精神科の患者さんからもらう言葉に救われていた話。
こんばんは
なんだか精神保健福祉士トークをしたい週みたいです。
今日は完全に自己満編です。
なんなら自慢です!!(いつものことですかね)
わたしは以前精神科で勤務していました。
精神科では精神科医、看護師、作業療法士、心理士等でチームを組んで患者さんをサポートします。
勤務していた数年間一緒に働く仲間からは
あたたかい言葉を沢山貰っていました。
そんな精神科勤務ですが
今日は仲間からではなく
病棟で働いていたときに
患者さんからもらった素敵な言葉を紹介したいと思います。
どの言葉もわたしが仕事を辞めようと思うたびに
奮い立たせてくれる大事な言葉です。
①
「この仕事好きやろ。顔見てたらわかるわ。いつみても楽しそうやから」
これは病棟の卓球台で骨折した患者さんと
整形外科に行く道中に言われました。
まあまあな骨折してるのに
へらへらしてる患者さんに
つられてへらへらしてたからかなと思います。笑
その後も患者さんはへらへらしながら
担当看護師さんに「看護師さんは結局なんの仕事してるの?」て聞いて怒られてはりました。笑
そんな患者さんが退院するときに
真面目な顔で「ずっとこの仕事続けてな」て言ってくれたことはぐっときましたし
辞めたろかて思うたびに思い出して踏みとどまる言葉です。
②「どーせ世話になるなら、綺麗なお姉さんが良いからそのままで良いよ」
これは人によってはセクハラ!キィィてなるかもしれません。笑
ただタイミングが新たなスタッフさんが来てくれて
ぼく、わたしの担当変わるのかなうきうきわくわくみたいな雰囲気のなか
「残念、わたしのままだ!」と言い放ったときに
スッと言ってくれたので
悪い気はしませんでした。お世辞は丸ごと受け入れるタイプです!笑
且つどんだけ疲れててもメイクはしようと決意させてくれる大事な言葉です。
③「ずっと細木数子だと思ってた。」
これは病院から新たな施設に異動になったときに
泣きながら言われました。
泣いてることよりも細木数子と思われていたことに着目してしまい、
理由を問うと
「だっていつも未来が
言ってたとおりになるでしょ。すごいなて思ってたんだよ。」
そんな占い師みたいなたいそうなことはしてないのですが
こまめに病棟で先の見通しを伝えていたことが
よかったみたいです。
きちんと患者さんのところに行って
話すことの大事さ、置かれている現状を丁寧に説明することの重要性を学びました。
思い出すと少しほっこりすると同時に
退院まで一緒にいたかったなあてうるっとします。
④「こんなに優しい人は初めてだった」
これも異動するときに言ってもらいました。
しかも嬉しいことに
担当していた患者さんの複数人に言ってもらえました!いぇい!
わたしの名前には「優」という漢字がつかわれています。
とんでもなく優しい父が
優しい子に育ってほしいとの理由で名付けたプレッシャー名前でした。
少し照れましたが
「きちんと育ったよ」て親に伝えたくなりました。
⑤「きちんとハッピーエンド目指します」
激しい虐待体験のつらさを頻回に訴える患者さんからの言葉です。
面接のたび
もうこれ以上辛い思いはしなくて良いです。
素敵な未来を作りましょうと伝えていました。
異動になったときに
「いなくなるなら死にたい」と泣かれました。
え!いままでのわたしの面接を忘れたのか、
わたしはいなくてもずっと応援してるのは変わらないし、笑顔で過ごせるように願ってると言うと
「きちんとハッピーエンド目指します〜泣」
と約束してくれました。
少し心配でしたが、
約束を守ってくれると信じてますし
こそっと笑顔で退院に向かってると知りました。ほんとによかった
すっごい自己満ですが
どれも今の私を支えてくれる言葉です。
(長期入院者が多い病棟担当だったので
関係性の密度は濃かったなあと思います。)
異動報告後の③から⑤や
泣く患者さんたちをみるまでは
自分の仕事ぶりが
良いのか悪いのかわからなくて
他の人が担当した方が良いんじゃないかなと
毎日不安をもちながら働いてました。
でもその言葉を受け初めて
「あれ、わたし精神保健福祉士として案外悪くないのか」と思いました。
精神保健福祉士として自信が少しつきました。
同僚や先輩に言われる言葉も響きますが
患者さんが直接くれた言葉は格別です。
こうやって書いていくと
わたしは患者さんを支えてたんじゃなくて
患者さんに支えてもらっていたことに
気付きました。
その言葉がなかったら
きっととっくに働くこと辞めてます。
いただいた言葉を忘れずに
わたしも人を支える言葉を発することができる人になりたいと思います。
今日も自由に書いてみました。
noteたのしいですね
ご清聴ありがとうございました!笑
次はパンシリーズです!乞うご期待!笑
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?