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読書感想:子どもの「考える力を伸ばす」教科書

1.概要

1-1.本の情報

  • 題名:スタンフォード・オンラインハイスクール校長が教える子どもの「考える力を伸ばす」教科書

  • 著者:星 友啓

  • 発行:大和書房

1-2.内容

今の時代を生きる子どもたちは、これまでの常識やものの見方を改めて問い直し、そこから新しい思考や価値を生み出そうとする心の習慣を、身に付けなければいけません。(中略)
「考える力」は、さまざまな人間の能力や心の動きと連動しています。
最新の脳科学や心理学は、「考える力」の本質をひもといていく中で、「考える力の素」となる基本的要素が何なのかを明らかにしてきました。
子どもの持っている「考える力」のポテンシャルを最大限に発揮するため、そうした最先端科学の結果を基に、スタンフォード・オンラインハイスクールを含めた世界の教育のフロンティアで実践されている教育方法をご紹介していきます。(本書より)

目次
第1章 考える力の新レシピ
第2章 輝くやる気の科学メソッド
第3章 自律心をグイグイ引き出す子育て
第4章 極上の理解力トレーニング
第5章 安定したメンタルの育て方
第6章 クリエイティブな子になってもらうために
第7章 4才からの哲学思考のレッスン

1-3.著者について

星 友啓
スタンフォード・オンラインハイスクール校長、哲学博士、EdTechコンサルタント。
1977年東京生まれ。2001年東京大学文学部思想文化学科哲学専修課程修了。2008年、スタンフォード大学哲学博士終了後、同大学哲学部公使として倫理学で教鞭をとりながら、スタンフォード・オンラインハイスクールスタートアッププロジェクトに参加。2016年より校長に就任。現職の傍ら、哲学、論理学、リーダーシップの講義活動や、米国、アジアにむけて、教育及び教育関連テクノロジー(EdTech)のコンサルティングにも取り組む。
著書に『スタンフォード式 生き抜く力』(ダイヤモンド社)、『スタンフォードが中高生に教えていること』(SB新書)、『脳科学が明かした!結果が出る最強の勉強法』(光文社)、『全米トップ校が教える 自己肯定感の育て方』(朝日新書)がある。(表紙より)

2.感想 ※微ネタバレ注意

  • 私には、子供はいない。しかし、将来部下となって一緒に働く人や、技術を発明して応用した製品を作る人、未来の社会を支えていくのは、今の子供たちである(一概には言えないが)。未来を支える人材を、どの様に育てるのか、どういう教育論があるのか気になっていた。そのため、本書を購入した。

  • 内容は、子供の好奇心を引き出し、マインドフルネスを育て、クリエイティブな思考を作る為にはどうすれば良いか、というものだった。大人でも身についていな人は、私含め、大勢居ると思う。この本を読んで実践する親を持つ子供は、幸福度・満足度が高い人生を送るだろうなと思った。

  • 身につけることが難しい(と思っている。実際、私は良い効果があることを知ってから2年経つが、まだ、定着していない)、マインドフルネスを、子供と一緒に行う方法が書かれている。

  • 子供と一緒に思考トレーニングする方法が、沢山書かれている。思考力が身につくと共に、親子コミュニケーションの時間も増える。大人もトレーニング方法から思考の改善ができる。学んだことを実践すれば、一石二鳥〜三鳥の効果がありそうだ。一見、子持ちの方々に向けた本の様に見えるが、幅広い年代で活用だと思う。購入して良かった。私の未来の子供には、この本にあるトレーニングを行おう。

トップ画像:Children Studying Book Reading - Free photo on Pixabay

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