yu+yasue

学会・コンベンションサポートを行う小さな女性ばかりの会社の代表取締役です。飲食店(Ca…

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学会・コンベンションサポートを行う小さな女性ばかりの会社の代表取締役です。飲食店(Cafe Dinning)の開業と運営や創業塾コーディネータの経験をもとに、創業・開業を目指す方のためになる話や、普段のライフスタイルについても書いていけたらと思います。

最近の記事

突然に湧いた飲食店出店のハナシ

前述しました、料理学校との産学連携がとん挫したころ、家主からまた新たな話が舞い込みました。敷地(昔は工場敷地だったため500m四方ぐらいありかなり広い)の端に新しビルを建設するが、近隣住民への配慮もあり、低層階で景観に気をつかった作りになる予定とのことでした。エリアの西端の顔となるので、入居者が交流できるようなコンセプトカフェのようなものを作りたいのだが、その運営をしませんか?というものでした。 うーむ、かなり魅力的な話です。これはきっときっと私のやりたかったことだーと思い

    • 某調理師専門学校との産学連携バナシ

      これは、、実はポシャっちゃった話ですが、調理師専門学校との産学連携を試みたこともありました。入居しているオフィスビルの地下にあるレストランスペースが売り上げ不振から撤退し、空きスペースとなっておりました。家主(オフィス街の管理会社)から、このスペースをなんとか活用できないかな~と相談をうけたのが始まりでした。 ボーっと色々なアイデアを巡らしているときに、三重県の高校生がレストラン運営をしているニュースをみて、あーこれだと。これからの可能性のある学生が作る美味しくて健康的なラ

      • 産学連携事業

        自分の会社を法人化するのとほぼ同時に、ビジネスのご師匠と2つ目の会社を作ったのですが、こちらでは何をしていたかというと、、産学連携といわれるヤツです。 何がビジネスマネーになるのかわかりませんが、私が大学関係の人脈に強かったことや、当時学生さんのインターンの引受先としてやたらお声がけがあったこと。何よりも何か面白いことがしたかったので、学生さんの力を何かに活かせないかと考えたのです。 まずは、師匠の会社がゲーム関係ということもあり、デザイン系の専門学校の学生さんたちの授業

        • 変わった仕事も引き受けていました 2

          学会業務を中心に仕事をお受けしていましたが、たまにちょっと変わった内容の仕事も舞い込んできました。事例1は前回書いたフリーマーケットの主催でしたが他には・・・ 事例.2 ドッグカフェの企画 私、家主の関係で大きな声では言えませんが、会社で犬を飼っておりまして、よく犬連れで打合せにも行っておりました。琵琶湖のほとりの公民館兼結婚式場(昔は有名ホテルだった歴史的建造物です)の仕事は、最初は顧客名簿の作成のためのデータ入力のお仕事だったんですが、それがフリーマーケットの主催の話

        突然に湧いた飲食店出店のハナシ

          変わった仕事も引き受けていました 1

          こんにちは。会社設立の話、起業の話などを中心に書いておりますが、20年会社をやってるとたまーに、毛色の違う仕事が入ってくる。まぁ、私がわがままで引き受けちゃた仕事なんですけどねほとんどが。 事例1.フリーマーケットの事務局 とある公共の施設(会議施設やレストラン併設)の支配人に頼まれて、2年ぐらい、琵琶湖のほとりの広大な芝生を利用してフリーマーケットの運営をやっておりました。会場費はいらない代わりに、その施設を盛り上げるような事をしてほしい、ひいては売店やレストランの売り

          変わった仕事も引き受けていました 1

          2つ目の会社設立

          自分の会社(自営業→有限会社)の法人化の準備と並行して、実はもうひとつプロジェクトが動いていました。私の起業家師匠である(以降師匠)方がとにかくベンチャースピリッツをお持ちな方で、自分がピンと来た人間にすぐ会社設立を持ちかける人(笑)。すでに2社の会社を立ち上げ、あとで聞くと他の若い人や元社員にも起業させているので、ポシャった会社を含めるともっとあった模様。 私も当時はイケイケなので、とにかく何かしたい。自分の業種はお客様も大学関係者や官公庁が中心で良く言えば安定しているけ

          2つ目の会社設立

          有限会社の設立時のアレコレ

          会社の設立を決めたあと、私のやったことは、、、司法書士を探すこと。取引銀行を決めること。税理士を探すこと。司法書士さんは先輩起業家からご紹介いただいてさっさと決定したように記憶しています。税理士は、自営の時は当時の旦那さんの家業の税理士さんにお願いしておりましたが、何せご高齢で(笑)ご本人の希望もあって交流会で知り合った一人で税理士事務所をされている方にお願いしました。税理士さんは1年後、給与計算や社会保険の手続きの関係で、社労士さんの必要性を感じて税理士と社労士両方がいらっ

          有限会社の設立時のアレコレ

          そろそろ会社設立を考える

          2001年に事業を開始して3年目、ようやく年商が3000万円に達してきました。1000万から3000万までの道のりは、細かくは覚えていないけれど、試行錯誤の繰り返しです。色々なお客様に出会い、紹介され、助けられ、裏切られ、、、、。 何よりも自分への勝手なプレッシャーがしんどかったな。今振り返ると笑っちゃいますが、漠然としたこれから食っていけるの?社員さんを賄えるの?会社はどうなっていくの?といった具体的なようで具体的でないプレッシャーでなんだかしんどい毎日。でも頑張りたいと

          そろそろ会社設立を考える

          出張は楽しい?

          私の仕事は割と出張が多めです。全国各地で研究会や学会が開催されますし、全国区の学会のお世話をしていると、関東での役員会議も頻繁にありました。(現在はすべてリモート会議です)全国大会の開催ともなると準備日を含めて3~5日くらい出張。すっかり出張慣れですよ。反対に慣れ過ぎて、日帰り札幌なんてことも・・・(笑) 旅好きなんで、一人出張でも大丈夫。一人だと気ままに好きなお店でワインを飲んだり、現地の名物や私の好きなお寿司を食べにいったり。大会開催時は関係者の皆さんと宴会が多かったな

          出張は楽しい?

          起業動機ってなんやったかな

          今更ですが、起業塾に参加したり、日本政策金融公庫に創業計画を提出する際には必ず起業動機はなんですか?と聞かれます。起業塾のコーディネーターをしていたころは、参加者の大半は自己実現のため、、だったんですよね。まれに金持ちになりたいとか生活のためとか。人それぞれですが。 私の起業動機はなんだったんだろう?と20年前を思い返してみる。まぁ、周りの状況から川の流れに乗っただけのような気もしますが、サラリーマンになる道だって確かにありました。でも自営業の道を選んだのは”時間”でした。

          起業動機ってなんやったかな

          契約書との闘い

          今日は何の話を書こうかなぁ、創業・起業にまつわるネタはいっぱいありますが、今日は契約書について書こうかと思います。契約書ってなんだか敷居が高いし、今でも苦手。内容は仕事内容と金額と支払条件が書いてあるのが普通なんですが、、、たまにね、金額が書いてなかったり、なんの契約書かよく判らないのがあるんですよ。たとえば機密保持契約書とか、、。 最初に契約書の壁にあたったのは、まさしく秘密保持契約書。IT系の仕事をしていたら当たり前に存在するものですが、駆け出し会社の私には、何をおっし

          契約書との闘い

          はじめての慰安旅行

          開業2年目ぐらいに、スタッフとアルバイトさんを8人乗りの車の詰め込んで(笑)はじめて慰安旅行に行きました。発端はスタッフさんがどこか行きたい!と言い始めて、私が温泉1泊ぐらいなら行けるかなー、なんて返事をしたから。 行先もスタッフさんたちで決めてくださいとお伝えすると、バブル時代には絶対に泊まれなかった、南紀白浜の超有名温泉付きホテルを指定してきました。仕事関係でJTBさんも出入りしていたので、担当者の方に相談すると、スイートに4人づつ詰め込んだらなんとか予算内で行けそう。

          はじめての慰安旅行

          国民年金・健康保険と社会保険

          今日は保険の話。個人事業主(自営業)としてスタートしてからは、私もスタッフさんも、全員、国民年金・健康保険加入者でした。つまり給料から自分で全額払って、国民年金と健康保険に入っていました。(中には健康保険に入っていない強者もいました、若かったから良いけどさ) オフィスビルに入居して1~2年経つと、当初の売上1200~1300万/年間だったのが3000万円近くなりました。個人事業主の収入(つまり私の収入)は 売上-経費(スタッフさんたちの人件費含む)=収入 なんですが、す

          国民年金・健康保険と社会保険

          ゲーム制作会社とのお付き合い

          先述しましたが、起業して入居したオフィス地区で知り合ったIT系先輩社長とゲーム制作会社の取締役さんには本当にお世話になりました。社会人の常識もビジネスの常識も何も知らない私の知恵袋&相談役的な存在で、私は心の中でビジネスのお父さんとお母さん(ちなみに二人とも男性だけど)と思っていました。 週に2~3回ゴルフの練習に行きながら、その日あったことや仕事で困ったこと、悩んだことなどを相談していました。最初の悩みは会社はこのままで良いのか、これから何をしていけばよいのかという漠然と

          ゲーム制作会社とのお付き合い

          番外:エフェクチュエーション5つの原則

          最近、ご縁があって自治体主催の短期の起業家塾に入塾していました。自分が起業塾のコーディネーター経験者のくせに、なんで参加するんだと訝しがられましたが(笑) 自分の経験値だけでなくて、もう一度会社づくりのイロハを思い出したくて参加させていただきました。で、結果、とても楽しかったんですよ。私が恐らく参加者の中で最年長だろうな。若い起業家志望の方々とご一緒させていただいて、カルチャーショックをうけつつも、良い刺激をもらいました。 その起業塾で先生に教えていただいたのが、エフェクチ

          番外:エフェクチュエーション5つの原則

          突然の訪問

          新築オフィスビルに入居して半年ほどたったころでしょうか。ある日の昼過ぎに、突然オフィスの扉をノックされました。カジュアルな服装の男性が突然訪問してきて、営業の人ではなさそうです。「あのー、同じビルに入居しているものですが、こちらは何の会社をされているんですか?」と聞くのです。それは私も耳にしたことのあるITベンチャー会社のK社長さんでした。しかも、私と同じ大学出身の同い年の社長さんでした。 私「えーっと、まだ独立したてなんですが、学会の事務局を請け負っています。他にできるこ

          突然の訪問