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船上で出会った世界各国の友人と4年ぶりにエジプトで旅した話🚢

今日は、私の24の誕生日。昨年はこんなこと↓をしていましたが。

今年は誕生日直前の奇跡みたいな思い出を振り替えろうと思います。

2月16〜24日にエジプトはカイロへ世界青年の船の同じグループの友人の結婚式に同期3人(フランス、メキシコ人)と参列しました。

【世界青年の船(SWY)とは】
内閣府主催の国際交流事業で、豪華客船に10カ国240名の青年(18〜30歳)が乗り込み、40日間電波が通じない世界で共に生活するプログラムです。今年もエントリー中!

◆SWY補欠合格で、英語が不十分だった後悔

2020年、コロナの直前に世界青年の船参加青年になった私は個人活動経験もなければ英語もほぼ話せないという、本当に何も持たないまっさらな大学生でした。(TOEICは500点台。「I can’t speak English, but I am passion(文法壊滅)」を連呼して補欠繰り上げぎりぎり合格しました。。)

当時の私。わっか。。

プログラム自体は本当に私の人生を変えたし、あの時参加してよかったと思いますが、唯一の後悔は英語力でした。

10カ国の青年(SWYer)と船上で過ごせる貴重な機会。物おじせず話しかけまくり友達は増えましたがやはり言語的な壁は高く、海外青年とは広く浅くな関係で止まり、あと一歩近い距離にはなりきれませんでした。

自分で言うのマジ寒すぎるけど良くも悪くもみんなのマスコットだった

それが本当に悔しくて、必死に勉強してスコアを押し上げ勝ち取った1年間のイギリス大学留学を経て、英語はなんとか話せるレベルになりました。

そんな時に同じグループのチャット上で結婚式のお誘いを受け、この機会を逃してはいけないと学生最後の旅先をエジプトに決めました。

◆エジプトでの4年ぶりの再会

エジプトに10日行く!というと皆に何都市行くの?と尋ねられます。実際エジプトの旅行としての魅力はルクソールやアスワン等地方都市の遺跡群で、カイロはピラミッドだけ見て終わり、という人が殆どです。ただ、今回は他のエジプトSWYerが全員カイロ在住であることから共に参列する海外青年と共にカイロに留まることに決めました。

ツタンカーメンの遺跡も有名な神殿も一切見ないスケジュール。到着直前まで本当に何しにエジプト行くんだろう…思ってました。マジで。(地球の歩き方のカイロのページ数本当少ないよ?)

結果としてほぼ毎日、カイロでメキシコ人とフランス人、そしてエジプト人同期2名と、OBの方に紹介していただいたSWY24のエジプト代表の方と過ごしてました。

婚前パーティーに始まり、

5時に始まる予定のパーティーは大遅延の結果8時に始まりました

名もなき街を歩いたり、

ガイドにも載ってない遺跡で2時間チルしたり、(全力で推しますこの遺跡)

ハイキングをしながら砂漠のど真ん中で話し込み、(右翼左翼的な話砂漠ですると思わないよね)

夜になったら仕事を終えた友人とご飯を食べて終電まで共に過ごしました。

ほぼ毎日通ったカフェ(と言う名の簡易テラス)の、死ぬほどあま〜いドリンク。

観光という観光に費やした時間は半分以下だと思います。

あと、しれっとスタートアップ関連の方6名くらいにアポ取って会いに行ったりしてました笑(一人でアポに行くって行って抜けても「めっちゃええやん!おもろい!」って言ってくれる人たちが友達でなんて幸せなんだろうと思いました)

◆もう一度、多様なひとと真っ直ぐ向き合った

エジプト人の友人達と、書ききれないほどの出来事を行いました。

交通が荒れすぎて渡れない道をエスコートされたり、(1週間で全く身に付かなかった)

ほぼほぼ英語が通じない世界線で通訳や値切り交渉、

「メニュー意味わからんぴえん🥺」って言ったら「俺が日本に行った時に感じた悲しみをを思い知ったか」と言われた。確かに。

バスの停車をしてもらったり、

バスっつーかもはやヒッチハイク状態

危ないことがあったら親か?ってくらい心配してくれたり、

タクシーチャーターしたら車のナンバープレートとドライバーの画像送って!と言われた。親だ。

そして全員遅刻癖があったり(エジプトの国民性)私もつられて余裕で遅刻するようになって(12時半にピラミッド集合のはずが14時に全員揃いました)、もうお前はエジプト人だと言われたり。

エジプト人2人は、正直旅の直前まで殆ど関わったことがありませんでした。しかし彼らなしではこの旅は語れないほど助けられましたし、深い深い友人になったと言い切れます。

今の仕事で悩んでる事、世界の情勢のこと、文化のこと、くだらない冗談やSWY時代の思い出話、恋愛の話(SWY発カップルの子がいたことから終始盛り上がった)毎日色んなことを話しました。

国のパワーバランス的に自国にいることは良くないため、海外で働きたい。

パレスチナをフォローするため、米国製品(スタバ、マクドナルド含む)に対してのボイコット活動。

国際問題が原因でどんどん物価が上がっている。

上司に全然休暇の交渉できない悩み…。

共感できることから価値観が異なることまで。感情に嘘をつかず、真っ直ぐに疑問をぶつけ合いました。話しづらいこともあったろうに、皆丁寧に自分の思いを教えてくれました。

◆最後に

閉じられた世界で、目の前の人に向き合う。

この10日間だけは4年前のあの時船で過ごした日常を再度蘇らせていたような、そんな瞬間を生きていました。

毎日「おはよう」と「おやすみ、また明日ね」と声を掛け合うことがなんて幸せか。日々幸福を感じながら眠りについていました。

私を世界青年の船に参加させてくれた皆様への感謝と、「SWYは決して40日では終わらず、先に続いていく」ということを伝えたいです。

もし今回のSWYに参加した人で、後悔が一ミリでも残っている方が読んでいたら。絶対大丈夫です。船を降りた後の1年後でも5年後でも、自分をアップデートし、「船上経験を共にしていた」というだけで皆絶対受け入れてくれます。私が身を持って証明します。

もし「英語が苦手だし、経験が低いし、自分には早いかな」と参加を見送っている人がいたら。今すぐ参加してください。今だから得られる物がありますし、SWYは始まりにしか過ぎません。

久しぶりに海外に長く滞在し、日本がいかに平和で、世界がいかに広く、自分がなんて無知なのかを痛感しました。

その上で損得勘定なしの友人が世界中にいることに深く深く感謝しました。本当に私は恵まれすぎています。

そして、こんなに素晴らしい機会を頂いたのであれば、絶対に何かを返せるような、何かしらのdecision makerになりたいと強く思いました。

砂漠でお水をあげたらずっとガーディアンしてくれた野犬たち。狂犬病ワクチンも打ったし、「犬=怖い」と思ってたけど、エジプト人からすると神聖な生き物ならしい。

「何者かになりたい」って、こんなに思ったことはないです。青い発言だと思いますが、ありのままを受け入れてくれる大切な人がいることは重々承知の上で、ちゃんと社会に影響を与えられる人になって与えていただいた物を倍にして返せるような、そんな大きな人になります。絶対。


本日私は24歳になり、ついに大学卒業への日数が数える程度になりました。

今回の旅で出会ってくれた全ての人へ、ありがとう。大好きです。

今日だけは言わせてください。

「私はこの世界の誰よりも幸せ者です!」

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