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四方竹を茹でた話

南国ジンジャーの夜営業でお酒のアテとして度々登場する四方竹(しほうちく)。

秋に出回る細くてちょっと四角い筍です。
10年以上前に京都の鈴虫寺に行ったのですが、鈴虫寺には色々な種類の竹がはえていて四方竹もありました。

なので、京都でも珍しくはないかもしれませんがスーパーで食べ物として売られているのを私はみたことがありません。高知のスーパーでは秋に下茹でした便利な状態で売られています。

10月に、お世話になっている方が採れたての四方竹を送ってくれました。同じ小学校出身の大先輩です。いつもありがとうございます!!!高知愛がすごくてパワフルな先輩!!!!

実は私、四方竹を茹でた経験がなかったのですが「ほぼ筍だよね?」のノリでやってみました。

四方竹は筍よりだいぶ細長いです。

穂先を切って、たっぷりの湯で茹でました。カレー屋なので大きな鍋があってよかったです。筍は唐辛子と米糠を入れて茹でるという曖昧な知識があったのですが、米糠を所有していない為唐辛子とごはんを気持ちばかり入れて茹でました。意味ある行動だったかどうかはわかりません。

煮汁が墨汁みたいで戸惑いました。

15分茹でて、水を差して冷ましました。

皮をむいて、きれいな水に漬けました。一晩冷蔵庫で放置しました。

翌日数本を調理して試食。美味しく茹でることができたのを確認し、輪切りにして冷凍保存しました。

提供時の写真です。
独特の形を活かすためか、高知では輪切りにして使う事が多いように感じます。穴に柚子香る酢飯を詰めてお寿司にすることも。

鶏と一緒に炒め煮にしました。
母から習ったとか高知の伝統的な味付けというわけではなく、ノリと気分で味付けしているのですが私流をご紹介します。 

鍋に胡麻油と唐辛子を入れて、唐辛子が良い香りになったら塩少々と鶏もも肉を入れて焼き色をつけてから炒めます。

水とお酒を1:2くらい入れて(引火したら危ないので、いちど火を消してから入れています)みりんと醤油をほどよく入れて鶏肉に火が通る直前位で茹でた四方竹を加えます。

仕上げに七味をひとふり。私は馬路村の柚子七味を使うことが多いです。

10月のうちに追加で仕入れて下処理して保存しているので夜限定ですがもうしばらく提供できそうです。

よかったら召し上がってください。

#四方竹 #料理  

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