見出し画像

おすすめ22・23・貸しボート13号・壺中美人


久しぶりにミステリー読みました!
昔から横溝さんの金田一シリーズが大好きで、長編ばかり読んでたんですが短編もあるってことで読みました。
貸しボートは三編の短編から、壺中美人は二編の短編からなっています。
貸しボート13号のあらすじとしては、ボートの中から首を途中まで切られた男女の遺体が発見される。事件前日にボートを借りた人物がいたことがわかったが、、と言った内容で、
壺中美人のあらすじは陶器収集が趣味の資産家が何者かによって殺された。資産家の家には大きな壺があり、目撃者はその壺の中にナイフを持った女が入っていくのを見たと言い、、みたいな内容です。

えっとこの本二冊に言えることは、戦後まもなくの混乱がようやくおさまり、人が人として生きられるようになった頃。自分で自分の運命をある程度決められるようになった頃の話なんです。
ある程度なんで決められないこと、決められてしまうこと、戦争によってどうしようもできなかったことがたくさん出てきます。
今のミステリーとは全く違う分野?だと思うんですよね、昭和のミステリーは。
だからこそ面白いんです。
価値観も考え方も常識も非常識も秩序も何もかもが異世界のように違うんです。
だから予想もできないんですよね。

あと、横溝さんは結構全部の種明かしをしてくれないところもあって(私の読み飛ばしか、察する能力が0%なのもあるかも)
ん?てなるところもあるのですがそこは愛嬌!
雰囲気で察してーて感じ。皆まで言うなというか。
1から100まで種明かしするのはナンセンスて感じなのかな。
私的にはしてほしいのよ。
言いたいことは不倫は良いことないってことぐらいでしょうか、、
ぜひ読んでみてください!

#読書感想文 #わたしの本棚#おすすめ推理小説#ミステリー小説が好き

この記事が参加している募集

#読書感想文

187,336件

#わたしの本棚

17,639件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?