愛とは

この世の中に確かなことは何もない。
それだけは確かだ。

どんな不安に感じることでも
絶対にそうなるとは限らない。
やってみないとわからない。
考えても答えが出ないことは
やってみるしかないのだ。


不器用でストレートなジョンは
数学者らしい言葉でアリシアにプロポーズする。

『僕らの関係が一生続くと証拠が欲しい。
信頼できる経験的データを』

彼は信用できる”愛の形”が欲しい。
しかし、愛情とは”心”の問題なのだ。
どんなに形にしたところで信じるしかない。

アリシアは彼の要求にこう答える。

アリシア『待って・・・
私の頭の中には少女っぽいロマンスへの
憧れしか・・・
証拠？経験的データ？
・・・いいわ。
それじゃ、宇宙の大きさって？』

ジョン『無限だ』

アリシア『どうしてわかるの？』

ジョン『データがある』

アリシア『未証明よ。目でも確かめていない。』

ジョン『でも信じてる』

アリシア『愛も、それと同じよ』