あなたの会社は、安室ちゃんとAKBのどちらを目指すのですか？

こんにちは!「ユーザーとなかまになれる」コミュニティタッチツール 【commmune】 を提供しているDayone 株式会社の高田優哉です。

*このサービスを始めたきっかけはコチラ参照

安室ちゃん、引退してしまいましたね。

もともとファンなどではなかったのですが、彼女のカリスマ性にもたれかかり、普段から思っていることを一つ書きたいと思います。

それは、
【御社、安室ちゃんとAKBのどちらを目指すの？問題】
についてです。（ドーン）

*あくまでいち個人の見解になります。ファンの皆様、的外れなところがあったらごめんなさい...!

そもそも、安室ちゃんとAKBはなにが違うのか？

安室ちゃん
・パフォーマーとしての圧倒的な実力
・抜群のルックス
・ファンとの距離は遠い→ 「畏怖、尊敬、崇拝」。ファンは、“追っている”

AKB
・クラスで３番目にかわいい（都市伝説だと秋本さんが否定してましたが、世の中からの捉え方として）
・パフォーマーとしても優れているが、そこが優位性ではない(議論呼びそう...)
・ファンとの距離は近い→ 「応援、チーム、親心」。ファンは、"支えている"

乱暴に言うと、安室ちゃんは機能的価値がすごい。がゆえに、気高い。実力で観衆をひきつけ、実力で語る。
一方でAKBは、実力もさることながら、ファンとの距離感の近さが人気につながっている。ファンがAKBというグループの影響力を高め、グループを成長させている原動力となっている。

図にするとこんな感じ（たぶん）

AKBのファン（の一部）は、自分の推しメンバーをいかに人気にできるか？を考えている。つまりただのゲスト側ではなく、完全に運営側の視点を持っているのだ。(総選挙のたびに自発的にポスターを作ったりするのも有名ですよね。)

一方で安室ちゃんはそんなものは不要。カリスマと圧倒的な実力で引きつける力があるので、ファンは受動的で良い。

スポーツも一緒 - J3はどうやって"勝つ"か？

同じような構図が当てはまるのが、スポーツ業界だ。なんならアイドルや歌手よりもその傾向が強いかもしれない。勝ち負けが明確に結果として現れるからだ。

例えばサッカーでいうなら、メッシも所属するバルセロナは文句なしに実力で評価され、支持されている側面が大きいのではないだろうか。
他方で、例えば日本のJリーグのJ3のチームが実力のみでファンの支持を集めることは難しい。日本という限られたマーケットの中でもJ2やJ1に所属する上位チームがいるからだ。

実力のみで、評価され支持されるのは一握り。あとのチーム(選手) は、いかに実力以外でファンに支持されるか？いかにファンとともに成長できるか？が重要なのである。

同じことが、企業でも言える

圧倒的な機能的価値、社会的な認知、蓄積されたブランド力。潤沢なリソースや資金。これらがある企業は、ユーザーとの距離が遠くても勝てる。

例えばAmazonは、圧倒的な品揃えと翌日配送という強烈な機能的価値を持っている。ユーザーが好むと好まざるとに関わらず、Amazonは機能的価値で勝ち抜ける。

しかし多くの企業では、資金もリソースも乏しく、機能向上は追求すれど競合との本質的な差分はない。こういった企業においては、機能だけでなく、感覚的な価値との合わせ技で勝負する必要がある。
つまり、ユーザーを"ゲスト"として扱うのではなく、いかにユーザーを"ホスト"側に巻き込み、ユーザーのチカラを借りて成長していけるか？が重要だ。

最近だと、けんすうさんが発表したマンガ好きのためのマンガサービス「アル」も、ユーザーを巻き込んでサービスをつくっているよい事例ですね。

これからの時代、ごく少数の圧倒的な機能的価値をもつ企業を除くと、ユーザーやファンと一緒になって成長する企業が生き残っていく時代になるはずです。

そのユーザーの巻き込み方として、コミュニティ形成が効果的なのである。(PR: こんなサービスもあるみたいです！笑)

あなたの会社は、安室ちゃんの勝ち方を目指しますか？それとも、AKBの勝ち方を目指しますか？

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今後このnoteでは、下記のような記事を書いていく予定です！興味が1mmくらいあったら、フォローお願いします〜！
・海外イケてるコミュニティ事例まとめ
・BtoBの領域でも、コミュニティって意味あるの？
・facebookグループ、なんでアカンのやっけ？
・実際の運用ってどのくらいリソースが必要なの？
・コミュニティ稟議通らない問題について
・コミュニティKPI設定しづらい問題について

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