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【今でしょ!note#95】 旅行代理店に頼らない旅のススメ

いかがお過ごしでしょうか。林でございます。

2010年以降、ネットを活用した周辺サービスの充実により、本当に便利な世の中になったという実感があります。

それまで、サービスやモノを売りたい人と買いたい人の情報格差を利用していた仲介サービスを使わざるを得なかった訳ですが、売りたい人と買いたい人をダイレクトに繋ぐサービスが様々な分野で誕生しました。

それに伴いクローズアップされたと感じるのが、仲介役として人手が入ることで、マージンがかかるサービスです。

例えば銀行の窓口業務、不動産仲介みたいな業種が該当しますが、様々な手続や検索コストを代替するサービスは確かに楽ではあるかもしれません。

面倒臭い手続など、無駄な時間の短縮に貢献する類のものは、積極的にお金で解決することをオススメしますが、本来自分でマネジメントすべきものを人に任せて中身が分からなくなってしまったり、単純なリテラシー不足で人に任せてしまうようなものは、騙される可能性もあるため要注意です。

私は、これまで10年間の東南アジアでのビジネス経験を通じて、副産物としてフライトやホテルの予約スキルはかなり磨かれてきた自負があります。笑

特に、フライトについては、Expediaのようなサービスや、各エアラインのサイトから直接自分で抑えるほうが何かと柔軟に対応もできるので、旅行代理店を使わないことをオススメしています。

過去の自分の経験をご紹介しながら、せめて旅行くらいは自分でフライト、ホテルは確保しましょう!というテーマで話します。


忘れられない結婚式

2019年10月、ハワイで結婚式をしました。

遠方ということもあり、基本的に親族+友人数名、という形で挙式をあげましたが、当時は出張も多く、それなりにエアラインのマイルも貯まっていたので、自分たちと親族分のフライトは、全て私がアレンジしました。

当時妻はバンコク駐在中でしたので、東京、北陸の実家、バンコクそれぞれからのフライトを抑えていました。

何が「忘れられない」のか、というと、1週間ほど前から台風が発生して、ちょうどハワイに向かうフライトの出発日に東京直撃する予報となったことです。

1週間前だったので、そのうち台風の進路が変わるだろう、と思っていたのですが、出発日が近くなってきても、日々予報通りに真っ直ぐ東京に向かってきます。

そして先にハワイ現地に向かう予定としていた私と妻は、東京とバンコクそれぞれから台風を上手く避ける形でハワイ入りすることにしました。

そもそもハワイ行きのタイミング自体をずらす案など色々検討した結果、前日の夜22時ごろに方針が決定し、翌日10時のマニラ経由のハワイ入りの便がちょうど空いたので、フライト変更して現地入りしました。

妻は、もともとバンコクから日本経由でハワイ入りする予定でしたが、この便だと台風直撃して現地入りできないことがほぼ濃厚だったので、マニラで一旦合流して、ハワイ入りすることに決めました。

ハワイに入るのに、わざわざマニラ経由するというトリッキーなフライトでしたが、これで日本、バンコクから上手く台風をかわして、何とか妻と私は一足先にホノルル入りしました。

先にハワイに入っていた友人もいたので、私たち夫婦は何とか現地入りすることを優先しましたが、遅れて入る予定だった家族は、海外出張などに慣れていた私たち夫婦とは異なり、日本発着でないと、とても現地入りできなさそうでした。
そのため、ブライダルプランナーさんと調整しながら、挙式の日程を変更して後日現地入りしてもらう計画に変更しました。

ブライダルプランナーさんとは、タイムリーなやり取りが必要でしたが、日本→マニラ、マニラ→ホノルルのフライト中は連絡が取れませんでしたから、挙式の日取りを再調整を進めながら、親たちのフライトを再アレンジしました。

ホノルルに着いてから、ちょこちょこ航空会社のサイトを見ながら、全員分のフライトを探しました。
直前ということもあり、日本発着便だと席がほぼ空いていなかったのと、かなり高額なフライトしかなかったので、諦めずにサイトを眺めていました。

妻もだんだん弱気になり、「もう無理だから自分たちだけで挙式をするしかないか、、」とかなり落ち込んでいましたが、人生で(多分)一度きりの結婚式を後から後悔したくないという想いがあり、やれることはやり切ろうと思い、粘り強くサイトを眺めていました。

すると、常識的な価格で日本発着のフライトを自分の両親、妻の両親、妹家族分何とか抑えることができ、仕事の調整などをしてもらって、日にちは変わったものの、何とか当初予定通り挙式を行うことができたのです。
(妻のきょうだいも自分でフライト確保して、予定を調整して来てもらいました)

家族もみんな不安なので色んな問合せが私たち夫婦に集中し、そもそも現地に集まれない可能性も高く、「何で自分たちがこんな目に遭わないといけないんだ、、」という気持ちで心労が溜まったのか、挙式当日は発熱してしまいましたが、物凄くいい日になりました。

こんな試練を乗り越えたのだから、当分のことは大丈夫だろうという、自信にも繋がりました。

自分でやるメリットは柔軟性

前日夜にマニラ経由で現地入りを決定し、その浴室に東京、バンコクそれぞれからフライトに乗る、空きがないフライトの状況をリアルタイム監視して、別の場所に住む親戚全員のフライトを確保する、というのは、旅行代理店に任せていたら、絶対に無理でした。

他にもお客さんはいるはずで、私たちのためにそこまで時間を割けないでしょうし、旅行代理店が確保済のルート、フライトの中での調整余地に限定されるためです。

ここまで極端な例はなかなかないかもですが、代理店任せにしてしまうと、その担当者のスキルや粘りに、自分たちの旅行プランを依存してしまうことになります。

また、旅行代理店が組み立てたツアーなどにただ乗っかるだけの旅行は、旅の醍醐味をなかなか味わいにくいと考えます。

目的が、両親との思い出作りで、行き先ややることはお任せで全く問題ない!というケースでは良いかと思いますが、やはり旅の良さは、時間の使い方を自分たちで決定していくところにあると思います。

特に子連れの旅行では、行く場所、現地での過ごし方をゼロペースで組み立て、子どもの年齢や関心に応じて個別最適化された旅程を組む必要がありますから、企画力・決定力を養ういいトレーニングにもなります。

各地域の有名な観光地に行くのもいいですが、より学びのある旅、充実感の高い旅に変えていくためには、各地域の街並みの違い、スーパーマーケットで売っているもの・値段の違い、歴史理解、自然の中での体験などの中から気付きを得ていくことも大切です。

普段とは違う場所に自分を置いて、「あえて何もしない日を作る」というのも、格別な時間の使い方でしょう。
普段の生活を見直すいいきっかけにもなります。


3月には、2歳と0歳の子どもを連れて2週間オーストラリアに行く予定です。

現在、絶賛予定を組んでいるところですが、自分たち家族なりの楽しみ方を模索していきます!

それでは、今日もよい1日をお過ごしください。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!

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