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まるで昭和のホームドラマ!~小路幸也『東京バンドワゴン』読了

高校で出会った読書好きの友人がいます。その人は読書量がすごく、国語の成績もめちゃくちゃ良かったのを覚えています。そして大人になってからは、ミュージカル好きという共通点もあり、たまに読書や舞台の話で盛り上がっています。そんな友人から薦められたのがこのシリーズです。

東京の下町で「東京バンドワゴン」という古書店を営む堀田一家。大じいちゃんを筆頭に、一癖も二癖もある家族のメンバーが繰り広げるドタバタの日々。中心となるのは還暦を過ぎた金髪のロッカー・我南人(がなと)。適当なちゃらんぽらん風ですが、「LOVE」こそがすべてだと、最後はうまく問題を解決していきます。
タイトルにも書いた通り、ひと昔前のドタバタ大家族のホームドラマ風の展開で話は進んでいきます。シリーズものなので、これからどんどん家族のキャラクターがクローズアップされていくようなエピソードが展開されていくのでしょう。お気に入りのメンバーを見つけるもよし、映像化するなら誰かな、と妄想するもよし、気楽に楽しく読めるシリーズでした。シリーズ1冊目を読み終えて、キーとなる我南人は僕の中では古田新太一択でした(笑)。

大家族のドタバタコメディを読みたい方、古き良き昭和の雰囲気を味わいたい方、色んなキャラクターを楽しみたい方へ、気軽にお薦めできる1冊です!僕もこれからこの堀田一家を追いかけていきたいと思います。

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