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番外編⑧書楼弔堂 破暁

明治20年代の半ば。家族と離れ1人東京の外れで暮らしていた高遠は、弔堂という本舗と出会う。この本屋には迷える者たちが自分のための一冊を求めて訪れるのだった、、。

という話です。
京極夏彦さんの本です。短編集?と言って良いのか。一話一話読み応えのある一冊です。

迷える人たちが自分の一冊を求めてこの本屋にはやってきます。
そしてその迷える者というのが、浮世絵師月岡芳年や、若き日の泉鏡花など、歴史の教科書で一度は名前を見た人たちばかりなのです。
歴史上の人たち、確かにこの世に生きていたんだなと感じて鳥肌が立ちました。
歳とると時代劇が面白くなるのあれなんででしょうか。
鎌倉殿面白すぎます。

京極夏彦さん、明治の時にいてたのかな?泉鏡花とか見てたのかな?とそう思える程身近に感じます、歴史上の人たちが。
京極さんのシリーズあるある?で、なんとなく京極堂シリーズとリンクしてる感じも興奮します。
本が与えた影響、昔は今よりもっとその比重が大きかったのかなと。

ぜひ読んでみてください!

#読書感想文 #わたしの本棚#歴史

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