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春は風のように



yuzuです

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正直春は苦手だった

今だって秋が1番好きだ
四季の中で1番誘う季節の癖にすぐ過ぎ去る
猫のように乙女心のように
気まぐれな秋が1番好きだ
秋服が好きだし食べ物も美味しい
そして何より私の誕生日は秋だ
(結局お前のことかよ!ってゆう怒号が飛びそうだ)


次に好きなのは冬だ
冬の空が好きだ
大ぶりのマフラーを巻いてる
女の子が好きだ(可愛い子大好き)
年末年始帰省できるし
服も秋冬が好きだ
難点としては体重のキープと
朝オフトゥンから出る勇気くらいだ


夏はほんっっっっとうに苦手だ
というか相性が良くないのよ私たちきっと
貧血だし倒れて救急車に
お世話になったことが
数えきれない程ある
まず汗をかくのが苦手です
べたべたするし
なんで太陽はあんなに頑張るのか
私には理解ができない
できればクーラーの部屋から出たくないし
毎日アイスを食べてゴロゴロしていたい
…とまぁ思ってたのですが
大阪に出てきてから音楽大好きな
私たち夫婦にとって夏=フェス
の季節になり、夫の実家に帰ったときは
夏の大三角形がはっきりと
見えたときは感動したし
浴衣を着るのも花火を見るのも好きになった
フェスでもビニールシートの上に
座ってお酒飲みながら
聞いてるような私たちではないので
フェスの為に体づくりする程になった
まぁそれでも楽しみがある時以外は
できれば家から出たくないと思う
気持ちは変わらないのだが


そして初めに触れたのに放置されていた
〝春〟
夏は嫌い(最近良さを見出してきてる
秋は大好き
冬も大好き
だけど春は〝苦手〟
【嫌い】ではなくて【苦手】

今はお花が咲いているのを見たり
春の風を感じて「そんな時期か~」なんて
思いを馳せてみたりはするものの
なんだかあまりわくわくはしなくて
春の空気が霞んで見えるのは
きっと黄砂かPMなんちゃらのせいだし
(本当はミー散乱のせいですね)
暑い日もあれば寒い日もあるので
服を考えるのが面倒だったりする日もある
花粉症の人が春が苦手ってんなら分かるが
生憎私は花粉症ではないのである
(今アレルギー検査したら出るかもしれない)

私には眩しすぎるのかもしれない
これから始まる新生活に
胸躍らせる若者たちとか

でも5年前からそんな
かったるい甘ったるい春が
好きになりつつある

原因は夫が5月生まれであること
(またお前中心かよ!と言われそうな案件だ)

だけどやっぱり春を大切にしたいと
少しほーんの少し思うようになったよ

ひとりぼんやりと仕事帰りに歩いていたら
桜が咲きはじめているのを見つけたら
夫に写真を撮って送ってしまうし
私が「いいな」「素敵だな」「美味しいな」
と思ったものは漏れなく夫に伝えたくなるのだ
夫もはじめはそうゆうことは
全くしない人だったけれど
四季折々の写真を
夫の目線で撮って送ってくれるようになり
ふたりで春を愉しむようになった
(因みに夫は春が一番好きな季節らしい)
(やっぱり自分が生まれた季節が好きなのか?)


春は風が前から吹いてたら
「これは私への試練か!?」と思うし
(コンタクトレンズが飛んでいったことがある)
後ろから吹いていたら
「これから新しいことに
踏み出そうとしている私へ
背中を押してくれているのか!?」
と思うようになった


要は常に四季に一喜一憂し
振り回され知らぬ間に季節は廻り
なんやかんや28年間も生きてきたのである

年々1年が早く感じるのには意味があるらしい
以下ネットから引用↓
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生涯のある時期における
時間の心理的長さは
年齢の逆数に比例するらしいとのこと
たとえば、50歳の1年は
50年分の1年ですが
5歳の1年は5年分の1年
ということになります
つまり、生きてきた年数によって
1年の相対的な長さがどんどん小さくなり
それによって時間が早く感じるということ
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らしい(へぇ…)
ジャネーの法則ってやつですね
もう既に体感的には
フェラーリが前を通り過ぎる位の
スピードで1年がすぎている気がする



ということで
春が苦手な癖に毎年花見は欠かさなかった
(花より団子の典型的な例)
私の5年分の写真を載せますね(誰得
自己満足ゆえ悪しからず

古いものから

画像1
画像2
画像3
画像4
画像5


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春はあけぼの
やうやう白くなりゆく山際
少し明かりて
紫だちたる雲の細くたなびきたる

夏は夜
月のころはさらなり
闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる
また、ただ一つ二つなど
ほのかにうち光て行くもをかし
雨など降るもをかし

秋は夕暮れ
夕日の差して山の端いと近うなりたるに
烏の寝所へ行くとて
三つ四つ、二つ三つなど
飛び急ぐさへあはれなり
まいて雁などの連ねたるが
いと小さく見ゆるは、いとをかし
日入り果てて、風の音、虫の音など
はた言ふべきにあらず

冬はつとめて
雪の降りたるは言ふべきにもあらず
霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに
火など急ぎおこして、炭持て渡るも
いとつきづきし
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば
火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。

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             清少納言/枕草子




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