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おすすめ18・アルキメデスは手を汚さない

高校生の美幸が死んだ。中絶手術の失敗との噂が流れる中、校内では毒殺未遂事件が起こり、さらに行方不明の者も現れるのだった。美幸が死の間際に言い残した「アルキメデス」の意味とは、、

と言ったあらすじです。
最初に伝えたいのがこちら昭和48年頃に書かれたもので、なので舞台も同じくそのぐらいなのだと思います。
なのでとにかく高校生たちが信じられません。
妙にニヒリスト?リアリスト?のように現実に絶望して大人への反骨精神だけはあるのに、考え方は幼稚です。
この時代の生きた方が書いているので、この時代の高校生はこんな感じだったのかもしれません。
今の高校生、自分の高校生の時とは全く違う考えです。
でもそれが面白いんです!

今の考え方とは違うもんですから犯人の予想やこれから起こることの予想が全くできません!
最後読み切るまで、誰が犯人でどうなってるの?状態でした。

読み終わると妙な清々しさ?というかもう行くとこまで行ったから吹っ切れるしかないというような変な勢いがついたように感じます。
やれることをやろう!自分や他人の力で!
そんな感じです。
小峰元さんの推理小説は、青春ミステリーと呼ばれているそうですね。
青春の中にいる人、一度青春の中にいることは忘れて読んでみてほしいです。

ぜひ読んでみてください!

#読書感想文  #わたしの本棚#おすすめ推理小説#ミステリー小説が好き

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