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その人の"生きたい"が聴きたくて

前回書いた記事の通り、今年は積極的に発信し、ご縁のある方と出会えたらいいなと思っているので、今回もコーチングにまつわる記事を書こうと思う。
(前回の記事「僕のコーチングに込める想い」)


ちょっと脱線しますが、コンスタントに記事を出すのは(と言っても3週間ぶり)久しぶり笑

note書くのって難しい。


自分が納得した文章を書くには、自分がしっかり思考したことや、心に動いたことでないといけない。

そうでないと"生きた言葉"にならないから。

更に、心が動いた瞬間があったとしても、それを忘れてしまったり、そこから思考する時間が短かったりすると、これまた文章が浅くなってしまう。


きっとnoteコンスタントに書いている人は、毎日意識的に生きているんだと思う。何事も努力ですね。


コーチングセッションの始まり

さて、今回は今年からコーチングが始まったクライアントさん(まっつん)との話をお伝えします。(本人に許可を得て、掲載しています)


まっつんとは、直接会ったことはなかったけど、元々Instagramで相互フォローしていて、まっつんが投稿していた内容から、仕事が近しいと感じ、去年の9月頃にDMを通じてやりとりを始めた。

まっつんのInstagramでは筋トレをしている様子がアップされており、こっちの人※からモテそうなタイプだなぁという印象だった。

(※ゲイ界隈では、同じゲイの人を"こっちの人"や"お仲間"と表現したりする(何の話w))


まっつんは僕と(広義的に)同じ業界に転職したとのことで、DMでは仕事の話を数回やりとりし、それで終わっていた。


しかし、そこから数ヶ月後、僕がストーリーズに、「コーチングの限定1名の無料モニター募集」を載せた時、見てくれていたまっつんが、そこから更に数週間後、「有料でコーチングをやっていますか?」とDMをくれ、再度やりとりが始まった。


すぐにプランの説明と、日程調整をして、
その週末にちょうど会えるとのことで、体験セッションを行うことに。


まっつんの伝えてくれた想い

まっつんは事前になぜ今回コーチングをお願いしようと思ったのか、
何を話したいと思っているのか、送ってくれた。

その文章からまっつんの、コーチングへの想いが伝わってきた。


そして迎えた体験セッション当日。

場所は新宿の、僕がよく使う喫茶店で。


初めて対面で会ったまっつんは、インスタで見るより少し小さく見えた。

少しの自己紹介をした上で、まっつんがなぜ今回連絡くれたのか、コーチングを通じてどんな未来を願っているのか、聴かせてもらった。


  • 長年付き合っていた彼氏と去年別れたこと。

  • まっつんも仕事はしていたが、会社経営をしていた彼氏にほとんど生活費を出してもらっていたこと。

  • 自分がどうなりたい、よりも、彼氏が望む自分であることを選んで生きてきたこと。

  • でもそんな意思のない自分に漠然とした不安と、自分の世界がなくなってしまうかのような怖さから、別れを決断したこと。

  • 仕事も転職して、環境に変化はあるが、自分が何をしたいのかわからないこと。

  • 何を目標にして生きたらいいのかもわからず、先が見えない恐怖を感じながら、日々を消化していること。


いっぱい話してくれた。

まっつんのこの数年間感じてきた、言葉にならない想いの一部が、
伝わってきた時間だった。


コロナによる営業時間短縮で、喫茶店の閉店時間が予定より早く閉まるらしく、出なければいけなくなったが、もう少しまっつんの話を聴かせてもらいたくて、新宿の街中を歩きながら聴かせてもらった。


去年の夏頃に別れ、そこから1人で悶々とこれからの自分の人生を考えたという。

周りの友だちは、自分の意思で人生を歩んでいるように感じ、焦りを抱きながら、絶対的な答えのない問いと向き合い続け、それでも活路が見えなくて、意を決して僕に連絡してくれたとのことだった。


パートナーの存在を前提として成立していた、曖昧で脆い自分の存在価値や人生を確かなものにさせるために、別れを決断したものの、今は見えないトンネルに入ったような不安と焦り、悲しみがまっつんの中にはあった。

たった1人で味わってきたその感情を、まっつんは涙とともに吐露してくれた。


僕の心に、その涙が、その声にならない声が、届いてきた。


まっつんの心の中にある"生きたい"が聴こえた瞬間だった。


誰にでもコーチングしたい、わけではない

僕が継続的なコーチングを提供する場合は、問い合わせがあって、お願いされたからやる、ではない。

クライアントが数あるコーチから、自分に適したコーチを選ぶのと同じように、コーチもまた、クライアントを選ぶものだと思っている。

(どんなビジネスでも基本的にはマッチングだと思っている)


だからあえて語弊を恐れずに言うと、僕は、誰にでもやりたいわけではなく、話を聴かせてもらった上で、"この人のコーチングをやらせていただきたい"と思った人と契約することにしている。


なぜなら、コーチングを通じて僕がやっているのは、その人が願いとともに生きていくために、その人の人生にコミットすることだと思っているから。

だからクライアントがコーチを選ぶことが決して簡単なものでないのと同じように、コーチもまた目の前の人と人生をともにしたいのか、と決断するものだと思っている。


少なくとも僕は、自分がコミットしたいと思える人でないと、承諾はしない。


僕は、その人の"生きたい"を聴いていきたい。

言葉にならないその人の願いを共に形にしていきたい。


僕は新宿の喧騒の中、まっつんの"生きたい"をあの時確かに聴いた。

まっつんが僕に連絡をしてくれた時点で、まっつんの物語はきっと前に進んでいたんだと思う。


その勇気を僕に向けてくれたことが、心から嬉しかった。

こうしてまっつんとの継続のコーチングセッションが始まった。

まっつんの人生に一緒に歩ませてもらえることに感謝の気持ちを抱きながら。


僕が願っていること

僕は結局、1人1人が心から"生きたい"と思える世界を築いていきたいんだと思う。


もちろん、"生きたい"なんて思わなくても生きていけるし、毎日働いて、毎日よく寝てよく食べてたら、なんとなく生きていけちゃうものだとは思う。

でも、"生きる"という選択を保留にしたまま、なんとなくで生きていると、自分の人生から願いや希望はどんどん遠ざかってしまう。


僕は、どんな人の心の中にも、その人なりの"生きたい"があると、信じている。

でも、生きているとどうしても願いが叶わなかったり、諦めざるを得ない状況があって、そういうことが積み重なっていくと、そもそも願うことや希望を抱くすら苦痛になり、手放してしまう。

そういう世界を僕は変えていきたい。


だから、そのために、1人1人の心の中に本来ある"生きたい"に耳を傾けられる存在でありたい。

そしてできるだけ、その願いをともに形にしていける存在でありたい。


最後に

またつらつらと書かせていただきましたが、「話してみたい!」「コーチングを受けてみたい!」と興味を持っていただけたり、

この記事を読んでピンときたら、随時体験セッションを受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。(フォームから。もしくはtwitterinstagramのDMから)


最後までお読みいただき、ありがとうございました!



追記

継続コーチングが始まって2ヶ月。
コーチング始めていく中で元々好きだった絵を描くことを再開することに。

それに伴って始めたインスタアカウントで、まっつんのイラストが見られるので、是非見てみてください!

まっつんイラストアカウント

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