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ノマド女子大生11 パンツ屋さんのギャラリー。〜とるに足りない夢、を叶えよう。〜

このnoteは…
オンラインで大学に通いながら休学しないで日本をうろうろし人生にうろうろするノマド女子大生、ゆずの日々の日記です。

朝でございます

いやもはや朝ではないです。

時は気づけばもう10時半。

のんびりくらりとしていたら、もうお昼になってしまいました

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てな訳で、お昼ご飯を食べに

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新栄商店街をくぐり抜け路地裏をくぐり抜け

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かくれわ食堂へ。本当にかくれている場所にある、、

森さんのオススメするかくれわ食堂。小さなお店にお客さんがわんさか。予約しないととても食べられない人気店。

二階に通していただいたのですが

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めちゃめちゃ女の湯。

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ゆず視点。終始女の湯と向き合いながらの食事でした。この絶妙な感じ、好きです。

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てゆーかご飯が本当に豪華なのよ。こんだけ入って850円て。破格すぎ品。私は怖いよ。渋谷で1800円で食べるやつだよこれ。

最近思うのですが、地方はやはり美味しいものをしっかりしたコストパフォーマンスで食べることができる。

それは移動費を差し引いても全然て大丈夫やろ、むしろやすい、という気がします。

一回五千円の投資をすることで毎日のご飯が五百円ずつ安くなって、むしろ美味しいものになる。なんだかとっても素敵なことなのではないでしょうか。

旅行だと一瞬だからむしろ割高だけど、長くいることができればまた違うことができるんじゃないかなあ。

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食べ終わっても

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ここに残る、幸せ。

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てかお店に入るたびにマスクをもらうんだけど、どうしてなんでしょうか。どんどんたまるマスク。

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さて、お昼も終わったことだし商店街をぶらぶら。

ふと、こんなものを見かけました。

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ぱ、パンツ屋さんが主催のギャラリー???

絶対面白そう、って私の中の私が叫ぶ。アンテナが反応いたします。

行かなきゃいけない。そう思って

「あ、あの〜、、ここのギャラリー拝見させていただけますか?」

「もちろん!」

そう言ってくれたのはパンツ屋のご主人、宮田さんでした。

中は撮影禁止なのですが、こんな感じのアートが飾られてます

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、、、?ブロック?と、廃材??

「これね、ガーナで取れた廃材なんだ。これを使ってアート作品を作り、100億円を集めて寄付して、ガーナにリサイクル工場を作るんだよ」

宮田さんが作ったんですか?と聞くと、いやいやそんなことはないです〜と言いつつ

「これはね、MAGOっていう福井出身のアーティストの作品なんだよ。まだまだ彼が無名の時に出会って、彼にコラムを書かせ続けたんだ。個展で絵を買ってもらえなくても、下積みでも、彼は絵を書き続けた。そうしたら一つの絵が評価されてね。世に広まっていったんだ。

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え、宮田さんって、、

「この本の編集長だよ。」

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ええええええええ

まさかの福井のタウン誌、URALAの編集長さんでした。なんでパンツ屋さん…パンツ…パン…

「笑それでね、彼はパリに行った。2013年のパリのテロが衝撃的で、一度は絵を止めようとしたんだ。でも、そんな時に空を見上げて、月が見えて、気づいたんだ。」

月を見る時には、その瞬間だけは、この地の人たちは武器を下ろしている

「そう気づいて、彼は月の絵を書き出したんだ。今は彼はガーナの絵を描いてる。」

絵とか、文学とか、文化って、直接その問題的なものを解決できるものではないのかもしれない。

でも、そのウェットなものを人に伝えるための糸電話の糸のような、そんな存在なのかもしれない。

とても大切な存在。

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そんな話をしながら、パンツ屋さんに入りました。

福井のデザインのパンツなど、いろんな個性的なパンツが並んでいます。

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かわいい、、

てか、なんでタウン誌の編集長さんがパンツ屋さんを営んでいるんだ、、?という疑問。まあみんな抱くと思うのですが。

「僕は、もともとまちづくりをしたかったんだ。17歳の時に思ってからかれこれ33年動いてる。都市計画に強い大学と大学院に行って、ニュージーランドにワーホリに行って。そのあとタウン誌に就職した。
ここはもともとシャッター商店街だったんだよ。そこに9年前、このお店を設けた。そしたら今では入ってくれるお店も増えた。」

誇らしげに語る宮田さん。

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「あ、これポスターですか?」

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「そう。これね、全部素人なんだ。左から呉服屋さんお店やさんバーのマスターバーのマスターバーのマスター…」

だいたいバーのマスーじゃねえか

「笑とにかくみんな素人。以前僕はこの街で映画の監督もしたことがあって。」
「これもみんな素人。街の人でやりたい人が手をあげて脚本家になり監督になりカメラマンになり、3日間日程を決めて出たい人に出てもらったんだ。」

なにそれめっちゃ楽しそう

「楽しかったよ〜。ここのパンツもね、素人のデザインコンペとかもやってて、実際に選んで販売してるんだ」

そう語る宮田さんが誰よりも楽しそう。

映画の主役、監督、モデル、その他にもいろんな「ちょっとした夢」って今まであくまでもちょっとした夢で。

でもここ最近、その「ちょっとした夢」そう、とるに足りない、取り立てて追いかけなくてもいいけどでも心のどっかで憧れているそのものを、こうして実現することができる瞬間が多い。私だって本の出版者になれたし、販売もできるようになってる。

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きっとそれができるひとつの単位が「まち」。

やってみたいことをなんでもつぶやけば、本気で頭を捻らせられるって、なんて素敵なんだろうか。

「いろんな人にね、まちづくりってなんですか?って聞かれるんだ。でも僕は楽しむことだと思ってる。
だって、最終的に街に多くの人が住むことがゴールなんだとしたら。
そのためには街にきてもらわないといけない。
そのためには街を知ってもらわないといけない。
そのためには街に興味を持ってもらわないといけない。
そのためには街が面白そうでないといけない。

そのためには、僕らがまちを楽しんでいないといけない。

だから、まちづくりをするにはまちを楽しむことが大事なんだよ」

って、いうことを聞いて。

もーのすごくハッとした。

わたし、今、大学のオンライン化がもっと進めばなって、もっとこんなに楽しい体験ができるのになって、ゆるゆるガシガシ動いているのですが。

まあ、意外と忙しいんですよ。何せ金がない。バイトしてる余裕というものがない。

でもそれで、辛そうなゆずを晒しても誰も興味持たないよね。っていうか、助けさせてしまうよね。

まずはわたしが心から楽しんでいる表情を見せる。これができることが大事。だと思う。

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まだまだ無名時代のMAGOさんの絵。当時彼がヨーロッパに修行に行きたいとのことで、なにも言わずに15万円で購入したそう。彼のホンモノを見抜いているって、すごい…

ありがとうございますとパンツ屋さんを離れ、商店街をぶらぶら

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キュンとくる本屋さんに行ったり

本屋って無限に時を溶かせるよね

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薄暗いビルの中の

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本屋?雑貨屋?に行ったり。

いやー、ぜんっぜん写真も撮ってねえ。し、ひとつ一つはさらっときてしまってる。

でも、今のわたしは完全風の旅人ではない。

二週間もここに根付く、ちょっとした粘土くらいの旅人。

今日見なきゃ!の切羽詰まりがない、どこか余裕を持って「また、こよ」と言える中期滞在。

このあり方は、自分的にすごく有意義と思う。

さて、ちょっと長くなってきたし、この日のもう半分は別記事に書こうかなあ。

情報多くなっちゃうしね。うんうん。

あ、ここも試行錯誤してるのよ?丸一日バーって書いちゃうか、わけわけして書くか。

まあ、そんな様子も見てやってくださいな。

続く!

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