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私がチームで大切にしたいコミュニケーションのスタンスとマインド

今日は仕事の日常から、チーム(≒職場。自分の半径5mで仕事において相互依存関係にある関係性にある)の対話をする上で、大切にしたいコミュニケーションのスタンスとマインドについて書いていく。

現在、職場でのエンゲージメントの大切さを啓発しつつ、組織サーベイwevoxの提供と現場で適切に活用するように支援(カスタマー"サクセス")の仕事をしている。

アトラエのIR資料から一部抜粋すると以下のようなご参画企業様たちの経営者や現場マネージャーの方々と日々向き合い、対話している。最近はもっぱらZoomかhangoutsで。

図1

企業によって課題は本当に様々で、まさに組織は生き物。

ただ、業界別/従業員別に課題あるあるは定性的にはまとまってきている感覚はあるし、体系的にまとめていきたいと思っている。

今回はwevoxのチームメンバーとの取り組みの中で、大切にしたいコミュニケーションのコミュニケーションのスタンスとマインドを感じたので、それについて書いていく。

wevoxでは、OKRの枠組みを活用して目標設定しています。

ムーンショットな高い目標をチャレンジングに追いつつ、「チームの健康を振り返る」というチームの健全性を振り返る機会を作っている。流れは以下のような感じ。

「What I like / I wish about this team... CEチームに関するI like I wishを考え、共有しよう!」という機会です。

業務の振り返りはしているものの、チームについてお互いに声かけする機会や振り返る機会を設けていなかったので、まずは今のチームでいいところ、もっとよくなるところを出し合ってみましょう。(個人ワーク5分、シェア15分)

その上で、チームとしてより大きな成果に繋げて行くため、もっとよくなる部分は改善できるよう、1つTRYを決めましょう。(個人ワーク3分、シェア5分、決め切る2分)

そして、前回の「チームの健康を振り返る」で出たアウトプットは以下。

図2

チームで以下の課題を感じることがあるのだなと理解したので、自分のスタンスを書いてみたいと思った。

物事を前に進める発言
伝え方を工夫したい

自分が大切にしたいコミュニケーションのコミュニケーションのスタンスとマインドは以下。

1.「私の経験」による話が必ずしも全体をあらわさないと意識してコミュニケーションする

2.原因追求型よりも目的志向型を意識してコミュニケーションする

1つ目の話では、前職で幼児教育に関わる仕事をしており、慶應義塾大学総合政策学部教授の中室牧子先生の話を思い出した。

中室先生の以下の類の話が印象的だった。(本記事より一部抜粋)

経済財政諮問会議の議事録を読むと、財政、金融、経済政策に関する話題では、それなりにデータに基づく現状分析が行われ、経済学的に見て妥当な議論が行われている。ところがいったん、教育再生に話題が及ぶと、多くの委員が「私の個人的な意見ではあるが」とか「私の友人で、ある学校の校長をしている人の話によると」とか「わが社の例では」などのように、個人的な体験に基づく主観的な議論を展開し始めている。

私の問題意識はまさにここにある。活躍している人と同じことをすればその人のような成果をおさめられるわけではない。人間の成功には、あまりにも多くの要因が影響しているため、一般化することはとても難しいことだからである。ましてや、経済財政諮問会議の委員を務めるような個人の経験談を一般化することなど、ますます難しい。

しかし、財政、金融、経済政策に、文部科学大臣が「私の経験では」と発言する例はこれまで見られていない。ここから明らかなことは、財政、金融、経済政策にデータを用いて客観的な事実や根拠に基づいた政策運営をしていこうという考え方はある程度浸透していても、教育政策にはそれは必ずしもあてはまらないという現実なのである。

このようななか、私は教育経済学という学問を武器にして、断片的な「個人の経験」に基づく政策運営ではない、別の考え方を提示したいと思っている。それが「科学的根拠(エビデンス)」に基づく政策運営である。これは私の独自のアイディアではなく、海外の教育政策の効果検証においては、ほとんどスタンダードとなりつつある考え方である。

まとめると、以下の話。

1.個人の体験談は必ずしも全体をあらわさない
2.「例外的」な出来事ほど衆目を集める傾向
3.「科学的根拠」とは、個人の体験を大量に観察することによって得られる規則性 

本記事も面白いのだが、中室先生が学力の経済学に着目された背景が記載されている。

個人の体験に基づいた見解は、「相関関係」と「因果関係」の違いを意識しておらず、時々、相関関係に過ぎないものを因果関係であるかのようにミスリードしているものを見かけます。このように、科学的に裏づけのない経験談よりは、因果関係の把握に大変なエネルギーを注ぎ込んでいる近年の経済学が明らかにする知見は、子育て中の保護者の方に有用なのではないかと考えたのです。

言いたかったことは、自分が体験したこと(クライアントと対話した経験など)が、必ずしも全体をあらわさないと意識してコミュニケーションする大切さ

意識するかしないかで、受け手側の印象も異なると思うし、使う言葉も変わるかなと思う。

2つ目はソリューションフォーカスを意識して、コミュニケーションをするという話。

ウィキペディアによれば、「ソリューション・フォーカスト・アプローチとは、 BFTCで研究され、スティーブ・ド・シェイザー、インスー・キム・バーグを中心に開発された心理療法。ソリューション・フォーカスト・ブリーフ・セラピーとも言う。解決志向アプローチなどと訳されている。短期療法のひとつ。」とのこと。

アドラーからも上記の考え方は学べたなと個人的には思っている。

端的に言うと、何が課題か?と考えることも大事だが、その課題をどう解決するか?の視点でコミュニケーションしようということだ。

(昔、仲間内でソリューション・フォーカス出来る人や試みようとする人たちをソリューショニストと読んでいたのは懐かしい思い出w)

(検索したら意外に名乗っている人いたww)

図3

そろそろまとめに入る。

最近改めて大事だなと思うのは

自分の信じる価値を自分に見合ったスタンスで向き合い、相手のスタンスも考慮して未来思考で行動する

ということだ。なんだか、ナラティヴ・アプローチっぽい笑

自分のスタンスを貫き、信じる価値を世の中に届けて、良い人生にしていきたいと思っている。

皆さんにとって大切にしたいコミュニケーションのスタンスとマインドは何ですか??

よければカジュアルに対話しましょう!
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