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スピードと精密性、どちらを選ぶ?

業務を行う上で、自分自身が気にしている二つの大事な軸を選ぶとするとスピード感と精密性・正確性(丁寧さ)です。そのどちらを選ぶかによりパフォーマンスや成果の出し方が大きく異なってきます。

1.スピード感

自分自身で手足を動かし業務を行う場合、メールでのアウトプットを行う際、レポートをまとめあげる時は私の場合はスピード感に最も重きを置いています。業務をお願いしてそのアウトプットを待つときにも同じです。スピード感を追い求める際には完璧な回答はできないと割り切り、その中でより精度の高いアウトプットを心がけます。ただ、正直なところ時々どうしてもスピード感が発揮できない場面も出てきます。スピード感を発揮するためには、自分の知識や経験の延長線上で処理ができるか、判断ができるか、考案できるか、調査できるかどうかだと思いますので、日々の知識や経験の蓄積と、業務を離れた日常での学習を継続することでスピード感を発揮できる場面が増えてきます。

2.正確性

アプトプットを行う際に、早ければ良いというものではなく一定レベル以上の正確性も求められます。また、案件によって、例えば官公庁や客先に提出する間違えが基本的には許されない書類に対しては多少のスピード感を犠牲にしてでも精査して書類を作成したりする場面があります。ただ私の場合、正確性を追求すると時間が大幅にロスすることが多いので、上記のような特殊なケースを除き、普段はスピード感に軸足を置き案件を進めていきます。例えばレポート提出の締め切りがある中で、締め切り直前にレポートが完成させるのではなく、余裕を持って若干荒くても一度レポートを完成させ、レビューに移るのが私のやり方です。

スピード感と正確性は最初は性格によるところも大きいと思いますが、業務においては意図的にスピード感を重視して案件を進めています。また、作業効率を上げるこつとしてはパラレルに進めることです。一つ一つ片付けて次に移るのではなく、複数の案件を同時進行させるイメージです。

パレートの法則(80:20の法則)というものがありますが、これはここでも応用できると考えています。まずはスピード感に軸足を置き、2割の力で8割の成果を出すことを心がけ、そこから上の完成度は多くの時間を費やす必要がありますので、その時々の時間的な余裕を見ながら判断しています。

最後に、スピード感を出そうとする際に少し違うかなと思うことを挙げておきます。時々受信したメールに返信をしないと気が済まない人がいます。過去の私もそうでした。多分それは、相手に対して「やっています」という安心感を与えたい気持ちから来ているのでしょうが、全く進捗がない中で「承知しました」または「(然るべき相手に)展開しました」のみのメールは緊急での依頼を受けたとき以外は不要だと思います。私自身そのようなメールをCcで受信することも、一瞬でも注意がそちらへ向かうため、避けたいと考えています。この辺りは、客先と仕入先との信頼関係が構築されていれば、いちいち返信しなくてもこの人であればきっと作業を進めてくれているはずだと考えてくれると私は解釈しています。そうすれば自分の気持ちも少し楽になりますし、実はそれが相手に対する配慮にもつながっているという側面もあると思います。

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