あなたの商品は高い?安い?
あなたが売り出している商品やサービスは高い?それとも安い?
適切な価格設定を行っていますか?
商品に対する価値観は人によって異なりますが、今回は人間の持つ五感と本能に基づいた商品の価値をお話します。
五感とは、視覚(見る)、聴覚(聴く)、味覚(味わう)、嗅覚(嗅ぐ)、触覚(皮膚で感じる)の5つの感覚のことです。
実はこの五感、それぞれに「進化の法則」があり、一番原始的なものが触覚、その次に嗅覚が発達したと言われています。
これはおそらく、人間が生き物として危険を察知するために早い段階から発達したのではないかと思われます。
しかし、面白いことに、現代の人間においてはその逆の順番で欲求が満たされると言います。
視覚 ➡ 聴覚 ➡ 味覚 ➡ 嗅覚 ➡ 触覚
つまり、人は、視覚や聴覚の情報が満たされると、次に味覚を満足させたくなり、最後に嗅覚や触覚を満足させたいと思うのです。
では、この法則を商品の価値に置き換えるとどうなるでしょう。
■視覚や聴覚の情報は誰もが最初に求める欲求になるので、その欲求(需要)に応える商品(供給)の数は多くなりますよね。
ここで面白いのは…
満たされやすい感覚(視覚や聴覚)ほど、コピーや複製することが容易である。ということ。
視覚…テレビ、雑誌、絵画など
聴覚…音楽、ラジオなど
つまり、この2つの感覚を満たすだけの商品は、
①類似品を作ることが可能
②需要が多いので供給数も多くなる
と言った理由から低価格になりやすい。
■次に味覚はどうでしょうか。
人間は豊かになり、「生きるための食事」だけでは満足できず、色んな味を欲するようになりました。
低価格:インスタント食品、アイスなどが種類豊富になる
高価格:一流シェフのレストラン、三ツ星の料亭
視覚や聴覚ほどではないが、コピーしやすい味覚は、バリエーションが豊かなインスタント食品を低価格で提供できます。
しかし、一流シェフの味はコピーするのが難しいので価値は上がる。
だから高い。
■最後の嗅覚と触覚はどうでしょうか。
この2つの感覚は原始的な感覚であるにも関わらず、人間の欲求を満たす法則においては最後にやってくる感覚です。
例えばどんなものがあるのかと言うと…
嗅覚:アロマ、香水、芳香剤
触覚:エステ、マッサージ、シルク商品
これらの商品は、生きていくために必須ではないものが多いですが、視覚、聴覚、味覚を満たした人は、コピーのできない ”ホンモノ” を求めるようになるのでしょう。
①需要が少ないから。
②コピーや複製が難しいから
ゆえに…高価なんです。
■そしてもう1つ…
第六感
五感以外の感知能力として第六感と言われるものがありますが、これは直感や霊感、インスピレーションなどが挙げられます。
この領域は科学では証明できないものが多く、コピーや複製は至難の業(笑)
そうなるともちろん、商品の価値は高くなる。
また、この第六感を求める人と言うのは、ある程度、五感が満たされた後に行き着く人が多い。
ゆえに…更に高価(笑)
しかし、これは別の話題になりますが、コロナの影響で経済が不安定になってくると、この第六感を求める人が多くなると私は考えています…。スピリチュアル、占いなど…(つぶやき)
■さて、あなたの提供している商品やサービスは、五感のどれに当てはまるでしょうか。
もちろん、この法則には様々な要素が複雑に絡み合うことで「例外」も生まれます。
例①:視覚情報はコピーしやすいですが、名人の書いた書画や骨董品は、その人にしか作れないので高い。
例②:嗅覚を複製するのは難しいが、”ホンモノ” にこだわらなければ、100均などで芳香剤やお香、色んな香りを低価格で楽しむことができる。
■これを最近流行りのオンラインレッスンに置き換えてみると、対面講座と比べて提供できる感覚に大きな違いがあることに気が付きます。
オンライン講座:視覚、聴覚
対面講座:視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚
この分類を見ると、なぜオンライン講座が低価格で提供されているのか、理論的に読み解くことができます。
これが分かると、何が良いのか?
それは、いかに自分の提供するサービスや商品にこの五感を入れ込むのか、客観的に判断し、決定することができる。
提供できる五感によって、価値は変動するのです。
あなたは、お客様にどんな五感を提供していますか?
かっぱえびせんを持っていますが、これは教材なんです(笑)
真面目にレッスンを行っています。
私のオンラインレッスンでは、味覚、嗅覚、触覚が使えない分、視覚でいかに楽しませるのかを考えています。
五感の学び、皆さまの生活にも役立ててもらえたら嬉しいです(^^♪
↓毎日3~4時間は耳でお勉強します。
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