![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/10804764/rectangle_large_type_2_a43732945ae8d4ad3bd0c52358c4b3bc.jpeg?width=800)
インド一人旅記録 Vol.2 アグーラ編
前日、夜中にホテルに到着し寝たのは1時頃。
翌日はアグラに向かいます。電車で3時間程度かかるので朝6時発です。
1.アグラ駅へ
結局緊張感高すぎて1時間起きに目を覚ます。ほとんど眠れず。
行きの車でガイドさんからインドのおやつをもらう。なんていうおやつかわからん。写真がぶれているのは私のせいではなく道路がガタガタで車が基本揺れているから。
ニューデリー駅へ。眠い。
いい感じで知らないインド人が睨みをきかせています。
8時10分発のガティマン・エクスプレスへ。ガイドさんとは席が離れてしまったようで、「降りるときにこっちに来るので安心して」と言っていたのでとりあえず何も気にせず乗ります。
朝食はホテルに着いてましたが、時間的に間に合わないため食べず。
でも列車で朝食が出るようです。
謎のオムレツ的なものと簡素なパン。カレーはまだお預けです。
朝食もそこそこにつくまで寝たり本読んだり。
数時間しアグラ駅に着いたようです。乗客はほぼ降りてましたがガイドさんは現れない。「降りるときに来るので安心して」と言い切っていたので、ここで降りるような気もしたが座り続けていました。
「ガンガンッ」
窓を叩く音が。見るとガイドさんがホーム側から窓を叩き、降りろ!の合図。えぇぇ遅くね!?
焦って下車。あぶなっ。どこが安心しろだよ!
アグラ駅、なんとか到着です。
オートリキシャへの勧誘やらなんやら。とにかく濃い顔、黒い人たちが怖い顔して何言ってるかわからんが話しかけてきます。こええ。
ここからは旅行会社の車で移動します。
2.ゴリ押し売りとタージマハール
インドにはクルタという男性用民族衣装があります。
ワンピースシャツ的な感じ。
「クルタの衣装で観光地めぐりが楽しいですよ!」
とのガイドさんの言葉を受け、私も興味があったので民族衣装屋さんに連れてってもらうことに。
これはないだろーーーwww
やたらゴリゴリのキラキラ衣装を勧めてくるインド人。わかりやすすぎる・・。でもこのときの私はひたすら勢いに飲み込まれまくってました。
さすがにこのゴリゴリは買いませんでしたが、ストールとクルタ上下のセットを買わされ、いや買いました。日本円で15000円くらいするけど最初だから10000円でいいよ!とのこと。
必ず値切ろう!みたいなことを事前に調べましたが、先手を打たれすでに安くしてる(のでもう安くしないよ!)みたいな感じ。
実際8000円くらいは無理?と聞きましたが無理でした(でも聞き方がダメ元みたいな聞き方したのでこれでは値切れないとあとからわかってきましたが)
あとあと振り返るとどう考えても10000円しねーなっていうセットでしたが、まあ洗礼を受けた経験値に払ったと考える。(じゃないと悔しい)
実際はこんな感じ。気圧されて色も適当に選んでしまった。。
うしろにタージマハールが覗いています。
デターーーーー!
ガイドブックで見るような景色が見えます。どんだけ写真を取るのが下手なヒトでもガイドブックレベルの絵がとれるという凄さ。
つまみマハール。ガイドさんがうまく撮ってくれた。
タージマハール内にも専有しました。靴で直接あがることはできず、袋みたいなものをつけて入ります。
なんかすげえ良さそうな写真をとってるインド人を撮る。
ベタベタな観光名所だからインド人なんていないのかなーと思ったらほとんどインド人でした。でも考えたらインドなんてめちゃくちゃ広くて、普通に国内でも旅行者がいっぱいいるだろうから不思議ではない。
庭もきれい。すっごい広い。
タージマハールはムガール帝国第5代皇帝のシャー・ジャハーンがめっちゃ好きだった死んでしまった奥さんのために建てられたそうです。
100%大理石なんですがさらにそこに宝石の原石もたくさん使われている、これを建てるために国が傾いたとも言われます。
今は観光客がくさるほどくるのでアレですが、当時はさぞ安らかに眠れたんだろうなぁと。すべてが線対称だけど決して堅苦しくもなく、静かで波立つこともないイメージが体現されていました。
3.ようやくおでましたインドカレー
ここで遅めのランチ。どうやらカレーが食べられるようです。待望。
まずはインドビール、キング・フィッシャーで乾杯!
インド人はお酒は大っぴらには飲まないらしい(というか飲まないヒトが多い)。肉も食べないし、なんかとにかく神聖だな!
しかしガイドさんは肉も酒も飲むらしい。。
まあ仕事上のお付き合いってのもあるみたいだが。
なんやらめっちゃ出てきた。こんな食えません。。でもすごく美味しかったー。
そういえば両替の話しを忘れてましたが、初日の両替はガイドさん経由でおこないました。ガイドさんがお金を下ろしていたので、私は日本円10000円を渡し、5600ルピーをもらうことにしました。
(レートはおおよそ0.7くらい。ルピーはおおよそ日本の7割という感覚で価格を見てました)
4.インドおじさんからの油マッサージ
ご飯を食べるとまた眠くなってきたなぁ・・。
移動と緊張感で疲れも結構ある。
ということで油マッサージを受けました。
いわゆるアーユルヴェーダというやつです。
女性に人気ですね。まさか私が受けるとは思わず。
そもそもアグラ観光ですが、デリーの往復列車がいい感じで予約できず、朝は早いし、夜は遅い列車しか取れなかったというのもあり、時間つぶしがかなりいる日でした。
買い物しても押し売りされるし、観光場所はそんなにないので時間も潰れない。。ということで疲れもあり受けてきました。
イメージはきれいな外国人女性に気持ちええマッサージを・・
を期待していましたが、お腹のまるいただのおじさんでした。悲しい。
まあ気持ちよかったですがね。おでこから大量の油をそそがれ、これ以降の写真は髪が油でぺったんこであります。
ここのお店はすごくきれいなところだったんですがね。
一度外にでるとこんな感じです。
牛とかヤギとか野良ってます。あとはね路上のゴミがねえ凄いんですよ。
みんなバカスカ道に捨てまくってますからね。
日本の犬とか猫より牛がその辺歩いてましたね。まあまあな主要道路でも平然と野良牛歩いてる。
とにかくカオスだなーと。お金あるんだかないんだか。(まあヒトによるんだろうけど)
5.お金を使いすぎて幽閉された親父
その後はアグラ城へ。アグラはタージマハールとアグラ城くらいしか観光名所がないのです。
髪の毛はぺったりです。
3代皇帝のアクバル大帝が建設し、4代のジャージャハーンが改築したところ。なので奥にジャハーンが大好きな大理石設備があります。
ジャハーンの娘の部屋。すげい豪華です。
タージマハールが一望できます。いい眺め。
装飾が豪華。
こちらはジャハーンが幽閉されてしまった場所。幽閉感まったくないですねw。
なんで幽閉されてしまったのかというと、タージマハールを作り国を傾けただけでは飽き足らず、ふたつめのタージマハールを作ろうとしてました。
(自分用の黒いタージマハール)
「アホかボケぇ!!」
と言ったか言わないかくらいでジャハーンの息子がおとうさんを閉じ込めてしまったとさ。
でもね、よく見ると柱に宝石が散りばめてあります。
とにかくジャハーンが宝石も大好きだから、結局幽閉場所は豪華にする次第。。ところどころ宝石がないのはイギリス人がパクっていったらしい。
ここは王が民と離す謁見の間。偉そうな感じがヒシヒシと伝わります。
6.流線型ダンス
さて、この時点で18:00。帰りの電車は21:00です。
時間めっちゃある。ということでガイドさんのおすすめで演劇を見に行くことに。
演劇は19:00ぐらいからだったのでそれでもまだ時間が。
「チャイでもノミマスカ?」
カフェというおしゃれなものは存在せず、路店で買います。
車でいただきました。美味しいけどジャンクっぽいなぁ。
この器が絶妙なチープさを醸し出します。飲み終えたらガイドさんが路上に放り捨ててましたw。
演劇へ。マハラジャ的なやつかな〜。
劇場も遺跡風の作り。
さぞヒンディー語で雰囲気を楽しむものなのかなと思っていたら意外にハイテクで、各席にヘッドホンが配置されており、ヘッドホンから各言語が翻訳で流れるようになっておりました。
なので、セリフは生ではなくスピーカーで流されているものに身振り、手振りを合わせるような劇となっておりました。
劇の内容としてはタージマハール建設前のジャハーンとその奥さんのムムターズの芝居、そして要所要所でのインディーダンスを披露してました。
音楽的にはリズムが大分ハネており、スウィングのBPMを落としたようなリズム。なのでこんなイメージ。
そうすると、手とか首とかが直線的な動きでなく流線型の動きになる。
それがエキゾチックな踊りになってるんだろうなーという解説をしながら見てました。
時間がギリなのか終わってそうそうに切り上げてアグラ駅に向かいます。
夜のアグラ駅。ちょうど21時頃。ここから3時間くらいかかるのでまたもや宿への到着はテッペン(12時)を回ってしまいました。疲れたー。
そしてクルタの衣装代、アーユルヴェーダ、演劇とそれぞれ1万くらいかかり、めちゃくちゃ金がかかりました(泣)
このあと財布の紐が固くなり、ガイドさんにも気にしてもらう始末。ごめんなさい。。
ともあれ濃厚の2日目は以上です。たぶんこの日が一番記事としては濃いと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?