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トヨタ自動車の豊田章男さんのプレゼンが私のイチオシ!!

現在の仕事柄、色々な会社や人に出逢い、刺激を受けている。

以下のお題があったので、私のイチオシのプレゼンとして、「トヨタ自動車株式会社代表取締役執行役員社長兼CEO兼CBOの豊田章男さん」のプレゼンをご紹介。

「私のイチオシ」プレゼンを一部紹介!

俳優の香川照之さんが編集長を務めるトヨタイズムに多くのコンテンツ掲載があるので、詳細は割愛し、個人的に刺さった動画を記載。



どこらへんが「私のイチオシ」と思ったか?

NewsPicksの連載企画でも伝えたが、組織運営においてパラダイムシフトが起きている。日本を代表する企業であり、連結従業員約37万人の社長が同じ話をしてくれているのがとても嬉しく、私のイチオシだ。

トヨタ社は過去に自動織機から自動車にモデルチェンジし、今は自動車からモビリティ・カンパニーにモデルチェンジしようとしている。

代表的な事例が「コネクティッド・シティ」のプロジェクトで、「Woven City(ウーブン・シティ)」と命名されている。

豊田社長は以下のようにプレゼンしている。

「これまでのものの見方や考え方、仕事のやり方を変えることが出来ればモビリティ・カンパニーへの道が見えてくると思う」
「一人でもいい。自分の仕事のやり方を変えようとする人をつくりたい」

平成元年の新語・流行語大賞の流行語部門 銅賞は24時間タタカエマスカ であり、令和元年の新語・流行語大賞の流行語大賞はONE TEAMである。

この現象にもパラダイムシフトを感じるし、平成が失われた30年になぜなったか?の原因の1つも感じる。

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また、現場が変化を求められているのは意識改革の必要性と感じられる点も私のイチオシポイントだ。

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そして、もちろん、これらがエンゲージメントに繋がることが私のイチオシ。

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我々自身が主体的朗働をした方が楽しいし、ロマンを感じないか?と問いたい。

シンプルに"I have to work"より"I want to work"がよくない?という問いだ。

動画を厳選!「私のイチオシ」のスライド

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他にも良いコンテンツがたくさんある

例えば、直近のコンテンツだと、2020年の労使交渉。これにおいても私のイチオシはたくさんある。例えば、“I”ではない“YOU”の視点について。

事技職の皆さんが、私と話をする時の主語は、ほとんどが「I」だということです。CESでWoven Cityを発表し、世間がその話題で、もちきりになっている時でさえも、Woven Cityに関する質問が出ることはありません。事技職の皆さんからの質問は、「私の部下は全員年上ですが、どのように接すれば良いですか」など、自分のことがほとんどです。

こういう質問をするのがいけないと言っているわけではありません。私が一番いけないと思っていることは、「無関心」です。事技職の皆さんの質問や態度から、私に伝わってくるものは、目の前の相手に対する「無関心」、トップの取り組みに対する「無関心」、世の中に対する「無関心」です。「無関心」からは何も生まれません。お互いが理解を深め合うための第一歩は、相手に対して、興味・関心を持つことだと思います。

これは、事技職の皆さんの仕事の風景をそのまま表しているのではないでしょうか。仕入先様をはじめ、仕事でお世話になる方々は、打ち合わせといえば、たいていの場合、トヨタに来ていただけると思います。それも、トヨタイムズを見て、トヨタのことを勉強して、トヨタのことをいろいろ聞いてくださるので、トヨタの人たちは、「I」を主語にして、自分のことだけ話していても仕事は進んでいくというのが実態ではないでしょうか。

では、お世話になっている方々と打ち合わせをする時に、トヨタの事技職の人たちは、どれだけ先方の会社に出向き、相手の会社のことを勉強し、相手のことを知ろうとしているでしょうか。どれだけ「YOU」を主語にした会話をしているでしょうか。

「YOU」を主語にして話すと初めて気がつくことがあります。例えば、相手の方と打ち合わせの日程を決める時、先方が「金曜日の11時であれば、お伺いすることができます」と言われたとします。皆さんはどうされますか。「私は11時なら大丈夫です」と答える人が多いのではないでしょうか。「11時しか空いていないのですか。本当はお忙しいのではないですか」「お忙しいのであれば、私が伺いましょうか」。そう聞き返せる人がどれだけいるでしょうか。そう聞かれた時に、初めて、相手の方は「実は今、こういう状況にあるのです」と自分のことを話してくれると思います。

自分のところに来ていただいて当たり前。自分が一番忙しい。そう思っている人に、この会話はできないと思います。「YOU」を主語にするということは、自分以外の人に関心を持つということです。そして、それは、世の中の動きに関心を持つということでもあります。普段から「YOU」で話す習慣のないトヨタの事技職の人たちは、どんどん世間から離れた存在になっている気がしています。

冒頭に、「組合員の皆さんはマネジメント層の映し鏡だ」と申し上げました。組合員の人たちが「YOU」で話ができないとすれば、それはマネジメントの皆さんに「YOU」の視点が欠落しているからではないでしょうか。マネジメントの皆さんの言動が変わらなければ、組合員の皆さんの言動も変わらないと思います。

また、ボスとリーダーの違いも良かった。

皆さん、ボスとリーダーの違いをご存知でしょうか。イギリスの高級百貨店チェーンの創業者の方の言葉です。その内のいくつかをご紹介したいと思います。

ボスは私と言う。リーダーはわれわれと言う。
ボスは失敗の責任をおわせる。リーダーは黙って失敗を処理する。
ボスはやり方を胸に秘める。リーダーはやり方を教える。
ボスは仕事を苦役に変える。リーダーは仕事をゲームに変える。
ボスはやれと言う。リーダーはやろうと言う。

今回、「ボスとリーダーの話」をしたのには理由があります。先日、トヨタ工業学園の卒業式がありました。今年も明るく、礼儀正しい、鍛え抜かれた若者の姿がありました。本当にトヨタの心構えを体現したような新しいリーダーたちを仲間に迎えることを大変頼もしく思いました。一方、彼ら彼女らを迎える会社側はどうなっているのだろうか。そんなことを考えました。

基幹職以上の皆さんのほとんどは、リーダーとして、苦労しながらも、しっかりとやってくれていると思っております。しかしながら、当たり前のことを当たり前にできない基幹職以上の人たちがいるのも現実です。本日、皆さんから、多くの仲間が辞めていること、辞めたあと生き生きとしているという話を聞き、私は経営トップとして大反省しなければいけないと思いました。

前回の労使協議でも、寺師副社長が「挨拶さえ、きちんとできていないのが今の事技系職場の現状だ」言われていました。こういった基本的な部分が変わらなければ、何も始まらないと思います。基幹職以上の皆さんに対して、私が言いたいことは、「当たり前のことを当たり前にやれる職場をつくってほしい」ということです。

朝はきちんと挨拶をする。
何かをしてもらった時には「ありがとう」と言える。
自分が開催した会議には、自分が一番先に行く。
いつも自分の会社や部署に呼びつけるのではなく、相手の会社や部署に行ってみる。
あるべき姿を追いかける前に、今、自分たちがライバルに負けている現実があるならば、素直に負けを認める。
設計図をかく。
発信するメッセージをつくる。
そういうことを全て、外部の会社にお任せしてないか。
自分たちは手配とスケジュール管理だけの手配師になっていないかを振り返ってみる。
部下や後輩に、「自分を超えてみろ」と言える技能が自分自身にあるかどうかを考えてみる。

まずは、こうした基本的なことから始めるのだと思います。

最後に

チームを変えていくためには、リーダー自身が意識や行動を変え、メンバーと共に変わっていく、成長していくことが大事だと改めて感じた。

ただ、本記事を書いてみたら、ただのAkioさん好きなnoteになった気がするw

とはいえ、「ありがとうとごめんなさい」だけで組織は、チームは変わるかもしれない。

きっと家庭のエンゲージメントもこれだけで上がるでしょう笑


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