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窓まわりの備忘録

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窓まわりの商品の忘れがちな仕様や注意点まとめてます
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店舗・施設・大きな吹抜けで注意すること

店舗・施設・大きな吹抜けで注意すること

個人宅のカーテンがメインの仕事なので、大型案件ってあんまりないのですが、たまに店舗や施設、大きな吹抜の取付や吊替えの問い合わせがあります。
頻度が低いために都度慌てて調べまくるのですが、やっと最低限押さえておくべきポイントがわかってきたような気がするので書き残しておきます。
最低限のサイズを聞き取りして次に確認することって感じです。
サイズはまず最初に聞いてね。

①取付高さと足場

まず見に来て

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広幅ロールスクリーンにトラップが多すぎる①

広幅ロールスクリーンにトラップが多すぎる①

トーソー、ニチベイ、タチカワブラインドの一般住宅向けのロールスクリーンは、幅が200センチまでのものが多いです。これより幅の大きなものは「広幅(ヒロハバ)」と言って対応できる生地が限られてきます。
最近は大開口の窓や、間仕切りとして広幅のロールスクリーンの需要は増加傾向なので、そんな広幅ロールスクリーンの注意点をまとめてみました。

※各社の仕様は2022年8月現在のカタログに基づいています。

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クレールのコード長が怖すぎる

クレールのコード長が怖すぎる

ニチベイの木製ブラインド「クレール」
この商品を発注するときに必要なのが、色・サイズ・操作方向(右・左)なのですが、もうひとつ重要な指示があります。
それは「コード長」、操作の紐の長さのことです。

このコード長、実はニチベイのクレールが怖いって話です。

なぜコード長の指定が必要か
そもそもコード長が変えられるのは普通より高い位置につけるとき、手の届くところまで長くしないといけないからなのですが

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窓まわりの備忘録

窓まわりの備忘録

インテリアショップで窓まわりメインに販売をしています。

窓まわりの商品ってなにを想像しますか?
カーテン?
ブラインド?
ロールスクリーン?

最近ではバーチカルブラインドやハニカムスクリーンもメジャーですよね。

ただインテリアの話題、スタイルじゃなくてアイテムでいうとDIYで自分たちで貼れる壁紙とか、整理収納とか、家電でいうとスマート家電とか、ホットな話題に窓まわりってイマイチのってないのか

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個人的に好きな、ちょっと変わったブラインド

個人的に好きな、ちょっと変わったブラインド

ブラインドといえば、まず思いつくのがオフィスの窓についているアルミのブラインド。
でも汚れやすい、折れやすい、印象が冷たい、となかなかネガティブなイメージが多いですね。

しかし最近は、木製のブラインドがインテリアにアクセントを加える存在として人気になってます。
木製ブラインドはわたしも好きですが、しかし今回声を大にしてお伝えしたいのは

インテリアにフィットするブラインドは『木』だけじゃない!

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ロールスクリーンの下が気になります

ロールスクリーンの下が気になります

ロールスクリーンの下、ウェイトバーと呼ばれる部分が気になります。

ここです。
バーが露出していたり、

生地が巻いてあったり。
白っぽい生地だとわかりにくいのですが、変わった色目や生地感のロールスクリーンなのに、ウェイトバーが白のツルッとしたバーだとちょっと残念な感じになりませんか?
今回は国内大手ロールスクリーンメーカー、TOSO、ニチベイ、タチカワブラインドについて『ロールスクリーンの下のバ

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バーチカルブラインドは開き方も大事

バーチカルブラインドは開き方も大事

最近なぜかまたバーチカルブラインドの打合せが多いです。
新築の方から既存の交換まで色々なのですが、打ち合わせをしていて、ちょっと思ったことがあります。既存からの交換の人は生地より開き方のこだわりが強いなぁと。毎日使っていて、こういう開き方の方が便利だなって思えるからなんでしょうね。

そう、実はバーチカルブラインド、開き方の種類が様々。片側にも寄せられるし、両開きもできる。紐で操作するコード式、バ

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名前のわからないあのカーテン部品②

名前のわからないあのカーテン部品②

窓まわりの商品には名称不明な謎の部品が多くあります。
一般には知られていないあの部品やこの部品をご紹介。
あなたのおうちの窓まわりの商品が壊れた時、部品取寄せの手助けになれば幸いです。
しかしこの業界、メーカー毎に勝手に名付けてる部品も多いので、一部のメーカーにしか通用しない名称だったらごめんなさい。

アジャスターフック

マニアックレベル★
言わずと知れたカーテンを引っかけるフック。
フックに

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メカものはカーテン販売員の鬼門

メカものはカーテン販売員の鬼門

窓まわり製品の中で、カーテン以外のブラインドやロールスクリーンといった商品をいわゆる「メカもの」と呼びます。

一昔前は小窓に一部利用するだけだった「メカもの」も、窓まわりがシンプル化する流れの中で家中メカものだけのおうちも増えたり、メカものの採用率は年々高まっています。

このメカもの、カーテンの販売員の中では最大の鬼門(と私は思ってます)。

なぜなら

理由①カーテンと違って仕様がよく変わる

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