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有限会社の設立時のアレコレ

会社の設立を決めたあと、私のやったことは、、、司法書士を探すこと。取引銀行を決めること。税理士を探すこと。司法書士さんは先輩起業家からご紹介いただいてさっさと決定したように記憶しています。税理士は、自営の時は当時の旦那さんの家業の税理士さんにお願いしておりましたが、何せご高齢で(笑)ご本人の希望もあって交流会で知り合った一人で税理士事務所をされている方にお願いしました。税理士さんは1年後、給与計算や社会保険の手続きの関係で、社労士さんの必要性を感じて税理士と社労士両方がいらっしゃる税理士法人さんに変更させていただきました。

次に会計ソフトを選ぶ。当時の税理士と相談の上、弥生会計に決定。当時、業務を請け負っていた学会さんが、単式簿記(EXCEL)から複式簿記への移行期で、ちょうど会社設立の1年前ぐらいから弥生を導入。半年ぐらいべそ書きながら複式簿記の勉強をしたので、自分の会社の経理を立ち上げるときはそんなに苦労しませんでした。(社団法人の会計の方がよっぽど面倒くさいわけですよ。小さい会社の経理なんて簡単簡単!)

さて、司法書士と定款づくりに入ります。良くわからんけど、定款の目的に何かくの?司法書士さんはとにかく今後考えうる事業をすべて書いておきなさいと言うけど、いまいちピンとこないなー。とりあえず学会事務業務の受託以外に、印刷物とWEB制作、イベント運営、データ入力・ソフト開発、翻訳、果ては産学連携なんてその時は影も形もなかった事業を書き出したのです。びっくりしますが、20年近く経って、書き出したこれらすべての業務を受注できるようになっているんですよね。もちろん私が出来るわけではなく、スタッフさんはじめ、優秀で信頼できる外注さんの存在もあり、色々な仕事ができるようになったなぁ。有言実行?書いたもん勝ち?継続は力なりだなぁと思います。

資本金は私が300万円よういし、一緒に独立した2名のスタッフさんは出資者に入れるつもりで、私の持ち分200万、2めいのスタッフに50万円づつ出資した形にしようと考えていました。そこで私は、10年以上仕事をいただいている懇意にしている大学の先生方に声を掛けます。できるだけ仕事をいただけるように、先生たちも1口づつ出資いただけないかと、、、。これビックリなのですが10名近い先生方に賛同いただけて、出資金は400万円を超えたのです。一人の先生は100万円出資してくださったので。そうすると、私の出資持分が全体の50%を割ることになり、決裁権が持てなくなるので、キリの良い500万にして、私の持ち分比率を60%に引き上げました。貯金はそんなになかったけど、当時はディンクス夫婦だったしなんだかんだちょっとぐらいのお金は持ってたのかな。。

出資金も決めて、出資者の謄本などを用意いただいて、先生方に出資のお礼と印鑑を貰う行脚を経て、1か月くらいで会社設立は完了しました。会社の取引銀行はこれまた紹介で、会社近くの地銀さんに決定。銀行は二つ以上と付き合うべしと教わり、地方信用金庫さんにも口座を開設しました。自営業の時にはメガバンクの口座も持っていましたが、何かと使い勝手が悪いし振込手数料がいちいち高い。口座を開けるときも何だか上から出し会社設立後はメガバンクの口座は用意しませんでした。今はネットバンクなども導入して使い分けています。

そうそう、登記の前に印鑑が要ります。自営業の時は ○○ドットコムみたいな通販の印鑑を使っていましたが、これも先輩起業家に印鑑は高くなくて良いが、安物を使ったらダメ(確かに、前述のハンコはすぐ欠けた)との助言から、地元で一応有名な印鑑屋さんでオーダーしました。本当は3種類(角印・代表印・銀行印)の印鑑を作るのがセオリーですが、なにせ経費節約の折、代表印と銀行印は兼用にして2種類を作成しました。20年近く経ちますがちゃんと欠けずに現役使用中です。

会社設立は司法書士さんにお願いしたら、結構サクサク設立できるもんだなというのが印象的でした。実は、自分の会社設立の裏側で一足早く別会社の設立も準備していまして、その前例があったので、あまり悩まずに設立までこぎつけました。別会社の話はまた次回。




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