獣医学生は獣医になるのか
今回はまじめに獣医学科の環境紹介をしようと思います。
ズバリ テーマは 獣医学生は獣医になるのか⁉
獣医学科は薬学科や医学科と並んで専門性の高い学科です。私は文系についてはあまり明るくないのですが、理系の多くの他学部よりは卒業後がいい意味で絞られていると思います。 北海道大の総合理系を目指して浪人してる友人Kが私に 「ゆうはいいよね 私は来年受かっても卒業後が不安だし」と言っていました。
確かに獣医学科に受かってしまえば獣医師資格を取って臨床獣医師として食べていくことはそれほど難しくはないでしょう(大変な生き方ではありますが) もしかしたらあなたもそんな人生を望み必死に勉強されているのかもしれません。もしそうなら私は心の底から応援します!
…ですが実際 獣医学部の学生はどんな目的でそこにいるのでしょう。
まずは獣医学生の獣医学科志望理由のグラフです
こちらは僕の身の回りで一人一票でアンケートを取った結果です。
やはり獣医さんとして働きたいから獣医学部に来る方は多いですね。これは もちろんでそのための学科ですから。ですが獣医さんとして働くことは考えてないけど獣医資格を取るためといった方々が大勢いるのも確かです。 実は僕もここに含まれます。
さらに個人的に驚いたのが獣医さんとして働く予定がなく獣医資格を取ることよりも純粋に動物が好き・興味があってそれを学びに来ている人も大勢いることです。動物は好きだけど獣医さんになるのはなんか違うといった方でも実りの多い大学生活になるということを表しているのかもしれません。
次に獣医学科卒業生の進学先です。
ここでいくつか注意点
*この結果は今までの多くの先輩方(214名)のデータをまとめていますが人数の少ないとこでは毎年大きく異なります。
*動物園は1%となっていますが公務員の中にも動物園で働いていらっしゃる方もいると思います。
ここでもやはり獣医さん(臨床)は多いですね。次に多いカテゴリーの公務員ですが
…そうなんです 獣医学科卒からの進路は割と多様なんです.。
空港などの検疫で働いたり、食品衛生行政の専門家としてあのWHOなどへ派遣されることもあります。そのほかにも動物愛護や動物福祉のために働く方もたくさんいます。 企業への就職として有名なのはなんといっても製薬会社です。製薬会社では実験動物の管理をする人が必要でそのような仕事があります。
まとめ
獣医学部に入る理由は決して獣医さんになりたいからだけではなく 動物がすき 生き物について知りたいといった理由の方もたくさんいます。
また就職先も様々で獣医学部に入って将来が大きく広がることも十分にあります。
*この文章では獣医さん=臨床として扱う場面があります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?