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スライドで解説「LINEWORKSの導入について5ステップ」

わたしは介護施設でチャットツール
LINEWORKSの導入・運用をしている介護スタッフです。

え?介護でチャットツール?そんなのできないでしょ?
ITとか全然ダメだよ〜だってそういうのに疎い人が多い職場だもん
やったってどうせうまく活用できないでしょ?

みなさんの声、聞こえてきます。
わたしも最初はそう思っていました。

なのでチャットツールを導入・運用する時に作戦を立て
1度に変えずに少しずつ実施することにしました。

現在では3事業所50人、20代〜60代が活用する
施設になくてはならないチャットツールにすることができました。

今回は「LINEWORKSの導入について5ステップ」と題して
スライドを作り解説をしていきます。

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解説

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1.担当決める
自分たちに何が課題かを明確にしよう

「なぜビシネスチャットを入れるのか」
「チャットツールを入れて私たちはどうなりたいのか」

目的の共有をしそれを担当がしっかりと理解すること
これがビジネスチャットを導入する上で1番大切なことです。

「となりの介護施設も使ってるし〜」
「最近、なんか時代らしいから〜」これでは導入はできたとして、

運用ができない。運用できないものは導入しなくてもいい
はっきり言います。時間のムダです。

試すのはいい。けどどこかのタイミングで
「なぜこれを導入するのか」目的を明確にしましょう。

それが決まったら担当です。
誰からでも発信よりかは目的に対し熱量があるスタッフが良いでしょう。

弊社の場合ですとわたしが発起人だったので
そのまま担当にしていただきました。

会社としてLINEWORKSを導入・運用する目的は以下の通りです

株式会社あきた創生マネジメントは災害等の有事に
備えたリアルタイムな情報把握、
共有とともに下記の目的にために使用する。

・事業所間、事業所内タテ、ヨコのコミュニケーション活性化、またチーム内のコミュニケーションを密にしチーム内の目的、目標を明確にし方向性を統一するため
・会社からの情報や業務上のノウハウ共有
・会社のミッション、ビジョン、バリューの浸透

この文言が落とし込まれている人を担当にするのが良いでしょう。

2.担当から発信
担当からまずは発信。小さいことからやっていく。

目的が決まり、担当が決まったら次は発信です。
ここで大きな落とし穴があります。

「せっかく導入したのだから全方位的にやらねばならない」
「全スタッフに迅速に導入し覚えてもらおう」

会社側の都合が濃すぎることです。
LINEWORKS、ビジネスチャットは誰が使うのでしょうか。

わたしだけ?経営層だけでしょうか?
いいえ。違います。現場スタッフがメインとして使うのです。

その中には60代でらくらくスマホのパートさんがいます。
日本語に慣れてない実習生がいます。

そんな人たちに突然、
「今日から全部LINEWORKSでやりとりになりましたので」

これで業務は良くなるでしょうか
ケアが良くなるでしょうか。

答えはNOです。
ではどうやって導入していきめばいいのか?

グラデーションを使っていきましょう。


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導入時には必ず反応がバラけます。
反応が良い、ふつう、薄い層ができます。

この層を把握し順番として
反応が良い→ふつう→薄いの順番で巻き込んでいきます。

3.反応が良い層から巻き込む
反応が良いのでLINEWORKSも積極的につかってくれる。

使ってくれた内容をまわりにも広めてくれます。
そんな人たちを探しましょう。

弊社の場合は「社長、LINEをよく使う20代」
LINEWORKSを積極的に使ってくれました。

ここに対して「これ使ってみて!」「それLINEWORKSで連絡して」と
お願いをしてLINEWORKSの通知頻度(露出)を増やしました。

4.ふつうな層を巻き込む
増やした実績をもとにふつう層(どっちとも言えない。まず見させて〜!)へ

「こんな風にLINEWORKS使いました」「こうやると便利でした」と
実際の情報を見せながら共有する

すると「なるほど〜これなら使っても良いかな」
「私の仕事も楽になるかも」とちょっとだけ興味を湧く。

湧いた興味をスモールスタートで「まずやってみましょう」と
背中を押す。小さいことからやっていくです。

そうして気づけばふつう層が1人、また1人と反応がよくなります。

5.反応が悪い層を巻き込む
最後に反応が薄い層にアプローチしていきます。

良い→ふつう層がLINEWORKSを実際に使ってくれたことが
実績となっているのでそれを見せながら説明すると…良いです。

ですが「それってできる人だからできるんでしょ〜」という声も
その通り。慣れている人とそうでない人ではできることが違います。

そこで反応が薄い層へは「できることをやってもらう」ことを徹底します。
見る→スタンプ→短文→長文など順番に説明+フォローをする。

LINEWORKSの全機能を使うのでなくまずは「トーク」だけ使う。
トークでも自分からじゃなくてまずは「みる」ところからはじめる。

できそうなことを細分化してできるところからやっていく。
成功体験を見せ、少しずつ実績を積んでもらう。

この結果64歳のパートさんがらくらくスマホデビューし自分から
「わたしスマホにしたからLINEWORKS教えて!」と声があり

見事使いこなすことに成功しました!
今では最低限のやりとりはLINEWORKSで、できています。

まとめ

導入にグラデーションをつける
全部は変えられない。変えられるところから変えていきましょう。

職場の良い→ふつう→薄い層をざっくり見定めて、
それぞれにあったように小さく攻めていく。

その結果、20代ー60代まで活用できるようになりました。
現在、らくらくスマートフォン4名もLINEWORKSを使えています。

今後もLINEWORKS導入に向けて作ったスライドを
noteに投稿していきます。

LINEWORKSという観点だけでなく
施設内のICT導入という観点でもヒントになればと思ってます。

介護施設だからチャットツールは導入できない。
そんなことはありません。やり方は絶対にあります。

わたしがいる秋田県は高齢化率日本一の県で、
職場は人口8,000人の小さな町です。

そんな施設でもLINEWORKS、チャットツールは使えます。
ぜひ、あきらめずに活用していきましょう

介護施設の情報共有をLINEWOLINEWORKSの導入に関するコメントお気軽に
日常的なことも題材にスライドを作ってますので良ければ〜

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