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【習作小説】私の目標【カニロク】

僕の将来の夢は「コンビニの店員さん」になることです。
キャリアワークシートにそう書いていると、先生が笑って、その夢は結構すぐに叶うかもしれないね、と言いました。
そのまま続けて、コンビニの店員さんになって何がしたいのか聞いてきたので、「アメリカンドッグを100個食べたい」と言いました。
すると、コンビニの店員さんはアメリカンドッグは食べないで、みんなに売る仕事をしているんだよ。だから、コンビニの店員さんになったらアメリカンドックを100個売るのが、あきらくんのやりたいことになるんじゃないかな?と言うので、じゃあ1学期の目標は、「コンビニの店員さんになってアメリカンドッグを100個売る」ことです。と答えました。
先生は少し考えて、あきらくんはまだ2年生だからコンビニの店員さんにはなれないので、コンビニの店員さんみたいに元気よく挨拶することを目標にしたらどうかな、と言ったので僕の1学期の目標は「みんなに元気に挨拶する」になりました。
先生はニコニコしていました。
僕は目標が達成できるように1学期間頑張りたいと思います。

2年3組 山田あきら


468字

作者:カニロク
柚木ロマのnoteに間借りしている小説家。
初めて企画に応募。
500字という制限に四苦八苦。

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