思春期の肌トラブルの科学

<思春期の肌トラブル>
「ニキビってどうしたら治るの?」「ニキビってなんでできるの?」「ちゃんとケアをしてるのに・・・。」最近、このような会話を耳にしました。

中高生の肌の悩み No.1 とも言われている「ニキビ」
ニキビに悩まされている人がたくさんいるのではないでしょうか?悩みを抱えている人たちに知って欲しいことを
いくつか紹介します。

○そもそもなぜ思春期にニキビができるのか?
→ニキビは目に見えない小さな毛穴のつまりから始まります。思春期は皮脂の分泌量が増えてくるため、皮脂や汚れをうまく排出できないことがあり、毛穴に皮脂が溜まってニキビができるのです。

○繰り返しニキビができる理由
→ニキビの周囲にある「隠れニキビ」が原因。目立ったニキビが治っても、次々と見えるニキビ(赤ニキビ)として現れてくるのです。これをニキビループと呼びます、ニキビループを放置すると、長い間ニキビに悩まされることになります。

○早期の治療が大切
→自分でしっかりケアをしても、隠れニキビがあることでニキビループに陥ってしまい、症状を悪化させてしまいます。このような状況になる前に、皮膚科での早期の治療が必要です。


ニキビの原因となる要因には、次のようなものもあります。
糖質を多く摂り、肌の新陳代謝が乱れる
運動不足により血行不良となり、肌細胞への酸素や栄養の供給が妨げられる

ニキビを予防・改善するには、次のような方法が有効です。
1日2回、刺激の少ない洗顔料をよく泡立ててやさしく洗う
十分な睡眠をとる
室内の乾燥を避ける
皮膚に刺激を与えない
肌にふれるものの清潔を保つ
栄養バランスのとれた食事を心がける

炎症しているニキビを潰すとニキビ痕が残る可能性があるため注意しましょう

雑菌や細菌が患部に入り込んで炎症が悪化したり、炎症物質が周りに広がったりする可能性があります。また、潰す際の刺激でさらに炎症物質が分泌されてしまうこともあります。むやみにつぶしたり芯を押し出したりすると、ニキビ跡が残る可能性もあるため注意が必要

黄ニキビのように膿が溜まっている場合は、炎症の原因となっている膿を出してあげることで早く炎症を沈静化させることが重要になってきます。その場合は、赤く炎症した赤ニキビに白いもの(膿)が透けて見えてきたらつぶしてよいタイミングとなります。

その際に擦ったり、強く押さえると悪化するため、余計な摩擦や刺激を与えないことがポイントです。患部を清潔にした後は、化膿を防ぐために抗生剤を塗る場合があります抗生剤が必要な場合は近くの皮膚科で処方してもらいましょう

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