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2度目の死をなくしたい。

人の最期に関わる介護の世界から本を贈る。

必ず人は最期を迎える。必ずだ。

看取りの本はあるのに看取った後の本がない
正確に言うと看取った後のケアの本(グリーフケアなんもの)はあるけど
その人がいた証が残っている本がない

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「だったら創ろう」

そう思って作り始めた。(作り方については別で)

どこにいっても介護施設はある。
その中にはおじいちゃん、おばあちゃんが生活してる。
どこの介護施設でも最期を迎える可能性がある。

最期を迎えた時、人は1度、死ぬ。
人は2度死ぬと聞く。

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1度目は肉体的に、2度目は人から忘れられた時に(忘却の死)

好きな人を「忘れたくない」という気持ち。
仕事が忙しくなった、子育てが大変、自分が年老いて来た、
物忘れがでてきた、家から離れることになった。
忘れやすい私たちの記憶。

「あれ、、、じいちゃんの顔どんなんだっけか?」

笑って話すときはまだ良い。
必死になって思い出そうとして思い出せなかった
おばあちゃんを私は知っている。

記憶は残酷なほどに曖昧だ。

友人から、家族から忘れられてしまったその人は2度目の死を迎える。

それは果たしてどうなのか・・・
ものすごい曖昧な問いだが、今はこう問うことしかできない。

その問いについての答えは、NOだ。
忘れられて嬉しい人はない。

2度目の死をなくしたい。
どうすればいいのか?

記憶から記録へ、カタチあるものにする。

パッと思い浮かぶのが「アルバム」だ。
実家に帰るとでっかいアルバムに写真がいっぱいなんて人結構いると思う。

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だけど、今は「アルバム」を作る家も少ない。
アナログからデジタルに時代は変わった。

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カタチに残すカタチを考えなければならない。

誰に贈る本なのか

本人はこの世にいない。じゃあ誰に贈るのか・・・
残された「家族」に贈る。
「あなたはのおじいちゃんはこの施設ではこんな風に過ごしていましたよ」
「こんなに笑ってました」「よく怒られました」施設での生活を写真と言葉を添えて


誰が作るのか

介護施設の職員みんなで創る。
介護施設は1人ではない。多くの人が関わっている。
介護職員、看護師、事務員、相談員、管理者、施設長、掃除や厨房のおばちゃん
ひとそれぞれの思い出はきっとある。それをそのまま贈りたい。
好きな写真に好きな言葉を添えて
「その人らしく」「自分が思った言葉を添える」

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好きな写真に好きな言葉を書く

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職員ひとりひとりがメッセージを書く

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作ってると、ばあちゃんから「なにしてら〜」と本の確認をしてもらったり


どんな本にしたいか

仏壇に飾られる本にしたい。


別で作った(秋田に来て3年間をまとめた)本を両親に渡したら母方の祖父の仏壇に置いてあった。

おばあちゃん:
「お父さんが持ってきてくれたの〜。おじいちゃんもいい本だって話してるよ!」

嬉しかった。本って人に贈るとこんなに嬉しいことがあるんだと実感した。


今のおじいちゃん、おばあちゃん世代は
仏壇をキレイにする。仏壇がある世代だ。
そこに是非、飾ってもらいたい。
仏壇にいる、ご先祖さんにも手にとって読んでもらいたい。
年に何回かある大型連休で息子、娘が家族を連れて帰ってくる。
孫やひ孫が仏壇で手を合わせた時に「これな〜に?」と親に聞く
「おじいちゃんの本だよ」そう言って本を開きおじいちゃんの話する。
気づけば家族でおじいちゃんについて「あーだった」「こーだった」と
話が出てくる。きっと孫やひ孫は小さいながら思う…
「じいちゃんってすごい人なんだな」それを聞いて
ばあちゃんや息子、娘はじいちゃんを思い出す。
またじいちゃんが次の世代に語り継がれる。じいちゃんは死なない。


2度目の死をなくしたい。介護施設から本を贈ることで…





最後まで読んで頂きありがとうございました。
次回は本をつくるためにすること書く予定です。



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最後まで読んで頂きありがとうございます。 日々、地域で関わる人(特に高齢者とそこに関わる人)に ついてゆる〜く書いています。noteを読んで 少しでも「良いな〜」と思ったらサポート頂けると嬉しいです。

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介護をしない装丁家/装丁家の本来の「本の外側のデザイン」を介護の働き方と説いて 介護職員だからできる新しい働き方、ちょっとズラした働き方。 介護に関わる人の外側を考える人。介護施設で最期を迎えた人に本を贈ったり 地域に出て人に関わったり、介護職員以外の副業をしたりしてます。

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