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旅する物語

3月に東京を中心に、高尾山や三峯神社に行きました。
4月には奈良の大神神社や三輪山、石舞台、箸墓古墳、京都の鞍馬山などを巡りました。
そして6月に再び関西に行き、4月に周れなかった明日香村をサイクリングで見て回り、滋賀の石山寺、秦氏を巡る古墳や広隆寺などを巡ってきました。

2024/4 夜の増上寺とその後ろに見える東京タワー
2024/3 三峯神社の拝殿の前に浮き上がった龍
2024/4 日本最古の神社とされる大神神社境内
2024/4 卑弥呼の墓とも言われる纏向遺跡の箸墓古墳
2024/4・2024/6 飛鳥王国パスポートをゲット
2024/4 20年ぶりに鞍馬寺の前のここに立ちました。
2024/6 教科書で見たことありませんか? 高松塚古墳の壁画
2024/6 夏至の午後、石山寺で紫式部に出会った

そんな旅行記をまとめているところなのですが。

私には特技というか、ちょっとした癖がありまして。
昔から、特定の場所に立った時、何かにふと触れた時、まるでサイコメトラーみたいに、どどっと誰かの人生の物語が入ってくるのです。
浮かぶとかではなく、入ってくるが一番しっくりくるイメージです。

最初は印象深いワンシーンが見えます。そのシーンを見た時の私はもう、「その人」がどんな人物で、どんな生涯を歩いたのか、なぜか知っている。
そして「何かを伝えたい」という思いが湧いてきます。

思わず「何を言いたいの?」と聞いてしまいたくなるくらい湧いてくる。

これは妄想なのか。
それとも本当に、そこに残る遠い昔にいた誰かの残留思念なのか。
それともなにかしらの才能があり、物語が瞬時に浮かぶのか。

正直まったくわかりません。

わかるこことと言えば、そこに行くまでそんな物語が自分の中に生まれてくるなんて考えていないのに、「それ」が入ってきたときには、自分で経験したかのように、誰かの人生の物語が私の中で完結しているということ。

ただね、むこうさん(誰?)には、小説とか物語として面白くしようという意識はないので、ただの体験!以上って感じなのです。
でもそれが浮かんだあとはしばらく頭の中に、その人生がぐるぐる回っちゃうので、どうしてもそのシーンを描きたくなります。
そして書いてみて思うのです。

物語のテーマは?
何が伝えたいの?
ていうか、オチは?

そんなものはなく、ただ、流れていく情景。
うむ。
で、私にどうすれって言うのよ!

それを友達に話したら、
「よくTwitter(X)でおちのない四コマ漫画とか上がっているよ。別にそんな感じでいいんじゃない? どっかに書いてみれば?」
と。

うん、ただ書くとなると、物語として多少手を加えても面白くしたいし。
そうなると、その時に見たその人の人生そのものじゃなくなるし。
ていうか、その人の人生って何?誰?(笑)

そんなことを、夏至の関西旅行から帰ってすぐ、岩盤浴でぼーーっとしながら考えていたら、頭の中にひとりの人物がやってきました。

私の故郷小樽北運河(観光客がいないスポット)に咲くハマナス

環月子(たまきつきこ)さんという名前の女性。
それはもう、私の分身、というか投影。

月子さんは不思議なことが大好きです。

小さい時から直感力があり、自然の中にいると、聞こえないはずの声を聞いてしまったり、誰かが探し物をしていると、そのありかが頭の中に浮かんできたりする特技の持ち主です。そしてそれを人に伝えて、なぜ知っているの?気持ち悪いって反応をくらい、傷つきます(苦笑)

まんま私です(笑)

旅のことを書くだけなら、「私」としてそのまま書いても問題ないのです。
でも、旅先で実際にビジョンとしてみたものを書いてしまうと、事実とは違うことがあると思うし、なにやら実在する人物のことも書いてしまう問題が生じるかなって思いまして。

だから、月子さんというキャラクターを作って、家庭環境とか、人物設定や名前などは全部オリジナルなものにして。
旅行で体験したことは実際のことを書いて(そこを創作するのは逆に難しそうだから)、ビジョンをもとに書く物語のほうはもう、ファンタジーで(笑)

そんなことを岩盤浴しなから思いつきました。

面白そうだったので、これはnoteで100円位の有料記事にして、まとまったらKindleで1000円位で販売しちゃおうかなと思いました。

昔から書くことを仕事にしたいと思っていたのです。
だったら、書いたものを有料で売れば良い。
シンプルな話です。
売れるかどうかはまた別の問題。

ちょっとだけ書いてみたので、このあと最初のとこをアップしていきます。
こちらはイントロダクションなので、当然無料です。
有料のファンタジー風旅行記はもう少しちゃんと時間をかけて書いてみます。
うふふ。

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