教員は激務?

最初から副業やらお金の話をするのもアレなので、近年よく言われている「教員=ブラック」について考えて行きたいと思います。

前回のnoteに書きましたが私の経歴やらはこんなんです。

https://note.com/yuyu_amaoto/n/nfac661238efa

特に昔から教員を目指していたとかではなく、センター試験の結果を見て「志望してた学部は厳しいけども教育学部ならA判だし、そっちでいいか」と大学で選んだ結果の教育学部でした。学科もガチガチの教員養成コースで、進路は教員になるか院に残って教育学を研究するかくらいしかないだったので、とりあえず地元に帰るかくらいの感覚で教員になりした。

そんなこんなでスタートした教員生活ですが、、、

7年で何地域か移動した感想としては、

「職場環境が第一」

職場環境は、周りの教員や管理職といった組織の面もあれば、その地域性や学校の規模といった学校の面もあります。

組織面では、教員間でもチームワークやフォロー体制が整っていれば多少の問題があってもカバーし合えるし、逆に殺伐とした職員室だと足を引っ張り合ったり仕事を押し付け合ったりとしんどいです。管理職についても同様で、親身になって相談に乗ってくれる人格者もいれば粗探しをしてパワハラまがいの事をするだけの人もいます。

学校面では、荒れてる地域であればそれだけ生徒指導に手を取られるし、逆に田舎で横のつながりが密な地域では地域の目が生徒を見守ってくれたり、必要なときには指導もしてくれる。学校の規模も大きい所であればそれだけ行事が大掛かりになって連絡調整やらも大変だし、小規模校なら小回りも効いて動きやすい。

それでも、良好な職場環境、俗に言う「当たり校」でもめちゃくちゃ残業して働いてる先生は存在するし、逆に大変な職場環境の「ハズレ校」でも自分のペースでゆったり働いてる先生は存在します。

では、そこの違いはなんなんだろうか?

職場環境に恵まれていても忙しそうにしている先生は大概、非効率な仕事をしているか必要以上の仕事を自分からしているかだと思います。前者は能力の問題ですが、後者に関しては教員がブラックと言われる所以の1つかと思います。大学の頃から実写中の同期やら見ていて思うのは

仕事に終わり(完璧)は無いのに、教員は完璧を求めたがる

これに尽きるかと。指導案やら授業準備など「練って練って練って練って...」とより良いものにしたい気持ちは分かります。けど、それを美としているからタチが悪い。頑張っている姿やその努力(過程)を評価されたがるけど、

8割の出来栄えの物(指導案・教材)を8割5分→9割→9割5分と磨き上げている時間あれば、8割のクオリティの物を5つは作れませんか?

もちろん未完成のサービスを提供するのは仕事としてどうかと思うけど、授業として十分に提供できる物をひたすらにブラッシュアップするよりもその時間を新しい教材研究に当てたり子どもの指導に当たる方が有意義だと私は思います。

逆に大変な学校でも自分のペースで仕事してる先生は、効率的に仕事したり「これで十分だ」と妥協出来るラインをしっかり持っていたり人だなと見てて思います。もちろん中に人に仕事押し付けたり、悲惨な授業をする地雷な人もいますがそんなケースは今回の論点ではないので置いておきます。どんな仕事もですが、

人に迷惑をかける「いい加減」ではなく、力の抜き所が分かっている「良い加減」な人が上手く立ち回れています。

ただ、教員はそんな人が圧倒的に少ないから、全体を見るとみんなが激務であくせく働いてるように見えがちなのかと思います。実際、部活問題やら保護者対応やら、避けられない問題に追われるときもあるし、学校によってはそれが日常茶飯事で日々心と身体をすり減らしている環境もあります。それでも、中には上手く立ち回れてる人は居るわけだし、とりあえず自分はそうなりたいなと思って仕事をしています。

取り留めのない雑記になってしまいましたが、私が働いていて思うことでした。

さて、次回はいよいよお金の話を書こうかと思います。現職の方などで興味がある方はよろしければフォローやスキをよろしくお願いします。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?