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(個人的)この世で最もいい100曲 【前編】

どうも、新進キエェ~~~~イ(フリーザの声)のミュージシャン
OTONESIAです。

最初に

なんだか流行ってた
「この世で最もいい100曲」をプレイリストとして発表するやつ
便乗して(それにしては遅かったか…?)
やってやろうと
そんで、プレイリストじゃなく
ここで、記事として昇華しようと思いやす。

そもそもここに客観性は求めないでね!!
あくまでも「(個人的)」ということで
自分が思う「これよく作ったなぁ」的なことで
選びましたんで
洋邦問わず、ランキングとかでもなく、順番は気まぐれでLet's Go
(当方、apple music使いなので、それは悪しからず)



1. 『創造』 / 星野源

日本の最前線のポップスの人がさ
こんな遊ばれたらさ、もうオルタナティブピーポーはさ、何もやることなくなっちゃうじゃん
ズルいよ〜

なんか、変な話、嫉妬しちゃうというかさ、音楽やってる人はさ
「終わった、俺たちのクリエイティブ魂のアンセム作られた。代わりに作られた」って思ってさ
でも、だからこそ素晴らしい。


2. 『God Only Knows』/ The Beach Boys

天国に国歌があったらこれだね

今は亡きカール・ウィルソンは、きっと天国のメジャーリーグの開幕戦で、歌ってると思う。

ラブソングだけど、最初、否定から入るのがいいんですよ
「僕は永遠には君を愛せないかもしれない」

愛に自信を持ちすぎてる曲って、ちょっと単純じゃない
「一生君を幸せにする」みたいな

「君がいなくなって僕はどうなるか それは神のみぞ知る」

そうなんですよ、結局わかんないから
そういう逆説的にリアルを教えてくれるなぁって

今、思いました。(執筆時点)


3. 『I'll be (Album Version)』/ Mr.Children

何かを頑張る全ての人が感じる孤独とかに寄り添う薬

「何度ヘマしたっていいさ」を桜井さんに言われりゃもうそりゃあいいってこと

「人生はフリースタイル 孤独でも忍耐」
韻を踏んでますよみたいな音楽上のお決まりとかじゃなく
この文章は、一つの単語だと思う。

君は、この歌詞が沁みるほど孤独になったことはあるかい?


4.『トライ・トゥ・ウェイク・アップ・トゥ・ア・モーニング』/ ゴダイゴ

バラード調で始まり、そこから、軽快なサビへと進む様は
朝へと変わる空と人の気持ちの変わりようとを照らし合わせた
素晴らしい表現力を見せている

1979年のゴダイゴは全盛期にして、最強である。


5.『組曲"新創世紀"』/ ゴダイゴ

組曲の内容は、世界に1つしか国がなかった頃、その支配者である女王に三人の子供が生まれ、その王子たちが一人前になった頃、女王の男達への非情さに心を痛め、女王への反乱が始まるというもの。(Wikipediaより)

同じくゴダイゴからの選曲となった

23分あるこの超大作であるが、組曲にて組まれている曲がどれもメロディの人への馴染みやすさに長けた名曲揃いであり

なるほど、組曲なんつうことをやってたからこの当時は売れなかっただけなのだ!
と思いつつ
この、芸術に全振りしていた頃のゴダイゴの素晴らしさもここで触れておきたい

ゴダイゴはプログレバンドだ!!!


なお、ゴダイゴの組曲でもう一つ『平和組曲』も記しておこう
エルガーの威風堂々をメロディに使用したこの曲は、圧巻である
別に、100曲のうちに入れてもよかったが、ゴダイゴが多くてもあれかなと思い
別枠として


6.『Elephant Talk』/ King Crimson

なんたる遊びの域
タイトルの通り、像が喋っているようなサウンド
意味のない単語の羅列

僕はキングクリムゾンの中でもDiscipline期が極めて好きだ。
異端として扱われてきたが
それってロック。それこそロックじゃん。

ホモサピエンスに一番馴染みのあるリズムと、人間が編み出した技術との融合

あぁ、猿だった頃を懐かしもう


7. 『Fantasy』/ Earth Wind & Fire

浮遊感のある歌声

しかし、そのオケは地に足をしっかりつけた、素晴らしいグルーヴ(?)

エロい!!!

もはやこの曲は官能小説である!!!


8. 『LIFE』/ 嵐

EW&Fの後に、急な嵐

この曲、あまり有名ではないかもしれない(CMでは使われてた気がするが)

イントロのアコースティックとエレクトロニックの融合に
「人生の色々」を感じさせるまさに『LIFE』

歌詞に"ブログ"という言葉が登場するのが時代を感じさせるが

「10年前夢見てた 今の僕 "10年後分かんないや"って今の僕」
この"今の僕"という同じ言葉が、理想と現実の対として違う意味合いで出てくる
この渋くもリアルに富んだ一文が特に私のお気に入りだ。


9. 『WINDY SUMMER』/ 杏里

「こういうのだよ!こういうの!」

シティポップと夏のなんともいえないフィット感はなんなのだろう
この曲がまさにそれなんだけど

現代のサウンドでは出せない爽快感というか
サウンド自体が文脈を与えている感じが
この曲の良さを膨れ上がらせている。

星三つです!!!(マチャアキ)


10.『Desperado』/ Eagles

人類史上に残る、名曲

この曲だけ数える時は「1名曲」と数えなければいけないし
この曲と普通の曲を同時に数える場合は「1名曲と1曲」と
分けて数えなければならないと思う。


11.『Close To The Edge』/ yes

もう音楽は完成してしまった

この曲を聴いて特に思う。
人類史上でも割と長くなってきたポピュラー音楽史
それはもう1972年時点で完成していた

もう音楽をやり尽くして、音楽はこの曲で一旦完結したんじゃないかと思う

この曲以降の音楽は、新音楽
なのではないだろうか

鬼気迫るドラム。暴れるギター。自由なベース。垂れ流されるようになり続けるキーボード。
そんな感じで始まり、一同のフレーズが揃った時に起こるカタルシス

崖から足を半分出して、ずっと「おっとっと」としているようなテンポかんで叩くドラムがこの曲の邦題が「危機」であることを助長しているように僕は感じてならない


12.『体操』/ Yellow Magic Orchestra

YMOに名曲っていっぱいあるじゃない
ライディーンとかTONG POOとかさ

でもこの曲はさ
テクノで名を広めた彼らが、ミニマル的な音楽でさ、ギャグみたいな内容の曲をやる
これこそ、最大のマスへの反抗じゃないか

そういうの僕、ワクワクしちゃうんだよね

痙攣の運動!!!!


13.『Dis harmony』/ エース清水

僕がご贔屓にしております。聖飢魔IIの博学秀才ギタリスト、エース清水様
彼が出されたソロアルバム

聖飢魔IIは、ヘヴィメタルバンドとしての印象はみなさん強いと思われるが
そことかけ離れた、デジタルサウンドが盛り込まれたアルバム
中でもこの曲は、ラップ調であり
その挑戦と曲の良さはピカイチである


14.『Champagne Supernova』/ Oasis

なんだかさ、アルバムの大団円として聴くこの曲と、単体で聴いた時の意味合いは変わってくる感じがして

この曲を単体として味わった時シャンパンの味はしないわけ
アルバムで通しで聴いた時はシャンパンの味がする祝福感のある曲なんだけどさ

単体の時この曲は、なんだか悲しいの
「どれくらいの特別な人が変わったか」
「俺がハイになっていた時君たちはどこに行ってたんだ」

大人になれない者の自己肯定
これは、シャンパンか否かで、いいことなのか悪いことなのか
変わってくる考えさせられる曲だなぁ


15.『どぉなっちゃってんだよ』/ 岡村靖幸

初めて聴いた時はビックリしたんだよね

メロディラインの自由さにさ

これでもかというぐらい背脂をマシマシにした歌い方

そうかこの世にはまだこういう曲があったと
町中華知らなかった僕に、家系や二郎系を切り開くかのような鉄槌


16.『ラブリー』/小沢健二

砂糖をそのまま提供したようなラブソングはさ、やっぱり甘いだけなんだけど

こうR&Bつう、カカオみたいな存在と合致すれば、チョコになるわけ

この曲はまさにそういう感じ、チョコ
ちょっと甘めだけど

でも東大卒の書く歌詞っつうのはずるいよね、それだけで「何か隠されてんじゃないか?」みたいなコンテクストを植え付けられるから
「私はご飯を食べる」って書いただけでも、「お!文学的だ!なのかもしれない!そうだ!きっと!」みたいになるからさ


17.『vampire』/ Olivia Rodrigo

旧譜趣向の私に突如現れた新星

いやぁやられたねこの曲にゃ
吸われたね、血を

新たなるスターへと駆け上っていく彼女

もうちょっと日本のメディアも取り上げていいと思うが、日本人の洋楽離れはなかなか見えやすくなったものだと

いいもん、僕たちで独り占めしてやろうぜ (それは独り占めではない)


18.『グッデイ・グッバイ』/ KIRINJI

『エイリアンズ』でくると思った?

いや、俺だって迷いましたよ
でも、『エイリアンズ』はもういい曲に決まってるじゃん

この曲の脱力感と作りこまれ感の相反しているように見えての共存
あえての共存

ビートルズが出しそうなタイトルだけど
キリンジにしかできない表現が魅力だ

19.『BEAUTIFUL DREAMER』/ GLAY

GLAYにも名曲多いですよ

でもこの曲なんよ
ギターとストリングスなんてこれまで、幾度となく共演してきたでしょうよ

「お疲れ様です。あ、今日はユニゾンとかないですね。よろしくお願いします」
みたいな慣れた会話しかしてないですよ

でもこの曲では、
ギターとストリングスが、共に汗流してるんだよ
これがロックだとかポップスとかはどうでもよくて

ギターとストリングスの青春を感じるんだよ!!


20.『Audio Architecture』/ Cornelius

究極の「メタ音楽」

音楽の絵描き歌じゃないかな
結局

Corneliusにしか描けない絵描き歌
そこには、音楽が音楽らしくあることが示されている

音楽の音楽

くそう、嫉妬しちゃうね


21.『Bridge Over Troubled Water』/ Simon & Garfunkel

僕の聖書はここにあったのだ

少しづつ、曲が強さを増していくさま
最後の雷に打たれたかのような
自分の心情を表す音が素晴らしい

この曲も『Desperado』と同様、数えるときは「1名曲」と呼ぶべきで
この曲と『Desperado』を数える時は「2名曲」となる

何を言っているんだか


22.『無言の宇宙』/ 櫻坂46

個人的にサビのメロディは
「ポップス界で最も美しいメロディ」だと思う

音数を詰め込むと同音の連打打ちみたいな感じになりがちな気もするが
動きすぎず、止まりすぎず
絶妙な美しさを保ってメロディを描くようなライン

「よ!ナイスメロディライン!秋元康もプレッシャー感じているよ!!」

とコールは起こる。


23.『みんなのうた』/ サザンオールスターズ

サザンといえば夏といっても
この曲は「夏を思う曲」という感じだ

夏に聴くというよりは
夏が恋しくなったら聴く感じ
その細かいディテール(俺が感じてるだけかも)

テンポが早くとも
その何かエモーショナルな部分があるのが
"いい曲"たる所以


24.『恋におちたら』/ サニーデイ・サービス

東京の脱都会感というか
田舎と都会の狭間で生きるものたちのラブアンセム

「昼にはきっと君と恋に落ちるはず 夜になるとふたりは別れるんだから」

生活の中にある、決して理想の高くない現実的な恋愛表現でありながら、全くもってマンネリなラブソングになっていない。

そんな素朴で芸術的なところが非常に良い一曲


25.『COMPLICATION SHAKEDOWN』/ 佐野元春

1984年の日本でループしたトラックでヒップホップをやる
そんな、画期的な挑戦と曲自体の面白さ

ニューヨークで作られた今作の、NYへの浸り用が、むしろ清々しい
NYで作る意義が充分に発揮されてる


26.『Invisible Touch』/ Genesis

今までプログレバンドだったんだぜ

僕が思う「天才ミュージシャン」という言葉の音楽における意味は
「売れることもできるし、芸術的な試みもできる」ということだと勝手に思っているんだけど、この曲から見られるGenesisの変わりようというか、吹っ切れ方というのはその「天才」に近い気がする。

何よりキャッチー
一回聴いただけで好きになるクセの強さと何度でも聴きたくなる依存性は
ほぼコーラである。

は?


27.『You Can't Hurry In Love』/ The Supremes

ポップスってこの曲から始まったんじゃねぇかな (違うけど)

モータウン特有のリズム
これは、もう人間の体に生まれつきあるなんらかのモーターを作動させるスイッチみたいな存在
それが作動することによって人間は踊るのだと思う

(違うけど)


28.『My Brave Face』/ Cymbals

バンドサウンドでの疾走感とアナログ感の強いサウンド

ポスト渋谷系に少し残る渋谷系感と、それとは進化したサウンド表現の到達点

「可愛い」「かっこいい」

聴く人によって感想は変わってくるのかもしれない


29.『サマージャム '95』/ スチャダラパー

日本語ラップの祖

ヒップホップファンにとってはベタなのかもしれないが

このカッコつけすぎない
日常の会話やシーンを切り取りって、具体的な描写を乱発する
ラップならではであり、音楽として実は斬新なのかもしれない部分
そして何より、夏やその懐かしさを思わせるトラックが
とてもいい


30.『サクラちってサクラ咲いて』/ 聖飢魔II

君たちは聖飢魔IIを勘違いしている!!

ヘビーメタルバンドとして知られる彼らが歌うポップバラード
演奏自体はバンド形式だが
キーボード、打ち込みドラムの使用と
形態に囚われず、かつライブでも演奏できるような
いい塩梅の曲

内容も悪魔らしからぬ切ない曲であり、でも聖飢魔IIにしかできない表現

僕は特に前述した、ご贔屓ギタリスト、エース清水長官による作曲と
作り込まれたメロディアスなギターソロ
間奏とエンディングにと2回楽しめる贅沢品


31.『WINNER!』/ 聖飢魔II

聖飢魔IIからもう一曲
こちらも、悪魔らしからぬな "メジャーキーのメタル"

メタルバンドが明るい曲調をやる
このほかにも、聖飢魔IIの挑戦的精神のつよい曲は多いが
その中でも特に強いのがこの曲

悪魔なのに元気をもらえる。

そして特筆すべきは、Aメロ Bメロ サビの調が全部違うところだろう
そういった箇所でも挑戦は見られる。


32.『もう一度』/ 竹内まりや

アルバムの一曲目にして、いきなり夫の山下達郎の声で始まり
結構曲の盛り上がりの部分も達郎コーラスで歌い切ってしまう

なかなかな勇気

そこが面白い部分


33.『Take It Easy』/ チュロス

さらば青春の光、森田氏による歌唱

決して歌唱はうまいと言えるものではないが、そのソウルに心奪われるところは
「第二の浅草キッド」たる所以(別に言われてないけど)

とにかくいい曲なのだ


34.『where are you』/ 麒麟・川島明

藤井隆氏プロデュース
この雨空を漂うようなエレクトロニックなサウンドに憧れる
そこに歌われる内容は、具体的な記述のない、それでいて純粋なラブソング

何よりサウンドがいい!そして川島さんも歌がうまい!

ちなみに、このサウンドのまま、2曲目のフジファブリック『若者のすべて』のカバーも収録されているのでそちらもおすすめである。


35.『This Must Be The Place (Naive Melody)』/ Talking Heads

これは、アナログシンセで彩るナイーヴなメロディ
多分アコースティックだったら僕は好きになっていないと思う。

重厚感のある演奏と女性コーラスつきのライブバージョンをぜひどうぞ


36.『Once In a Lifetime』/ Talking Heads

トーキングヘッズから二曲目
詩的で難解な歌詞が特徴の彼らが
もうもはやそれを引き出すがために、極力歌うのをやめた感じ

これはほぼ語りであるが、コーラス部分になると圧巻である

人は気づけば今の自分になっていて、「これでいいのか?」と問い出したり
ふと自問自答してしまう人間の際みたいなことを語っている

その表現は口調の強さやトーンにおいて感じられ
これだよ。これが表現だよな
ってなる

こちらもぜひライブ版で

37.『Genius Of Love』/ Tom Tom Club

またまた、同じアルバムからで申し訳ない
ただこちらはトーキングヘッズではなく
トーキングヘッズの派生ユニット(モー娘。じゃないんだから)
トム・トム・クラブの曲だ

歌うのはベースのティナ・ウェイマス
彼女の可愛らしい歌声と
遊び心あふれる曲調に僕はメロメロになった

とにかくノリのいい一品で、ヒップホップの祖のような存在となった

こちらもライブ版で!


38.『Africa』/ TOTO

僕の葬式で流してください

人が自然に還るための曲に電子音楽や英語の歌などポピュラー音楽の要素を入れて
現代の人が自然に還りやすくしたような曲

穏やかな部分と力強いサビを合わせた曲であり、早朝、山の上で聴くととても良い


39.『I.G.Y.』/ Donald Fagen

全男が憧れる大人の世界。AORの頂点

音楽一つで自分の心の中の雰囲気は全く変えられてしまう
そんな音楽のマジックを存分に味わえるのがこの曲であるなぁと
とてもしみじみ思う


40.『Cos I Love You』/ Tom Misch

1回目を聴いてすぐに人生のマイフェイバリットに

ただカッコいいという言葉だけで済ましても別にいいんだけど
なんだか、癖になる曲

カッコいいなぁ(結局)


41.『静かな日々の階段を』/ Dragon Ash

映画『バトルロワイヤル』を見て、この曲がEDで流れてきた
そうか、見る前はグロテスクを楽しむ割と悪趣味な映画かと思ってしまっていた

違うんだよな
この曲で終わった理由ってのがきっとあるし
なんだか、人の人生の当たり前の日々を愛するための讃歌

バトルロワイヤルだからこそ映える曲
単体で聴けどもいい曲


42.『情けねえ』/ とんねるず

コメディアンがコメディを捨てた時のかっこよさたるや

この曲とかは特に
現代へのメッセージが力強い言葉「情けねえ」と共にひしひしと伝わる

アンチソサイエティタイプの秋元康さんも中々の味がある
このタイプはその後欅坂46に受け継がれたのだろうと勝手に思う。


43.『乾杯』/ 長渕剛

これだけ祝福に富んでいて、涙を誘える歌は中々ない

祝福となると
「おめでとう」という言葉が一般的で
「おめでとう」という言葉を使うと、どうしてもポップでキャッチーなニオイが消えない

それを、「乾杯」という結局、祝福をする際に用いられるのだから、内在する意味は粗方同じであることを利用し、なおかつ、ポップにならない
そんな素晴らしいエッセンスがあって
メロディも何故だか耳に残る
「おめ〜〜で〜と〜〜〜」とかじゃないのに


44.『犬と猫』/ 中村一義

力強い問いかけ「どう?」
爽快感とキャッチーさを兼ね備えたメロディと、それを彩る歪みのリフ

ほとんどの楽器を一人でやってるんだっていうからズルい
嫉妬センサーが発動する

仕方ないな
負けを認めて
ぼ~く~は ゆ〜く〜



45.『Triangle』/ SMAP

サブスクにはないよ!!

形上、反戦曲とされているこの曲

ただSMAPという大アイドルに「銃を捨てろ」だの「どれだけの人が死んでると思っている」だの「パワートゥーザピーポー」だのと、歌わせても仕方があるまいと
アイドルというのはいかにファンに親近感を持たせるかの商売であって、その親近感にはポップな面が必要不可欠なのかもしれない

しかし、この曲はその極力、ポップス感(親近感)を残しつつも、メッセージを伝える役割を果たしている、二兎を追って二兎を得てしまった曲ではないか

純粋ないい曲。


46.『ハロー』/ SMAP

サブスクにはないよ!

SMAPからもう一曲

この曲は、なんかハローキティーが何周年でどうのこうのみたいな時に出た曲だった気がする(調べろや)

だからと言って「りんご3つ分♪」とか「出来立てのポップコーン♪」とかいう曲ではなくて

しっかりとしたラブソング
ただここに足されるのは、「ハロー=こんにちは」から始まるミニマルで生活感のあふれるようなラブソング
なんとなく暖かくて、優しくて
使われている言葉にもそれが表れている感じが愛おしい

そして、曲が割と短めなのが、意味をさらに付与している感じがしてならない
ミニマルラブソング


47.『人魚姫 mermaid』/ 中山美穂

なんでこれが話題に上がらないのかが不思議でならない!!

度重なるシティポップブームにも昭和平成歌謡ブームにも上げられない

この80年代をダイジェストにまとめて練り上げてこねてこねて伸ばして
丸めて発酵させてバターを塗って焼いたような曲

80年代のパン屋がな!(ヤケクソ彦摩呂)

デジタルがデジタルとして、ちゃんとデジタルという名前を纏って
自由に暴れ回っている感じがたまらない


48.『Sing Out!』/ 乃木坂46

近年のアイドルソングで珍しくサウンドがいいと思った。
抜きん出ている
このホール感というかね

そんで曲自体もさ
もっと国民的にしていこうよ
今ないんだよあんま、国民的な曲ってさ

もっと推していこうよ

みんなで歌おうや


49.『こっから』/ SixTONES

サブスクにはないよ!!

びっくりしたんだよ色々、初めて聴いた時さ

こんなさ、男ウケで言い訳?

こっちとしてはありがたいけどさ
ファンキーでさ、ブラックミュージック由来というかさ

詞の言葉選び、韻の踏み方とかも綺麗なんですよ


50.『ただのともだち』/ salyu × salyu

あぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これはもう、なんかさどうしようかな
なんて言えばいい?

俺難しいよ

頻繁に聴くわけではないんだけど
聴くたびに
音楽がわからなくなる

どうする?これ、みんな


続く

さて、51曲目から100曲目はまた来週!

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