2021.2.13 今日の音📢｜名前、侮るべからず

名前を呼んで？　名前を呼びたい！

実はここ数日、一瞬よぎっては消えていたテーマ。
名前の話。
繊細で、大切な、名前の話。
思い切って語ってみたいと思います。
レッツおしゃべり！

そういえば僕がやった初めての数学の授業で、
子どもたちに話した雑談も名前の話でした。
もう、一年前になろうとしてるんですね、早いな。

そのとき彼らに話したのはこんな話。

キラキラネーム世代と言われるキミたち、
もしかしたら嫌な思いをする人も出てくるかもね。
でも大丈夫。
名前の歴史を紐解くと、
その変遷は思ってるより早いんです。
100年以内の間に、
女性の名前はカタカナが主流で、
そこから「〇〇子」が流行り、
「子」からの脱却で「〇〇香」「〇恵」が流行り、
ひらがなが流行り、「〇子」の揺り戻しがあり、
キラキラネームの時代が来ました。
これ、全部100年以内に起こってる動きです。
だから大丈夫。
直ぐにキラキラネームは当たり前の世界になるし、
時代の象徴として自分の名前を誇れる時が来る。
きっと大丈夫。
今は辛い思いをたくさんするかもしれないけど、
大丈夫だよ。

こんな話をしました。
賛否両論あるかもしれませんが、
僕はあの子たちの真っ直ぐな目を見て、
話してよかったと思いました。
静かに聴いてくれて嬉しかった、ありがとう。

＊

大学を決めたきっかけは、
『ブタがいた教室』の原作者に会うためでした。
黒田恭史教授。
ネットでバカほど叩かれて、
今でもむちゃくちゃ言われてます。
たしかにやったことに賛否はあるかもしれません。
でもなぜか、
中3のとき家庭科の先生が観せてくれた
『ブタがいた教室』に魅了された自分がいました。
教師を目指すと決めた時、大学選びに迷って、
その原作者で実践者の黒田恭史教授が居るところ、
それを知って京都教育大学を選びました。
3年間でいろんな世界を知って、
それでもあの人の元で学びたいと思い、
彼のゼミに飛び込みました。
そこで学んだ
「しなやかに、すみやかに、したたかに」の3S。
今も僕の行動の根源にそれはあります。
ありがとうございました。
そんな彼の実践を映画化した『ブタがいた教室』
最も心に残ったのは、飼育した豚を食べたとか
そんなのももちろんなんですが、
僕が一番心に残っているのは
「名前を付けると愛着が湧く」ということ。

この話から着想を得て、仲良くなるために
第3のスパルタな自分に「タオ」と名付けました。
詳しくはコチラ！

👇　👇　👇

これが思ってた以上に上手くいっておりまして、
いま、めちゃくちゃ自分が楽です。
自分が自分でいること、自然体でいることが
ほんとに楽しくて、楽です。
「楽しい」と「楽」が同じ漢字であることに
納得してなかったんですが、今は納得できます。

あと、僕の一番の理解者が好きなバンド、
「きのこ帝国」
数多ある楽曲の中で
『名前を呼んで』という曲があります。
ちなみに、
僕が大絶賛している「花束みたいな恋をした」
で使用されていた『クロノスタシス』も、
きのこ帝国さんの曲ですね。すてき。

きのこ帝国の『名前を呼んで』
ずーーーっと「此処に居て」って
主張してるんですけど、
最後の最後に「名前を呼んで」って
主張に変わるんです。
ずーーーーーーーっと同じ主張なんですけど、
私を私として見てほしいって気持ちが
ぐっと伝わっちゃう言葉。好きだなって思います。

ただの名前、されど名前は
自分が生まれたとき、
大切に想ってくれてる(想ってくれてた)人からの
最初の誕生日プレゼントだよなって思うんです。
大事にするかしないかは善悪ではなくて、
そういうものだって捉えることは大切だなって、
そう思います。

もっと脱線したい話はあるんですが、
せっかくなので明日、
stand FMでお喋りしてみようかな〜。
ラジオデビューだ！

というわけで、今日は
名前の奥深さを感じたままに綴ってみました。
由来とかあるだろうし、
それに想いを馳せるかとか、大切にするかは
とりあえず置いといて、
自分の名前を好きになれたら
きっと最高だよねって思います。
好きにならなくてもいいんです。
ただ、これでもありかなって想えたらもう素敵。
もしどうしても嫌いで、名前を変えたとして、
その名前を好きになれたらめちゃくちゃ素敵。

物の名前、生き物の名前、誰かの名前、
大事にできる人、僕は好きです。

ステキな土日になりますように。

2021.2.13、名前の話ずっと書きたくて書いてみた

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