


Second,   B 理想の2人について

 妻と、陶芸教室の先生の不倫

 ⇒ 周囲の人間が言いそうな台詞No.1 
『えっ!? あんなに仲よさそうなのに、何が不満なんですか???』

 この3人の不倫及び婚姻関係に関しては、余計に『2話以降を見ないとわからない!』と思ったので、筆者の想像度増します。

 この夫婦が不倫という形で第三者を入れてしまった理由は、すごく複雑なんじゃないかと思う。あえて言葉にするなら、「Gender」と「Sex」の衝突ではないでしょうか。「男」と「女」である2人が、2人で居続けるための。

 まず、旦那の妻へのコンプレックスは、仕事をする妻に対する「カッコイイ」という表現から推測できると思う。家事は分担(しかし妻が食事の準備をするのは週に1度)で、家にいる時間は旦那の方が長いみたいですよね。
私はA夫婦が引っ越してきた際にもらったクッキーを2人が食べるシーンが印象的でした。

 妻が自分の分のクッキーを旦那に渡すんです。
旦「食べないの?美味しいのに」
妻「だと思った^^」

かっこいいいいいい!!!!
「貴方好きそうだから食べなよ」ってことだよね?
こんなこと言われたらきゅんきゅんしちゃいますよね。
でもこういう妻の“カッコよさ”って、旦那側からしたら、「夫として」とか「男として」とかのプライドのようなものが、得られない関係なのではないでしょうか?(Gender)

それに対して妻は、(旦那に対して)愛や、家族として相手を大切に思う気持ちは確実にあるけれど、「男性」を求める「女」としての自分が満たされていない。
だから、外に誰かを求めることになってるのかなと推測しました。(Sex)

 

 夫婦って当然もう登場人物確定前提の1:1の関係じゃないですか。それで、そこに文化としての性と、生物としての性を両方存在させようとすることって可能なのか?(いや、不可能ではないか)と思うんですよね。

 当事者が、妥協することを難しいと感じる人柄であればなおさら。そして、相手に真剣に向き合おうとするからなおさら。

 まぁ、お気づきの通りBの夫婦に関しては憶測の上を行く憶測です。私の知識では広げられないくらい難しくて複雑です。(そして最初に書いたとおり原作未読の上に1話視聴のみで感想書いてます。)

 きっとこの2人はドラマを見ていかないとわからないし、経験しないとわからない。何が1番大事なのか / 必要なのかのぶつかり合いだと思う。

 どちらもきっと、感受性が豊かで敏感で、“不足” が目についてしまう人たち。

 めっちゃたのしみです。

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