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【23】「つまらない」「読まれない」企業ブログは何が問題なのか

昔、このようなタイトルのメルマガを配信しました。
かなり前なので、覚えている方は少ないかもしれません。

評判は良かったのですが、まだ書き足りない事もあったので、ここで改めて記事化したいと思います。

企業のオウンドメディア立ち上げに関する悩みが最近増えています。

オウンドメディアって何?という方も多いかもしれませんが、要するに企業のオフィシャルブログ/メディアの類と思って差し支えないでしょう。

一時期「オウンドメディアは下火」などと言われていましたが、Googleトレンドで動向を調べてみるとそれは嘘であることがわかります。

企業は発信を続ける必要がありますので、メディアに対する一定の需要が常にあるのです。


需要が続いている要因としてはいくつかあります。

・広告の単価が上昇し、競争が厳しくなっている現在、なんとか固定ファンを獲得して、販促につなげたいという動機。

・広告で誘引した見込み顧客を、自社のサイトに固定しておくための役割。

・検索エンジンではなく、SNSから集客したいと言う思惑。

・広告費という「捨て金」を嫌がり、メディアという集客エンジンを自社で「所有したい」との意向。


オウンドメディアを始める動機は様々ですが、個人的に頑張っている担当者の方を知っていることもあり、また、企業の中には素晴らしい知見がたくさん眠っていることから、企業がもっと面白いブログを書くようになるといいな、とも思います。


さて、その一方で残念ながら「つまらない」と言われるオウンドメディアも少なくありません。

検索エンジンからの流入が95%以上、一見さんが読者のほとんどを占めていて、「人が読むメディアではなくGoogleが読むメディアだ」と揶揄されているようなメディアも数多くあります。


いや、「つまらない」と反応があるのはまだマシな方で、殆どの企業ブログは無視され、殆どは読まれることすらありません。

一体、「つまらない」「読まれない」企業ブログは何が課題なのでしょうか。

多くの企業メディアを観察すると、次の課題を抱えていることがわかります。

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